第7話 side リルル,リーン
「ラルフさん、落ちないですよね」
「こんだけアピールしているんだから意識していると思うけど」
「リル姉はどこが気に入ったんですか」
「うーん、一番辛い時に助けてくれたし、顔も好みで優しいからかな。リーンは?」
「紳士なところですね。あと、気配りができて、絶対に浮気しなそう」
「そうね。どっちが勝っても恨みっこ無しね」
「わかってますって、それよりも強力なライバルが……」
「そうね。目的地に着くまでに何とかしないと」
「焦ってます?」
「ううん、もっと大胆に色仕掛けするから」
「あーしもやる。もっとペタペタ触る」
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