第13話 魔神成学園(破)
ジョハリ達は、エレベーターで
外にあるエレベーターは、一階と屋上だけ行ける。
中のエレベーターは、一階ずつ移動するようだ。
「ううん? 」
ジョハリの耳に、ピアノ音が入る。
エレベーターを背にして、左にある教室からだ。
魔法少女市で
ジョハリには、そんな感じの曲に聞こえた。
「あの、教室へ行きましょう」
「ああ!! 」
「はい! 」
ジョハリ達は三輪ロボと一緒に、ピアノの音がする教室へ行った。
ジョハリ達が入った教室は、音楽室だった。
横に五列で並ぶ、木の椅子。
その向かいには、勝手に動くピアノと黒板と木のステージがある。
「ううん? 」
ジョハリは、ピアノの
その内容は、
第三関門のルール
赤→道
青→書
黒→道
白→尻
読み順は、赤→青→黒→白
木のステージにロボットを置いて
ヒントは、『音を消せ』
ジョハリは、黒板の下のステージを見た。
ジョハリから見て手前から、『りちかつょうぬに』と書かれている。
どうやら、ここに三輪ロボを置くようだ。
「うーん……」
ポォーラはピアノを確認した。
「スイッチも、コードもない……このピアノは、
「となると、ピアノの音を消すわけではないのね」
ジョハリは、もう一度パズルが書かれた紙を見た。
「お、おおお……」
ルミノルが、黒板の白い紙に気付く。
五本の横線に七個の四分音符が書かれた紙だ。
「懐かしい……」
「ルミノル様。音符は、読めるのですか? 」
「ああ、
「『ドレミファソラシ』? あ、!」
第三関門の、謎が解けた。
ジョハリは、色以外の漢字をひらがなに変換。
そして、ひらがなの一部を
「ルミノル。『ち』に三輪ロボを置いて」
「もう解けたのか」
「あなたの、おかげでね」
ルミノルは、『ち』に赤い三輪ロボを置いた。
「ポォーラは、『ょ』に三輪ロボを置いて」
ポォーラは、『ょ』に青い三輪ロボを置いた。
「デニッシュは、『り』」
デニッシュは、『り』に三輪ロボを置いた。
「で、あたしは、ここ」
ジョハリは、『う』に黒い三輪ロボを置いた。
すると、ロボットピアノが停止。
ジョハリ達は、第三関門をクリアした。
後は、第四関門の場所へ行くだけ。
すると、ジョハリが三輪ロボとパズルを見た。
「『ち』、『ょ』、『う』、『り』。次は、調理室ね」
「調理室か。行こう」
「ああ! 」
「うん! 」
ジョハリ達は、三輪ロボと一緒にエレベーターへ行った。
ジョハリ達は、調理室にやって来た。
コンロと水道が付いている銀のテーブルがコの字型に五台並んでいる。
テーブルには、数字が書かれた旗とカップに入った野菜スティックがある。
①が、大根。
②が、人参。
③が、胡瓜。
④が、セロリ。
⑤が、キャベツ。
その中で、人参が置かれたテーブルに白い紙があった。
ジョハリがその紙を取ると、後ろにある扉が勝手に閉まった。
「や……やばい! 」
ポォーラは、三輪ロボを確認。
三輪ロボは、
「どうやら、第四関門をクリアするまでの間。扉のロボットがあたし達を閉じ込めているようだね」
「第四関門の始まりね」
第四関門のルール
『ニュフノ』
縦棒を四本引いて、野菜を完成させろ。
そして、答えの野菜を完食せよ。
「……て、ロボット使わないじゃない。けれど、答えは、わかったわ」
ジョハリは、③の胡瓜を一本取った。
「あなた達も食べなさい」
「あ、ああ」
「うん」
「では、お言葉に甘えて……」
ジョハリ以外の三人も、胡瓜を一本ずつ取った。
カップの胡瓜は、空っぽ。
そして、ジョハリ達は胡瓜を食べる。
「いただきます!!!! 」
「ポリポリポリポリポリポリポリポリポリポリポリポリポリポリポリポリポリポリ……」
「ポリポリポリポリポリポリポリポリポリポリポリポリポリポリポリポリポリポリ……」
「ポリポリポリポリポリポリポリポリポリポリポリポリポリポリポリポリポリポリ……」
「ポリポリポリポリポリポリポリポリポリポリポリポリポリポリポリポリポリポリ……」
「ごちそうさま!!!! 」
ジョハリ達は、胡瓜を完食した。
すると、ジョハリ達にある後ろの扉が開いた。
「このダンジョンも、もう、
「ああ!! 」
「はい! 」
ジョハリ達は、三輪ロボと一緒にエレベーターに乗った。
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