第12話 魔神成学園(守)
朝食を終えて一時間後。
ジョハリ達は、バスで
白い長方形のダンジョンで、右には青い屋根の建物がある。
校庭のトラックの中には、一列に並んだ七個のマスがある。
これが、このダンジョンの
「あ、そうだ」
ジョハリは、第一関門に挑む前に仲間になった魔法少女を紹介する。
その魔法少女は、
「紹介するね。
「ポォーラ、デニッシュ、よろしく」
「ああ、よろしく」
「よろしくお願いします。ルミノル様」
デニッシュは、吸血鬼を討伐したことがある。
しかし、吸血鬼の魔法少女と会うのは、初めてだ。
討伐した
「そろそろね」
すると、朝礼台の上にあるスピーカーからアナウンスが流れた。
「我がダンジョン『
「お……お尻……」
デニッシュは、『お尻』と聞いて顔が赤くなった。
そのデニッシュの背中を、ポォーラが左手で押さえる。
「銭湯の件を、引きずっているようだね。ダンジョンを攻略するためだよ。我慢しないと」
「は、はい……」
ジョハリ達は、ロボットに電源を入れた後、グランドに置いた。
ポォーラは、青いロボット。
デニッシュは、白いロボット。
ルミノルは、赤いロボット。
ジョハリは、黒いロボットのカメラにお尻を見せた。
五秒後。
ジョハリ達は、後ろを見ながら前に歩いた。
すると、ロボットが一個の前輪を回して二個の後輪を転がす。
そして、ジョハリ達のお尻を追いかけながら走り出した。
「ロボットは、動かせたでしょうか? 」
「ああ!! 」
「はい!! 」
「では、ルールを説明します」
第一関門のルール
校庭に『白黒黒里赤黒青』と書かれている所がある。
小型ロボット用ライン引きを四回使って『黒』と言う字だけを残す。
ライン引きは、
「あったよ。魔法女王! 」
「では、取り付けましょう」
最初にライン引きを使うのは、ライン引きを取りに行ったポォーラ。
『青』と言う字の上を、おっぱいを揺らしながら青い三輪ロボと一緒に通った。
「次は、わたしです」
二番目は、デニッシュ。
『白』と言う字の上を、白い三輪ロボと一緒に通った。
「次は、オレだな」
三番目は、ルミノル。
『赤』と言う字の上を、赤い三輪ロボと一緒に通った。
「うーん……」
「どうした、魔法女王。これで、黒は全て残ったはずだ」
ジョハリは、ほっぺに親指を押しつけながら怪しい所を探した。
『黒』の字が三マス連続している所が怪しい。
「よし! 」
ジョハリが、決断した。
「ルミノル。ライン引き、
「あ、ああ」
ジョハリは、黒い三輪ロボの後ろにライン引きを取り付けた。
そして、『里』と言う字の上を、黒い三輪ロボと一緒に通った。
「よし、これで解けたはず……」
すると、一番右の玄関からピーピーピーピーと言う音が聞こえた。
玄関の左を見ると、ガラス張りのエレベーターがある。
「行きましょう」
「ああ!! 」
「はい! 」
ジョハリ達は三輪ロボと一緒に、ガラス張りのエレベーターへ行く。
そして、ジョハリ達はエレベーターをのぞいた。
「エレベーターが、開いているわね」
「魔法女王。入ろう」
「うん! 」
ジョハリ達は三輪ロボと一緒に、エレベーターに入った。
エレベーターは、屋上に着いた。
エレベーターを出て五メートル先に、茶色い扉がある。
ポォーラは、その扉を引いた。
「うーん……うーん……」
しかし、ポラリス
「ううん? 」
ポォーラは、足下を見た。
黄色い正方形の扉がある。
ポォーラは、その黄色い扉を引いた。
鍵を使うことなく簡単に開いた。
しかし、入り口が
これが、このダンジョンの
しかし、ポォーラは『ここは、簡単に攻略出来そう』と、思った。
「
ポォーラは、入り口の前で四つん這いになった。
その後、青い三輪ロボと一緒に入り口に入った。
そして、入り口からジョハリ達の顔を見る。
「四つん這いなら、攻略出来るよ」
「わたし、お尻を見られるの嫌です」
「仕方ないわね。デニッシュは最後に
ポォーラに続いて、ルミノルが赤い三輪ロボと一緒に入り口へ。
その次に、ジョハリが黒い三輪ロボと一緒に入り口へ。
最後に、デニッシュが白い三輪ロボと一緒に入り口に入った。
そして、四人は
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