第9話 連続殺人吸血鬼
その吸血鬼は、黒いショートヘアーと灰色の和服をしている。
「今日も、飯だなぁ……」
吸血鬼が待ち
「もう、狩りの時間だなぁ……」
吸血鬼は、振り向きながら左手で腰のさやから小太刀をから抜く。
そして、その小太刀をOLに向けた。
「
「ぐぎあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ……」
OLは吸血鬼の三倍ほどあるおっぱいから背中までを、
そして、OLは背中らぶっ倒れた。
「美味しそうな人間だ…」肉がいっぱい
吸血鬼は、OLの服を
そして、小太刀で肉を切り取って顔を血だらけにしながら食べた。
「う……うめぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ……♡この人間の肉は美味しいなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ……♡」
「いたぞぉ。
「うううん? 」
連続殺人吸血鬼は、振り向いた。
現れたのは、デニッシュとボサツ。
OLを食べる吸血鬼を、討伐しに来たらしい。
「この人間の肉、うめぇぞ♡一番美味しい女の肉をあんたにあげるよ♡」
吸血鬼は、小太刀切り取っておっぱいを右手でつかんだ。
「あんたが殺した、女の肉などいらん! 」
「くうぅっ……」
吸血鬼は、手に持ったOLの肉を道路に叩きつけた。
「見られたものは、仕方ない……帰る前に死んでもらおう……」
吸血鬼は、右手で腰のさやから小太刀を抜いた。
そして、二本の小太刀をボサツに向ける。
「女神継承『
「ぐわあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ……」
吸血鬼は、槍のような血飛沫を二つ発射。
その血飛沫は、ボサツの胸に全て命中。
背中から倒れた。
しかし、ボサツも吸血鬼。
胸に開いた傷口は、跡も無く消えた。
右足左足の順に、立ち上がった。
「あんたも、オレのオカンと戦ったんだな」
「あたしと戦った女神が、あんたの母親だとはな。まあ、殺せなかったけれど……」
「神だからだよ……じゃあ、次はこっちから行く」
ボサツは、両手で腰にある二本の刀を持った。
そして、一気に抜く。
「女神継承『
「う゛ぐわあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ……」
ボサツは、二本の刀から十字の血飛沫を飛ばした。
その血飛沫は、連続殺人吸血鬼に命中。
頭、右腕、左腕、胸から下の四つ切り離された。
「ふうん……」
連続殺人吸血鬼は、倒したかのように思えた。
しかし、ボサツには違和感があった。
ボサツがツァイガルと戦った時、『血流双』避けられた。
だが、連続殺人吸血鬼は、一歩も動かなかった。
「やっぱり、吸血鬼だからか! 」
「気づくのが遅いですよ、同族さーん! 」
「ううん? 」
デニッシュは、吸血鬼の頭を見た。
一瞬、しゃべったかのように思えたが口は動いていない。
「気のせいですよねー」
「気のせいじゃないよ。デニッシュの魔法少女さーん! 」
「ええっ? 」
今度は、口が動いた。
そして、首の断面からニョキッと体が生えた。
連続殺人吸血鬼は、布切れ一枚ない真っ裸の状態。
その状態で、二本の小太刀を拾い上げて立った。
「まずいなあぁ……相手が吸血鬼だと、
ボサツは、二本の刀を下ろして考えた。
そして、あることを思いつく。
「そうだ! 」
ボサツは、二本の刀をしまった。
そして、依頼書をデニッシュに渡す。
「すまん、デニッシュの魔法少女。このクエストは、任せた。あんたなら勝てるはずだ」
「え、ええ! 」
ボサツは、連続殺人吸血鬼に背を向けて逃げ出した。
デニッシュは、クエストの丸投げをどかと思った。
しかし、連続殺人吸血鬼の討伐は、元々自分がやりたかったこと。
「ほう、お仲間の吸血鬼が逃げましたかぁ……」
「仕方ないですね。次は、わたしが相手です」
デニッシュは、改めて討伐に挑んだ。
「女神継承『双血流突き』」
「ふうぅ、デニッシュ、パン! 」
デニッシュは、血飛沫を避けながら魔法を創る。
そして、連続殺人吸血鬼のフライングディスクを見せた。
「大魔法『
「あ、あいつ……そのために魔法少女をぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ……う……うあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ……」
連続殺人吸血鬼は、デニッシュロールに変えられた。
「ボサツと戦ってわかりました。無敵の吸血鬼には、大魔法です……はあぁ……」
デニッシュは、クエストをクリアした。
しかし、デニッシュロールが大きすぎる。
大体、大人一人分の大きさはあるだろう。
「困りましたねぇ……」
すると、一人の女性がデニッシュの肩を叩いた。
「ううん? 」
デニッシュは、後ろを向いた。
そこには、白い髪と肌とコートとワンピースしていて、右手が二つある女性だ。
「驚かして、すみません。わたしは、グールのハイエです。わたしと一緒に、そのデニッシュロールで夕食にしましょう」
「は、はい! 」
デニッシュとハイエは、
魔法結界は、デニッシュが魔法で
二人は、正方形の椅子に座っている。
目の前には、長方形のテーブルがある。
テーブルをのぞくと、暗闇に包まれたビルや車があった。
デニッシュとハイエは、その夜景を見ながらデニッシュロール食べる。
「血がついた所は、わたしがいただきます」
「ありがとうございます、ハイエさん」
デニッシュは、デニッシュロールの血がついた部分をハイエに渡した。
デニッシュが食べられるデニッシュロールは、全体の半分である。
「それにしても、なぜ、わたしがいたトンネルにやって来たのですか? 」
「先ほどあったトンネルから歩いて五分の所に、わたしが経営している、カレー屋さんがあるのです」
「なるほどぉ。トンネルの利用は、今日が初めてでしょうか? 」
「いいえ」
白いコートから白いバッグを出した。
そして、そのバッグから、銀の丸い弁当箱を二つ出した。
中身は、右から順に、きのこカレー、シーフードカレー、激辛カレーだ。
「わたしは、手作りのカレー弁当を食べるために、魔法少女駅前のトンネルを百回以上利用しているんです」
「夜景を見ながらですか? 」
「はい。わたしは、夜景も好きなんですよ」
「へぇー」
デニッシュは、ハイエの話しに納得した。
すると、血がついたデニッシュロールを食べ終えたハイエが、カレーを
「デニッシュさん。そのデニッシュロールにカレーをつけて見て下さい。パンが進みますよ」
「あ、ありがとうございます」
デニッシュは、カレーを自分お前に移動させた。
最初にデニッシュロールをつけたのは、きのこカレー。
「むぐむぐむぐむぐむぐむぐむぐむぐむぐむぐむぐむぐむぐむぐむぐむぐむぐむぐむぐ……ピリッとくる辛さと噛み応えのある食感……うーん……」
次は、シーフードカレー。
「むぐむぐむぐむぐむぐむぐむぐむぐむぐむぐむぐむぐむぐむぐむぐむぐむぐむぐむぐ……旨味が強い。けれど、パンより食感が固すぎる……」
最後につけたのは、激辛カレー。
「むぐむぐむぐむぐむぐむぐむぐむぐむぐむぐむぐむぐむぐむぐむぐむぐむぐむぐむぐ……刺激は、文句なし。しかし、食感が柔らかすぎる……」
「どうですか? デニッシュさん」
「はい」
デニッシュの一番好きなカレーが決まった。
「わたしは、きのこカレーがこのです。デニッシュロールの味を壊さない、ちょうど良い味でした」
「あなたあったカレーが決まって嬉しいです」
その後、デニッシュはデニッシュロールときのこカレーを完食。
ハイエは、シーフードカレーと激辛カレーを完食した。
夕食後。
デニッシュは、地下ギルドにやって来た。
そして、ギルマスから
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