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 本当に女性が助けを求めているなら、騎士として助けないわけにはいかない。君は北の廊下を小走りで急ぐ。

 一~二回、角を曲がると、扉の無い部屋に出た。


 部屋の中には若い女性がいた。身分の高い方なのか、薄手ではあるが上等な薄紫のドレスを着た、長い髪を後ろで束ねた美女だ。

 そんな場違いな女性だが、部屋の隅で網を被せられて、囚われの身となっているのだ。


 彼女は君を見て、涙を浮かべて訴える。

「ああ、助けてくださいまし、凛々しい騎士様! 牢獄からなんとか逃げ出せたと思ったのに、こんな所で卑劣な罠にかかってしまいました。このままでは、私は死より辛い目に遭わされて、二度と親元に帰る事ができないでしょう‥‥」


・網を切って彼女を助けてあげる。

https://kakuyomu.jp/works/16817330663030599833/episodes/16817330663448863929


・殺されはしないようなので放っておき、君は先へ進む。

https://kakuyomu.jp/works/16817330663030599833/episodes/16817330663462812688

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