TOEICとは?
そもそもTOEICとはどのような試験か?
TOEICは主にビジネスにおける会話や文章を中心に出題される英語の試験のことで、大きく以下の二つに分けられます。
・聞く力と読む力を試すTOEIC L&R
・書く力と話す力を試すTOEIC S&W
他にも色々ありますが、だいたいこの二つです。
『え、二つもあったの?』と感じた方もいると思いますが、世間一般に言われるTOEICというものは前者に述べた聞く力と読む力(所謂リスニングとリーディングですね)を試す『TOEIC L&R』のことを指します。
CMとかでもよく聞くTOEICや、皆が口にするTOEICという単語の殆どは『TOEIC L&R』を言っているんですね。豆にならない知識を披露してしまいました。
『どうしてそうなったの?』と言われても困りますが、圧倒的にL&Rの方が受験者の数が多いからです。勿論、話す力も書く力も大事ですが、就職とかにおいてはどうやら英語を読める力と聞く力の方が重視されるようです。(個人的には『話す書く』は負担が高く、英語が話せない日本人にとって受け難く、それもあると考えています)
その為、ここで使う『TOEIC』もそれに従って『TOEIC L&R』の事を示しておりますので、ご了承下さい。
では実際どんな試験なのかをざっくり簡単に説明しますと、リスニングパートとリーディングパート合わせて200問を2時間ぶっ続けで解いていく超ハードな試験になります。試験は所謂マークシート方式ですね。
もうちょっとだけ詳しく。
・点数は各パート495点、合計990点満点(5点刻み)
・リスニングパート(100問)を45分
・リーディングパート(100問)を75分
合計120分という感じですね
2時間ですよ2時間。ぶっ続けで2時間も英語を読んだり聞いたりするんですよ。日本語使いの私にとってはなかなか苦しい時間でございます。
人間の集中力の限界が50分程度という事を考えると、どうやらTOEICは英語力だけでなく人間としての限界力も試す試験のようです。
それに加えて200問という問題数も本当に多いです。試験中に余裕をこいてコーヒーを飲んでいる時間なんてありません。試験中に飲み物を飲んで良いことになってるのに、全く意味を成さないルールではないかと思います。
……とまぁ、試験の概要はこんな感じになります。たくさんの問題を2時間以内で解く。抑えて欲しいのはこれだけで十分です。2時間以内の間にマークシートをいかに上手に塗れるかを試す、塗り絵の試験なのです。
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Q1:TOEIC L&Rとは何をはかる試験であるか?
A:英語を聞く力とマークシートを塗る力
B:人間の限界力とマークシートを塗る力
C:コーヒーを飲む力と英語を話す力
D:英語を聞く力と英語を読む力
Q2:筆者はTOEICについてどのようなことをきついと感じているか?
A:試験中2時間の間、トイレに行けないこと
B:試験中でコーヒーを飲むことが禁止されていること
C:せっかく飲み物を持ち込んでも、問題数が多いため何もできないこと
D:日本語が全く出てこないこと
Q1解説:答えはD。本文前半に『聞く力と読む力を試すTOEIC L&R』とまんま書かれている。こんな馬鹿みたいな問題でも英語で出題されると間違える。
Q2解説:答えはC。本文に『試験中に余裕をこいてコーヒーを飲んでいる時間なんてありません』と書かれているため、これを言い換えたCが正解。Aについては述べられていない。Bの選択肢で間違った人もいるかもしれないが、『試験中に飲み物を飲んで良いことになってるのに、全く意味を成さないルールではないかと思います』と書かれており、試験中飲料水を飲むことについて禁止されてはいない。Dについてもこれは言い過ぎ。『日本語使いの私にとってはなかなか苦しい時間でございます』とあるが、それでDまで持ち込むには無理がある。消去できなくても明らかにCが正しく、手早く選択、消去する力が求められる。
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