第6.5話 記録番号006 第一回内閣会議
ロシア・ウクライナ・アメリカ・ベラルーシの四国にて奇怪現象が発生している中、日本…改めて大日本征覇神皇帝国の現大統領官邸にて、内閣会議を行なっていた。大統領であるKS田を中心に国務大臣、そして各地に異変を起こした『帝国神命十三天将』がいた。
「えーそれでは、大日本征覇神皇帝国建国から初めての内閣会議を、行います。」
各国の動揺した様子とは真逆で、特に焦りもなく安保会議を行なっていた。ただし、日本が存在する島国ではなく……。
「えー『創世天将』のぉ、クリアディスク君が創造した、えー新大陸に移住し、新たな気持ちでぇ、やって、行きましょう。」
十三天将の一人によって創造されたユーラシア大陸と同じくらいの巨大な浮遊大陸に日本は移住していた。しかし第三者から見ると巨大すぎて少々不恰好なので、地球の体積と宇宙の体積をいくらか上げさせた。
「えーまず、今後の国防基本方針についてはぁ、日本国民超越権能付与機構により超強化された、自衛隊と兵器、そして十三天将を主としていきたいとぉ、思います。詳しい説明を、桜木防衛大臣、お願いします。」
「はい、まず自衛隊は総理が起動した日本国民超越権能付与機構、省略させて日超機構により異能権能を獲得した隊員に、異能力戦闘訓練を行わせて、以前とは比べ物にならない程基礎戦闘能力が上がり、兵器に関しては攻撃型の異能力が付与させた新武装『形を持った権威』で隊員の能力が更なる向上を確認いたしました。そして元々開発されてた戦車、装甲車、火砲、ヘリ、誘導弾、銃火器、そして電磁レールガンに異能力を搭載し、陸海空の戦力を底上げしました。そして、大陸を囲う様に『防衛天将』ガーデン将軍によって次元隔離結界を七十高層ではり、自国防衛も万全です。もはや軍事や防衛関連については会議は不要でしょう。」
異能力によって軍備も防衛もおそらくアメリカやロシアなどを軽く超えて、世界一と言っても過言じゃない現状に、国務大臣達は感心の声が止まらなかった。
「ありがとうございます。えー次は、今後の労働や金融について、鴨居厚生労働大臣、鈴鹿財務・金融担当大臣。」
「はい、今後の労働に関してまずは国民生活の保障と向上について話させていただきます。まず我が国が異能力によって光熱費や水道代、食費など生活費の出費が大いに減少し、『必要最低限で文化的な生活』の平均レベルが底上げされて、社会福祉・社会保障・公衆衛生についても同様です。労働条件・労働環境の整備なども問題視されていた過度な労働時間、上役のマネジメント能力と仕事に関する考え方、人手不足なども改善されました。私からは以上です。」
鴨居厚生労働大臣の説明が終わると、次は鈴鹿財務・金融担当大臣からの説明が始まった。
「では続いて説明させていただきます。まず国家予算ですが新大陸移動前と比べて異能力によって文教科学や防衛費、公共事業などといった歳入総額が約1000倍も上がり、我が国の借金1200兆円も完済しました。その他の問題も改善傾向です。」
「お二方ありがとうございます。では次に今後の外交について、小林外務大臣」
「はい、我が国の経済や財政がアメリカを超えた事と非軍事的侵攻によってビルマ、大韓民国、フィリピン、ラオス、タイ、ベラルーシ、アイルランド、ウクライナ、イタリア、イギリス、フランス計11カ国が属国となり、約束通り巨万の富を与えました。逆に常任理事国の座を降りる様要請した中露は未だに行動を起こしていません。故に総理、そして各大臣方、十三天将の『預言天将』『殲滅天将』『無双天将』『召喚天将』そして『大将軍』の出動をお願いしたいのですが…。」
「…そうですね、私達はちゃんと逃げ道を与えたにも関わらず、中露はその提案を無視したということは、侵略されても文句は言えませんねぇ…私は許可します。」
その他の大臣も五人の天将の出動を許可して、中国とロシアの悲劇が確定された。
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