第5話 え? プロット書けよって?
……まぁ、一応大枠は書いてたんですよ。
小説の書き方みたいな本にそう書いてあったので。
でも書いた後、こんぐらいの内容、頭に入るのに何でわざわざプロット書くんだろう。意味分からんと思ってました。
キャラとか、年齢とかはね、忘れちゃうからあれなんですけど(そのキャラ設定すらいきなり変更したの、お前じゃん。というツッコミはさておき)考えてみたらファンタジーとか書いてる人って何から何まで書いとかないと大変ですよね。そりゃ、綿密にプロット練るわ。小説自体も長いし、そこに色々設定を入れてくわけですから。
とは言うものの、畔戸が書いているのは10万字行くか行かないかぐらいのBLですから、プロット自体の必要性が分からず、下限ライン割らないように長いの書かなきゃならないなぁ。書けるかなぁ……。ぐらいの感覚で、その場その場でピョコっと出てくるものに対し、適当に名前つけたり、こんな話でいっか。って感じで肉付けしていました。
中盤、陽夏たちがドラマの話をしていますが、これも、もともとはタイトルがなく、ただ音楽家から見たヘンテコドラマの話をしているだけのシーンでした。
陽夏が音楽しか取り柄のない特殊な人間なので、うわー、こいつプロやん。って感じの雰囲気出したかったんです。
今、振り返って改めて思うのですが、どんだけ行き当たりばったりで、偶然の産物に助けられたことか。
構成褒められるぐらいだから、めちゃくちゃ計算したんだろう。とか期待して下さった方もいたかと思いますが、重ね重ねすみません。ええ。勢いだけで書いてみて、あれ? 何か違う。じゃ変えよう。の繰り返しです。
こんな益体もない話をみなさんにしたって、全く、これぽっちも、一ミリすらも創作の参考にならないですよね。
でも、何か参考になること言わないと……
えーっと、そうそう。
ドラマの話が出てきたのは、日常のよくある場面でだらだら二人が喋ってるだけなのですが、もともとはあるピアニストの方の本にそんな感じのエピソードがあって、へーピアニストってそんな風に見てるんだ、面白いと思ったことがきっかけでした。
そういうちょこっとした積み重ねは本当に大事だなって思います。
日々の生活の中にもヒントは沢山あるので、見落とさないようにこまめに拾って行くといつかどこかで役にたつと思います。
気になったことはとりあえずメモしといてください。
もしくは、何かに使えるかな? って一度は考えてみてください。100個ぐらいそんなのを集めたら、何個かは小説の中で役立つかもしれません。
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