第20話

「んで?もう話終わりか?」


「え」


「お父さん、せかさないでよ」


「こ、こんばんは」


いつの間にか、知らないおじさんが。お父さん…?


「おっちゃんが送ってやるよ?」


「バイクだけど、乗って帰る?」


「つーか乗りな?」


急いで準備して、バイクに乗せられた…。お父さんワイルドすぎじゃないか?道行ったらすぐわかってくれた。タクシーか?


「お前真矢の友達だろ?なにメソメソしてんだ?」


「すみません、俺こんな普通にしてもらえるとは思ってなくて」


「なんじゃそれ?」


「あ、俺はただの友達で」


「わかってる。お前彼女いるっしょ?どんな子?」


「え、どんなって…」


「バイトとかしてんの?」


「あ、ハンバーガーの…空港近くで」


「まじ!?最近入った子?」


「え、はい」


「なるほどなー、みなみちゃんだろ?」


「え、みなみ?なんで?」


「ハンバーガー大好きなのさ!じゃねー」


家の前でおろしてもらったけど、なんで知ってる!?怖いんだけど…

だから翌日聞くことにした。


「花田さん…あの」


「ん?」


「おはよう真矢ちゃん」


「明美ちゃんおっはよー」


「や、いいよ」


聞けない。

もんもんとしたので、メールした。


花田さんっていう三つ編みのおじさん、知ってる?


これなんか怪しいメールじゃないか?返事は、帰るまでには来ていた。


名前わからないけど、三つ編みをしたおじさんなら店に来るけど。どうかした?


ストーカー?なのか?


その人が、みなみの知り合いって言ってて


文章が難しい。今日は塾来ないし…返事待とう。

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