第13話

場所は…ファミレス。制服でいいのか?


「さー白状しろ?まずは飲み物だ!」


「学校帰りに来ていいのかよ」


「いいよ。他の学校も来てるじゃーん」


辰巳ってヤンキーだなぁとよく思う。


「なんか食う?おごるよ」


「金持ちって、それいつも言うけど、大丈夫なのか?」


「俺の母はすごい売れっ子女優なんだよ。小遣いめちゃくれるから」


「ほんとかよ…」


わからない。辰巳はドリンクバーを勝手に頼み、飲み物を俺の分まで取ってきた。そして、パフェなど食べている。


「でー彼女!どんな子?同い年の子?」


ったく。辰巳はそんなに知りたがりなのかよ!


「違う。2個上で…」


「ふーん、本当にいるのか」


「…なんだよ、嘘かと思ったのかよ」


「だって春、おれの話嘘だと思ったっしよ?」


「それは…」


「ほんとだよ?俺はいつもほんとのこと言うから。だから春、無理するなよ」


「無理なんかしてない」


「なんでも言ってよ。辛かったら言え」


「…なんの話?」


「足、悪いんだろ?」


なんで、ばれた?

俺がおかしい動きだったか?

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