像
@Rinnne-rinnne-rinnne
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夢を誰かに否定されることの辛さを伝えたい。
誰かが自分の中で大切な人であるほどその人の言うことを聞いたほうがいいのかと思ってしまう。
でも結局おとなになったときにいるのは自分だけでしかなくて誰かの言う事を聞いてきたことに後悔する日が来る。
それでもそれを認めたくないからこれで良かったのって自分で最初は自分に聞いてみるんだけど、最初はわからないって答える。でも時間がたつとその子はきっとその選択が間違ってなかったと言う日が来る。
それは一種の自己防衛なのかもしれないし、パラレルワールド的なのが現実には想像の中でしかないからなのかもしれない。それは本人でもわからないけど。
そういえば時間が解決してくれるという言葉もあるが、これは私には人間の脳の働きによるもので時間が解決しているわけではない。まあ、人間なんてそんなものだしと諦めてしまうのは、これもまた時間のおかげなのだろうか。
きっとそういうときその子はこう言う。「たしかに現実にはできなかった。でもこの経験を活かして今は…」
うるさい。できなかったお前が何を言っても負け惜しみでしかない。それならできなかったことを一生悔やめ。そして次に二度と同じことをしないようにしろ。と言いたくもなる。
でも、そう言われたあの子はああ、それならと
「周りの人がこうした方がいいって言ってきた。私はそのアドバイスに従って…」
なんてことをほざく。お前に意志はなかったのか?最終的に決定したのはお前だろう。しかも人のせいにするな。周りの人が悪者みたいに言うな。全部悪いのはお前だ。意志が弱すぎるお前のせいだ。他人の意見に惑わされるお前が全部悪い。そんなので諦める夢は本当に夢か?夢を見て夢に酔いたいだけじゃないのか?
そう言われた眼の前の小さな子は泣き出してしまう。ほら、そういうところだよ。だからお前は成長できない。泣き止んで感情の整理ができたというが、それは勘定の整理ではなく忘却だ。傷ついた心を慰めて殴ってきた言葉を躱してるだけだ。
夢なんてものは単純だ。ただただ想えばいい。自分が心酔している恋人が近くにいたら迷わず手を引くように。遠くにいても飛んでいくように。夢は鏡写しの恋人のようなものだ。
人間は一生のうちに恋人を何人も作る。期間や気持ちは様々であろうと、別れるときの理由は、他の人を好きになったとか、あなたは私がいくら尽くしても尽くし返してくれないだとか。
でも、本当に好きならば、周りの人に
「あなたの恋人、本当はこんなに悪い人なの、やめた方がいい」
そんなことを言われようと別れない。いや別れられない。だが、別れる大概の人間たちは、それなら相手の様子を見てみようかと警戒しだして、ついにその本性を見てしまったとき恋愛ソングを聞いて胸が痛み始める。
誰かに否定されたり、悪いところを知ってても、その夢を持てたことに誇りを持って、誰になんと言われても頑張って欲しい。
像 @Rinnne-rinnne-rinnne
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