第5話
特定洞窟管理責任者は、
土地神様はその土地に古くから住んでる誰か。
氏神様は祀っている血族の誰か。
がなる。
熊山は氏神と土地神のハイブリッドだ。
地元の古い神社の関係者だ。
だからあちこちのダンジョンを押し付けられる。
一か所当たり年5万円の委託費がもらえるそうだ。
県職員待遇の福利厚生、保険、年金が出る。
4WDの軽トラが支給され、ガソリン代も出る、県内限定だが高速、有料道路も使い放題だ。
県の半分、百ちょいのダンジョンに設置された祠を月を空けずにお祀りするだけだ。
専業でやってるのは日本でも熊山だけだ。
気のいいグズである。
中学の時から何も変わっていない。
中二の春、たかのぶから、たかよしに変わっていた。
神職の叔母が名前で運気が変わるとさわいだらしい。
ワイが名前変えるだけで済むならそれでいいと云う熊山にタカヤンはタカヤンやろと言ったら半笑いになってた。
3学期にたかの字が無くなった。
じゃあ、これからヤンやな、と言ったら半泣きになって笑ってた。
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