第3話 所感

いまから綴ることは感覚の話なので、根拠は一切ありませんん。

此目になってから約20日。多分、治る、回復することはないだろうと感覚的におもう。


例えば明くる朝、突然全盲になるようなことがあったとしたら。それは急激な「現状の悪化」なのでとかく対症療法を医師の先生方も取るだろう。


現状そうではない。


緩急問わず「悪化」はしていない。変化がないってことはつまり、良い方にも動くことがいきているうちにはない、ってことだと思う。


電池の切れた目覚まし時計の針が前にも後ろにも動かないような感じ。

現実には見えない弊害で掃除機かけても部屋は綺麗になりきらないし、料理しようにも溢したり落としたりが増えてげんなりすることばかり増えてはいるのだけれども。

「症状」だけに絞ると、次にお医者様にかかる時に果たして針は動くのだろうか。動いた時にせめて絶望しませんように。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る