簡単にラクにしてやるものか、しっかり苦しんでから死ね、
……これね、悲しいことだけど、私、凄くわかるんです。
それくらい憎いんだ、それくらい苦しんだんだ。
気持ちがとても伝わってきました。
でも、これから彼はどうなるのでしょう……?
作者からの返信
緋雪さん、コメントありがとうございます。
佑の怒りはリーパーになることで薄らぎはしましたが、それでも彼の中には許せないという感情が頑なにこびりついているのだと思います。
忘れてしまった方が楽なのにそうなることが許せない自分もいる。
きっと彼はその葛藤の最中にいるのだと思います。
もう少しでラストにたどり着く予定ですのでよろしければこの後もお付き合いくださいませ。
ついに復讐を果たした佑さん。
僕の妻はどこにいるんだろう?
どこにもいない、もしかしたらもう佑さんの心の中にもいないのかも…
そう思うと、復讐を果たしたのに悲しい気持ちになります。
そして志摩さんも気になります。
リーパーを続けて人間でなくなることに虚しさや不安を感じたから、少しでも人間性を保っていられるコンサル部門にいったのでしょうか。
佑さんへの距離がやたら近くなったのも、佑個人というよりは人間そのものへ執着しているのかな?
いろいろ考えてしまいます。(毎度のことですが見当違いだったらすみません💦)
作者からの返信
松本さん、コメントありがとうございます。
リーパーになるということはすなわち人間性を失うということ。
怒りが薄らぐ代わりに佑の中の妻の存在も希薄になってしまっているのだと思います。
同時に志摩伊月はもしかすると死神になってしまったことを後悔しているのかもしれません。ですが後悔という感情さえも乏しく、松本さんのご推察の通り、人間味そのものへの執着に心の拠り所を求めている、そんな気がします。
いつも深く読み込んでいただいて作者としてとても嬉しいです。
よろしければあと少し、お付き合いいただければ幸いです。
butterfryの綴りの件、失礼いたしました。
知っていたのに修正するのを忘れてました。
申し訳ありません。
でも、続き楽しみにしております。
後戻りできないところまで来てしまいましたね。
志摩さんの誘いに乗るかどうかが、彼が人間性を手放すことを選ぶのか、そうではないのか……の分かれ目になるような気がしています。
いっそ人間性なんてない方がいい、と考えるのも、絶望を知った人間としては自然な考えかもしれません。
「筒がない」は「恙ない」の変換ミスかなと思いました。
ツツガムシというダニの一種のことだそうです。へえ×5(古い)
作者からの返信
鐘古さん、コメントありがとうございます。
まずは『恙ない』の変換ミスのご指摘ありがとうございます。
早速、訂正いたしました。
読みにくいのでひらがなにしようと思ってたらいつのまにか筒になってました。
ツツガムシ知っています。
ツツガムシ病というリケッチア属の感染症もありますね。
刺されると死に至ることもあるようです。
……って、そこまで知っていてなぜ間違えた!
とりあえず反省と感謝です。
そしておっしゃるように佑はもう後戻りできないところまで来てしまっています。そして亡き妻のために復讐を誓いながらも感情が希釈になったことで色々な禁忌に対するハードルが下がってしまっているのかもしれません。
彼が人間性を捨て去るのか、それとも志摩の提案通り取り戻そうとするのか。
それがこの物語の根底にある問い掛けだと思います。
読んでいただきありがとうございました。
もう少しでフィナーレとなりますので最後までお付き合いいただければ嬉しいです。
あ、レビュー評価ありがとうございます!
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