二◯二三年 十月
団栗や泥団子のケーキに添え
落葉やインフルエンザ手招きす
秋宵のトンネル抜けて最寄り駅
金木犀うしなわれてこそ香り
干し葡萄摘んで黒目と
祖母の紫煙の残り香かな銀木犀
肩車されて数えし青蜜柑
稲の波銀輪漕ぎいでし友よ
木犀の花しおり絵本に挟み
病室の祖母の白髪や糸芒
ポリエステルの紅葉
星の君待ちわびたりし秋薔薇
ハロウィンにおばけないない児は念ず
白昼堂々南瓜の百鬼行
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