二○二三年 二月
年経て似たり母の指のあかがり
テレビ通話に慣れにし疫禍の冬
清風が磨いた如月の空よ
一針が至難の業ぞ花粉症
鬱金香も縮こまる早春賦
真珠色の乳歯喰めり春苺
髪留めにはにかむ
靴下の厚さで測る余寒かな
薄目にてリモート会議春日向
春蜜柑絵本なぞりて摘み食い
彼女の指先で
春泥を蹴って伸びたり吾子の足
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます