第193話 二人の王女

 ヤノー国の実質トップである姉さん――――矢野春香の帰りを俺たちは待っていた。なんでも姉さんは街の視察中で不在らしい。


 既に俺たちの来訪を告げる為の先ぶれを出してくれたようなので、戻るまでは王宮(仮)の一階部分にある来賓室で待つことになった。


 共に訪れたフローリア王女殿下と彼女の叔父ハリー・オーリーン王宮魔導士、従者の方々にもここで待ってもらっていた。



 ――――ブルルッ!



「お?」


 メッセージが着信したのか、俺のスマホが軽く振動したのを感じた。


 すぐにポケットからスマホを取り出してメッセージの内容を確認する。


「姉さん、もう戻ったらしいけれど……服を着替えたいから、もう少しだけ時間が欲しいそうです」

「勿論ですよ」


 待たされているフローリア王女は嫌な顔一つせずに頷いた。姉さんとしても一国の王女と対面するのに汗だくな格好が嫌だったのだろう。


(…………んん?)


 あれ? なんか…………おかしくね?


「…………なんで、メッセージが使えるんだ?」


 俺のスマホは新しくなっているが番号は以前と変わっていない。姉さんが俺の番号を知っている事自体は別に不思議ではないのだが…………そもそも、ここって圏内なのか!?


「あ! ホントだ」

「電波が通ってる……!」

「…………私のスマホも通話可能なようです。あら? でも新日本国の動画サイトにはアクセスできませんね」


 佐瀬にシグネ、フローリア王女までスマホを取り出して、各々電波状況を確認していた。


 どうやら新日本国から直接電波が飛んで来ている訳では無いらしい。



「うーむ、一体どうなってんだ?」

「それは我が国も魔導電波を飛ばし始めたからよ」


 俺の疑問に答えたのは、何時の間にか姿を現していた姉さんであった。


「魔導電波!?」

「まぁ! ヤノー国でも魔導電波を導入しておりますの!?」


 これには元地球人である俺たちだけでなく、フローリア王女も興味津々であった。


「はじめまして、フローリア王女様。私はヤノー国国王補佐官の矢野春香と申します」

「これはご丁寧に。私はエイルーン王国第三王女、フローリア・ロイ・エイルーンです」


 両国の王女同士が挨拶を交わした。


 今の姉さんはこの世界にもマッチする大人びたドレスを見事に着こなしていた。一体何時、何処であんな物を用意したのか…………ガワだけなら王女様と呼ばれても納得の美貌だ。見た目だけなら…………


 ただし、弟の俺としてはとても複雑な心境だ。


(30過ぎて姫様ロープレかよ!?)


 いや、実際に王女では……あるんだけどさぁ……



「ハルカ王女様。この度は貴国と我が国に設置致しました転移陣について話し合う為、私たちは訪れたのですが……そのぉ…………」

「……?」


 言葉を選ぶフローリア王女に姉さんは首を傾げていた。


「恥ずかしながら、先ほどの魔導電波の件がどうしても気になってしまい……詳しく教えて頂けませんか!」


 フローリア王女は少し興奮した様子で姉さんに問い詰めた。王女のすぐ後ろに控えているハリーも凄い勢いで首を何度も縦に振っている。二人とも未知の技術に対する好奇心を抑えきれない様子だ。


「新日本が魔導電波なる技術を開発した事は、そこに居る弟から聞いておりました。その技術に新魔法【マナウェーブ】が利用されているだろう事も……それを利用したまでです」

「【マナウェーブ】ですか!?」

「おお! 確か【リザーブヒール】より前に誕生した新たな魔法でしたな!」


 エイルーン王国にはケイヤたちが献上した【魔法書】がある。王族であるフローリア王女も王宮魔導士であるハリーもそれを閲覧出来る機会に恵まれたのだろう。


「ええ、そうです。電波の仕組みさえ理解していれば、習得もそこまで難しくはありませんわ」


 それは……どうだろう?


 あの新魔法、未だに習得人数が三桁にも届いていないのだ。全世界で二桁しか習得していないのである。


 消費魔力量から察するに下級魔法レベルなのだろうが……使い手の希少性は他の上級魔法と遜色がなかった。


 元地球人の雷魔法スキル持ちでも無条件に習得できるような魔法ではないのだ。


「では、“電波”とやらを学び【マナウェーブ】さえ学習できれば、我が国にも魔導電波を扱えると?」

「うーん……それはどうでしょう。私は魔法の方で制作に協力しましたが、あとはこの街の技術者たちにお任せしましたので……。技術者たちは『魔導電波は通常電波と異なる性質がある』と言っておりました」

「そ、そうですか……」


 あまり詳細な内容を聞けず、フローリア王女は見るからに気落ちしていた。


 その様子を見かねて姉さんが尋ねた。


「新日本国からは教えてもらえないのですか?」

「……はい。新日本からの技術提供は段階を追って教えて頂けるそうですが、魔導電波の技術はまだですね。代わりに、こちらも魔法やスキル、魔物の生態について情報交換を行っておりますが……」


 二国間で情報交換をしているそうだが、やはり段階を踏まえ、徐々に手札を切っている状況なのだろう。


 フローリア王女の言葉に、姉さんの目が鋭く光ったように錯覚した。


「宜しければ、うちの技術者を通してお教えしますよ? その代わり、魔法やスキルについて、我が国とも情報交換をして頂けると……」

「――――っ! 本当ですか!? はい! 是非!!」

「ありがとうございます」


 ニヤリと頭を下げた姉さんが笑っていたのを俺は見逃さなかった。


(あーあー……新日本国も情報を出し惜しみするから……姉さんに美味しいところ、全部持ってかれちゃうぞ?)


 他国へ迂闊に技術提供をするのは良くない事なのだろうが、彼らが日本語を学習すれば近い将来ネットなどを媒介にして、ある程度の科学技術は全て知られてしまうだろう。


 新日本政府は情報提供を小出しにした結果、第三国であるヤノー国に先を越され、エイルーン王国との友誼に使えるカードを幾つも無駄にしていく事だろう。


(俺、しーらね!)



 魔導電波の話はそこで一旦終わり、いよいよ転移陣についての話し合いが進められた。


 フローリア王女と俺の口から転移陣が設置された場所やその経緯について説明をしていく。



「…………成程。我が国としましては、いずれは国民全員が気軽に通れるようにと考えておりましたが……」


 え? 本当かよぉ? だったら、なんであんな場所に設置したし……


 胡散臭い姉さんの言葉をフローリア王女は鵜呑みにしていた。


「それは素晴らしいですわ! ですが……それは段階を踏まえた上で、まずは少数での試験的運用をしてみては?」

「ええ。勿論です。フローリア王女様」



 話し合いの結果、当面の転移陣の運用に関しては、両国のごく一部の人間のみで移動する事が決まった。また、今後利用する際は互いの見張り――――両国の憲兵が立ち会い、名前や所属を記帳する事が義務付けられた。転移陣の悪用を防ぐのが目的である。


 ゆくゆくは誰もが通行できる関所に昇華させ、商人たちからはしっかり税を取る算段だ。大陸間を移動できる関所など前代未聞の事だろう。どれだけ通行料が高くとも、利用者は後を絶たなそうだ。


(こいつは……実現すればヤノー国だけでなく、鹿江の町も更に発展するかもな)



 ざっくりとした話し合いは終わり、今後は転移陣を通してエイルーン王国とヤノー国も交流を深めていく事で概ね合意した。






 王女二人による話し合いの後、俺は姉さんに呼び止められた。


「一心。お願いがあるんだけど……」

「…………なに?」


 姉さんのお願いって面倒事が多いんだよなぁ……


「魔導電波塔をあの山まで設置してきて欲しいの」


 姉さんは「ちょっとコンビニまでデザート買ってきて」みたいなノリで、街の外に建てられている巨大な塔と、遥か南方にそびえ立つ大きな山脈を順に指差した。


「おい! 無茶言うなよ!?」


 この姉、とんでもねえな!?


「でも、不可能じゃあないでしょう?」

「まぁ、そう…………かな?」


 冷静に考えてみると、実現は可能かもしれない。


(マジックバッグで鉄塔を収納して、エアロカーで飛んで設置すればいいだけ……余裕か?)


 鉄塔が倒れないように地面を掘るのが少し面倒だが、そこは土魔法の力で対処可能だろう。


(これだからファンタジーってやつは……!)


 俺たちレベルになると労働力としても異次元な存在になるようだ。


「対価は?」

「ええ!? 家族のお願いに対価を要求する気?」

「…………前に弟からダンジョン探索で徴税した件について」

「仕方ないわね……魔導電波の技術をアンタにも教えてあげる」

「…………OK」


 別にそこまで知りたくはない情報だが、この先何かの交渉で役立つかもしれない。



 フローリア王女たちは本日中に帰らなければならない為、俺たちも一度、王都ハイペリオンへと戻った。






 翌日、俺たちは再びエアロカーで鹿江モーターズ跡地に向かった。


「そういえば、ここに居た人たちはどうしたの?」

「社長の三船銀治や事件に関わった者たちはエイルーン王国の法で裁かれるらしい。それ以外の従業員や関係者たちは新日本に渡航したか鹿江エリアで生活しているそうだ」


 銃撃事件や銃の製造は、あくまでエイルーン王国内で起こった事件なので、新日本国には逮捕権が無い。無理矢理連行して収監するわけにはいかなかったのだ。


 そこら辺は花木代表の采配で公正に執り行われているらしい。


(一部の不穏分子については例の名簿が役立つだろうからな)


 事件の主犯である三船銀治は自分に都合の良い人間、悪い人間を独自の採点方式で評価していた。それをまとめた名簿を俺がこっそり入手し、それを花木に情報提供したのだ。


 名簿に付けられている評価が高い者ほど三船シンパであり、要注意人物というわけだ。そのほとんどの者は鹿江エリアに居辛くなり、新日本国に逃げ去ってしまったようだが、一部残っている者たちは乃木たちが中心となって目を光らせている状況らしい。


 そこで更生するなら良し、そうでなければ…………




 鹿江モーターズ跡地に設けられた転移陣を使って、再びヤノー国へと赴いた。姉さんの“お願い”を実行する為だ。


 今日は姉さんも矢野家の居住区に居た。姉さんは母さんと一緒にペットのキンカチョウであるピー子に餌を上げている最中であった。


「来たわね。さっそくお願いね!」

「あの鉄塔を南の山脈地帯に建てればいいんだな? あんな遠くに設置して、ここまで電波は届くのか?」


 窓から見た限り、あの山脈は相当遠くにありそうだが……


「問題ないそうよ。普通の電波塔じゃあ無理みたいだけど、魔導電波って不思議な性質をしているんですって。届く範囲も広いし、地下や屋内にも強いらしいのよ」

「あー、そういえばダンジョンの奥にも電波が届いたっけか」


(これ……出力さえ上げて世界の各地に設置すれば、あらゆる場所にも電波が届くんじゃない?)


 膨大な魔力量を必要とする俺のリザーブ系魔法より【マナウェーブ】の方がよほど世間に役立つ新魔法であった。


 佐瀬も【ヒール】を習得しているので【リザーブヒール】は習得できるかと思ったのだが未だに覚えていない。あれは魔法を維持するだけでも常に魔力を消費し続けている為、普通の者には扱えないのだ。


 俺の膨大な魔力量と魔力回復速度がなければ成立しない魔法であった。



「そういえば、新日本の魔導電波って魔物を誘引して大変だったって聞きましたけど、大丈夫ですか?」


 佐瀬の質問に姉さんが答えた。


「その点も問題無いわ! 一心からその話を聞いていたからね。捕まえた魔物や矢野家のペットたちの反応を見て研究した結果、一定範囲の周波数にだけ魔物は過敏に反応するそうよ。感覚の鋭い野生動物も同じみたい」

「成程……周波数を変えれば問題ない訳ですね」

「技術者たちはそう言っていたわ」


 流石は姉さん。全く抜かりが無いな。


「あー、でも設置する際に二つだけ条件があったわ。設置場所はなるべく高い場所で、できるだけ水平に建ててね!」

「水平に高くね……了解」


 俺は魔導電波を垂れ流している鉄塔を握って……持ち上げた。


「ふん!」

「「「おお……!」」」


 見学していた周りの人からどよめきが起こった。


「アンタ……半分人間辞めてるわね……」


 あの姉さんにドン引きされて、何気にショック!?



 鉄塔を少しだけ浮かせると、即座にマジックバッグに収納した。


「これ、収納するのに持ち上げる必要あるの?」

「いや、無いな。ただ持ち上げられるか試してみただけ」

「ええ…………」


 姉さんの困惑顔というレアなモノまで見られた。


「設置する際に場所の微調整が必要だしね。先にどれだけ重いか試したかっただけだよ」

「う~ん、持ち上げる必要がないとなると…………これはマジックバッグ所持者には注意が必要ね」


 確かに……良い着眼点だ。悪用すれば留守の家を丸ごと収納できちゃうからな。


 まぁ、そもそも、そんな膨大な容量を収納できるマジックバッグがあるのなら、それを売ってしまえば豪邸の三つや四つくらい、軽く建てられるだろう。わざわざ盗賊に落ちぶれる必要はない。



 鉄塔を回収した俺たち“白鹿の旅人”の四人はエアロカーに乗り、南方にうっすらと見える山脈を目指した。








「結構時間が掛かったわね……」

「ああ、想像以上に遠かった……」


 エアロカーで飛ばして二時間くらい掛かった。バーニメル山脈に負けず劣らずの巨大な山々だったようだ。


 ここに来るまでの道中、何度か飛行タイプの魔物に絡まれたが、佐瀬とケイヤ、シグネの魔法で瞬殺した。


「この辺りは東の森以上に多くの魔物が棲息しているようだな」


 ケイヤが呆れながら呟いた。


 幸いにも今のところ凶悪な魔物とは遭遇していないが、この数を見る限り、とても人が住んでいるとは思えない秘境の地であった。


「時間に余裕があれば詳しく探索して回りたいが……」


 今はエイルーン王国内、或いはその付近に留まってくれと王様に言われた以上、いくら転移出来るからと言っても長時間こちら側の大陸にいるのもどうかと躊躇われた。


 それに、そろそろシグネも新東京へ送らねばならなかった。間もなく新東京探索者専門学校の入学試験が実施されるからだ。


 入学試験は筆記試験と面接があるらしいが、実技は無い。実技は学校でこれから学べばいいし、筆記や面接も簡単なレベルだそうだ。


 元々、ヤンチャな子供たちのガス抜きもかねて、力の使い方を正しく教える為の教育機関設立である。国も受験生をそこまで落とす気はないようだが、あまりにも成績や態度が酷い場合はその限りではないのだろう。


 もう最初の教育は試験時から始まっているのだ。そこで落ちるようなら国もその子供を更生の余地なしと判断して扱うのかもしれないな。


(ま、全部俺の想像だけどね)


 試験という形を取っているので、あながち間違ってはいないだろう。



「あ! あそこが良いんじゃないかな?」


 シグネが山の山頂付近に良さそうな設置ポイントを見つけてくれた。


 その場所は森が途切れており、平らで開けた空き地だ。魔物の姿も見られない。


(…………ん?)


 いや、微かな魔物の反応を俺は感じ取った。


「あそこの森が途切れた境界辺り……林の中に複数の魔物の気配を感じるな」

「え? どこ?」

「どこにも姿が見えないが……」


 ふむ、おかしいな? 俺は名波ほどの索敵能力は無いからなぁ……


 俺は目を凝らして空き地近くの森をジッと観察し続けた。


「…………あ! 分かった! あの木だ! あいつら、エント種だ!」

「ホントだ! エルダーエントやキラーエントって表示されるよ!」


 シグネも鑑定能力で敵の正体を見抜いた。


(エント種か!? 素材に使えそうだ!)


 植物系モンスターであるエント種の枝や幹は軽くて丈夫で何かと使い勝手が良いのだ。何より魔力による加工がとてもしやすい。回復魔法を扱う要領で魔力を込めれば俺でも楽々に加工できる素晴らしい素材なのだ。


「あ! あのおっきな木、エンペラーエントだって! 結構闘力あるよ!」

「よっしゃあ! あいつを狩るぞ! 素材を確保だ!」


 エンペラーエントはこのエアロカーのボディにも使われている優秀な素材だ。これを逃す手はない。



 かつては自爆まがいの攻撃でギリギリ勝てた難敵だが、俺たち四人であっという間に狩りつくしてしまった。








 姉さんに言われた通りの条件で鉄塔を設置し、俺たちはヤノー国の街へと帰還した。


「随分と遅かったわね」

「あの山、想像以上に遠すぎるぞ!? 空飛んで二時間掛かったぞ!」

「あら? そうだったの? でも、電波はキチンと届いているみたいよ?」


 それなら俺たちの苦労も無駄にはならなかったという事か。


「もう遅い時間だから、そろそろ向こうに戻るよ」

「あ、ちょっと待って。私も一緒に行くわよ!」

「え“?」


 姉さん、こっち来るの?


「半日使って早急に仕事を片付けたから、一週間くらいなら街を離れていても平気よ」

「うーん……まぁ、いいけど……」


 なんだか落ち着かないなぁ……


 俺は父さんと母さんに軽く挨拶を済ませてから、姉さんたちと転移陣を使って鹿江モーターズ跡地に転移した。


「ここはもうメルキア大陸なわけ? 実感無いわね……」

「ほぼ同じ経度だろうからね。時差は殆ど無いんだよ」


 その点は助かる。奇跡的に良い転移地点となっていた訳だ。



 まだこちら側の転移陣には見張りが立っていないようだ。昨日の今日なので無理はない。


 ヤノー国側の転移陣には一部の兵にも事情を伝え、既に門番を置いていた。流石に王族の居住区に見知らぬ者を転移させる訳にはいかないからな。


 近々、矢野家の居住区や王宮も別の場所に移設する予定らしい。今後、あそこの建物は転移専用の入管施設へと生まれ変わるそうだ。


 街の人たちを差し置いて、矢野家だけ豪華な家に住んでいた事に対して、小心者の父は相当気を揉んでいた。居住を移転すると聞いた父さんは小躍りして喜んでいたが、その裏で姉さんが更に豪華絢爛なお屋敷を建築中なのは……父さんには黙っておいた。


(父さん、頑張れ……俺は逃げる)


 冒険者は自由なのだ!

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