第144話 スニークミッション
久しぶりに来た鹿江モーターズの敷地面積は増えていたが、相変わらず外から中の様子は分かりづらい構造となっていた。
もうすっかり夜なのだが、工場からは機械による作業音が鳴り響いていた。近くに住んでいる人がいたらいい迷惑である。
「よーし! スニークミッションだね!」
「シグネ、元気だなぁ」
てっきり深夜に弱いシグネは眠そうにしてるかと思いきや、今回は妙に張り切っていた。既に口元を布で隠し、忍者のように両手で印を結んでいた。
「シグネ! あんたこの前のように無茶は止めてよね!」
「そうだよ。いくら闘力が高くても、銃弾を無防備に受けないように!」
「ご、ごめんなさーい……」
佐瀬と名波から先日の件について再度お説教されていた。
本人曰く「銃弾を生身で受けるとどうなるか試してみたかった」そうだ。
だが、それに関して俺は何も言えなかった。
(実は俺も試そうとしてたんだ! とは……言えねえなぁ)
現代兵器が俺たちにどれくらい有効なのか調べる良い機会だったのだ。
だからと言ってシグネには無茶な真似をして欲しくはないので、佐瀬たちがお説教している背後で俺もうんうんと頷いていた。
(これが汚い大人の処世術というものだよ、シグネ君)
シグネへの小言を終えて、俺たちは中へ潜入する前に作戦を立てた。
と、言っても基本的には行き当たりばったりの流れに身を委ねる形だが、一つだけルールと、ある程度の明確な目標を定めた。
まずルールの方だが、殺しは無しの方向だ。
自分たちの身の安全が最優先だが、俺たちなら相手を殺さずに無力化するのは容易だろう。今回は俺たちの襲撃を花木や宇野に仄めかしているので、なるべく穏便に済ませようと思っている。
主犯だと疑わしい者は、きちんと鹿江町の法で裁かれるべきなのだ。
そして目標だが、全部で3つ立てた。
「一次目的は囚われている山下さんの救出だ。これはこっそりと行う」
大槻さんの側近の名は、山下さんという40代のおっさんらしい。
(どうせ助けるなら、女の子とかお姫様が良かったな……)
簡単なミッションではないが、似たような修羅場は何度も経験しているので、呑気な事を考えるだけの余裕くらいはある。
「二次目的は一連の事件の証拠を入手すること。拳銃だとか重要人物のスマホだとか、物証があると嬉しい」
「スマホに証拠とか残すかな?」
「例えば実行犯の伊藤と連絡を取り合っている証拠があれば望ましいが……難しいかもしれないな」
だが、これにはちょっと考えがある。スマホさえ手に入れば、しばらく使っていなかったあのマジックアイテムの出番となる。
「最後の目標は拳銃を製造していると思われる工場の破壊だ。これはちゃんと確認した上で行うから、絶対に先走らない様に!」
「ちょっと! なんで私の方を見てそんなこと言うの!」
シグネはプンプン怒っていた。ちょっときつくし過ぎたかな?
「でも、拳銃を製造しているかどうかなんて、素人が見て判別できるの?」
「そこはそれ。知っている人に聞けばいいじゃない」
「「ああ……」」
佐瀬と名波は察してくれた。騒ぎに乗じて適当に誰かを捕まえて、⦅審議の指輪⦆で尋問すれば良いのだ。
「それと最後に一つだけ! 今後の事も考えて、素顔は一切晒さない。ステータスも全て偽装しておくように!」
「え? 私もシグネのような恰好するの? 嫌なんだけど……」
「ニンニン!」
不審者の格好をしていたシグネを見て、佐瀬が心底嫌そうな表情をしていた。
「いや、シグネにも透明になってもらうぞ? というか、作戦中は全員⦅隠れ身の外套⦆を使うからな?」
「あ、それもそうよね」
ここで使わず何時使うの……今でしょう!
「でも、全員消えちゃったら、山下さんを救出するのも大変じゃない?」
名波の意見も尤もだ。だから考えた策は……
「……救出時は女装して出る」
「「「聖女ノーヤ様!?」」」
女性陣には既に、俺が連合国で大暴れして聖女扱いされていた件を知られてしまっている。それに関してシグネからは散々羨ましがられてしまっていた。
だが、三人は何か勘違いをしている。
「別にノーヤの姿になる必要はないだろう。このマフラーは体格に合った異性なら何でも変装できるんだから……」
「あ、そうだったわね」
「それじゃあ、私がやるよ!」
なんと、名波が名乗り出てきた。
「別にいいけど、男装する羽目になるぞ?」
「問題無いよ。山下さんも女の子に助けてもらうより、そっちの方がいいんじゃないかな?」
確かに、救出に来たのが女の子では彼も不安に思うかもしれない。
そこで急遽、名波に⦅変身マフラー⦆を貸して、彼女が救出を担当することにした。そのサポートにはシグネについてもらう。
俺は証拠探しで佐瀬は攪乱役となった。
「うん、変装完了!」
「久しぶりに見たけど、留美の男装姿は庇護欲をそそられるのよね」
そこには可愛らしい好青年の姿があった。実在していたら、さぞかし年上の女性にモテることだろう。
準備を終えた俺たちは、透明状態のまま壁を飛び越え、工場施設内に潜入した。
『じゃ、私たちはあっちの方から見てくるね』
『ニンニン!』
中に入ったら念話のみでのやり取りとなる。名波はシグネと一緒に簡易拘留部屋とやらを探しに向かった。
『私はどのタイミングで仕掛けようかしら?』
『佐瀬は俺や名波たちの仕事を終えた辺りから行動開始かな? 場合によっては早めるから、準備だけはしておいてくれ』
『了解よ!』
『ニンニン!』
シグネは似非忍者BOTと化してしまった。
(さて、俺は……あのいけ好かない社長の部屋でも探すかな?)
やはり定番な探し場所は金庫とかだろうか? 金品を盗む気は無いが、犯罪の証拠は入手したい。
居住区らしき建物に侵入し、内部を探索する。
ここに居る者の殆どは寝静まっているようだが、建物の外や門の辺りには見張りらしき者たちが歩き回っていた。
(お! 無駄に豪華そうな扉を発見! これが三船社長の部屋か?)
中に人の気配がするが、反応から察するに恐らく眠っている。
扉は鍵が掛かっていたが、剣でぶっ刺して壊した。そこまで音が出なかった為、三船はぐっすり夢の中だ。
俺は彼を起こさないように部屋の周囲を見渡した。
(ふむ、意外に整理整頓されているな……。む、あそこが怪しい!)
金庫のようなものは見つからなかったが、机の引き出しの中を隈なく調べ回った。
(……何だ、これ? 報告書に……ここの住人の名簿か?)
工場や農園などの進捗具合を纏められた報告書や、人の名前が載っているリストが入っていた。その人名リストには名前や性別、年齢の他に、AだのCだのランクのような評価が記載されていた。
これは一体何を意味するのだろうか……?
(……一応、コピペしておくか)
俺はマジックバッグから⦅模写の巻物⦆を取り出した。
ケイヤから借り受けた⦅魔力隠しの指輪⦆を抜きにすると、俺が初めて入手したマジックアイテムである。マジックバッグより付き合いの長いアイテムだが、スマホでネットも自由に使える今となっては、しばらくお役御免となっていた。
だが、こいつには素晴らしい機能があるのだ。
巻物の芯の先を書類に当てると、一瞬でその内容が巻物へと書き写された。
(うし! お次は……)
気になる書類はまだまだ多いが、一番本命である彼のスマホを探した。
鹿江モーターズは、さすが自動車を作ろうと考えていたメーカーだけあって、独自の自家発電を行っているようだ。建物内も普通に照明が備わっているし、スマホの充電も問題なく行えているみたいだ。
三船のスマホは彼の枕元にあった。アラームにでも利用しているのだろうか?
それをこっそり拝借し、中を見ようとするも、起動時のロック画面で弾かれてしまった。
(ふふん、そんな時にはこれ、再び⦅模写の巻物⦆だ!)
コイツの凄いところは書物だけでなく、文字媒体のものならスマホでも模写してしまう点だ。しかもロック状態やスリープ中でもお構いなく、内部に保存されている文字や画像まで全てコピーしてしまう。
現代社会に置いては、なんと恐ろしいアイテムだろうか……
(よし、これで通話記録もバッチリだ!)
念の為、他の書類関連も洩れなく模写しておいた。
こいつの許容量も魔力量に比例するらしく、俺の膨大な魔力量でチート級な性能になってしまった。このままあらゆる情報を吸い続けたら、何時かこの世全ての知識が収まった神秘の巻物へと成り上がるかもしれない……なーんてね。
『矢野君! 彩花! こっちは山下さんを見つけたよ! 少し衰弱しているけど、まだ無事だよ!』
『ニンニン!』
『お? 丁度こっちも仕事を終えたばかりだ』
『じゃあ後は拳銃の製造ラインを破壊するだけね』
まだ拳銃がここから製造されたとは断定されてはいないが、やることはそれだけだろう。
しかし、思ったより警備がザルだった。これなら佐瀬の攪乱も要らなそうだな。
(エットレー収容所レベルで考えていたのが間違いだったか……)
あそこは軍事施設で、ここは所詮民間の施設に過ぎない。拍子抜けな結果だが、穏便に済むのであれば越したことはない。
名波たちには、そのまま山下さんを北枝川町まで送り届けてもらう事にした。俺と佐瀬は再び合流し、コミュニティ施設内を調査する。驚いた事に、未だ潜入されている事すら気が付かれていないみたいだ。
『あそこの工場はまだ明かりが点いてるわね』
『ああ、見てみるか』
中を覗くと、男性数人がこんな遅くまで働いていた。
(夜勤の人か? まさか、こんな時間まで残業じゃあないよな?)
この世界にまでブラック労働を持ち込まないで貰いたい。王国では、奴隷だってもう少しマシな待遇だというのに……
『あれは……もしかして掃除機?』
『ああ、ここでは家電を作っているみたいだな……』
そういえば、掃除機にもモーターが使われているか。
何も鹿江モーターズは自動車部品だけを作っていた訳ではないようだ。というか、そもそも異世界に車はまだ早い気がするしね。だが、あんな大量に掃除機作って……王国や新日本にでも販売するつもりか?
しかし、分かってはいたが、そう分かり易い場所では拳銃は作られていなさそうだ。
『ねえ、イッシン! あそこ……』
佐瀬が呼び止めて何かを指差した。その彼女の指先へと目を向けると、そこには小さい小屋があり、その扉の前には深夜にも関わらず、二人の男が立哨していた。
(前言撤回、超分かり易かった……)
拘留部屋にも社長の寝室前にも見張りがいなかったのに……間違いなくあそこが問題の場所だろう。
『佐瀬、あの二人を気絶させられるか?』
『楽勝ね』
そう告げると佐瀬はあっという間に【ライトニング】で気絶させた。相手を殺さず無力化する絶妙な魔法のコントロールだ。
さす佐瀬。人に雷を撃ち込む事に関して、彼女の右に出る者はいない。しょっちゅう電撃をもらう俺が言うのだから間違いない。
……雷を受け過ぎて俺はおかしくなったのだろうか?
冗談は置いて、地面に倒れ伸びている門番を尻目に、俺たちは小屋の中へと入った。門番がいるからと思って油断していたのか、扉は無施錠なようだ。
屋内は狭く、一目で室内の様子は見て取れたが、見た目はごく平凡な部屋だ。だが入り口に見張りがいた事で、却ってこの部屋に違和感を覚えた。
「ねえ、あれじゃない? 床にマットが敷いてあるわ」
「それくらいしか隠し場所はないだろうしな」
そのマットを引っぺがすと案の定、地下へと通じる扉が現れた。
俺はその扉を闘力2万パワーで強引にこじ開けた。
え? 施錠してたかって? ちょっと立て付けが悪かったようだけど、力んで引いたら開いたんだ。だからきっと通っても問題ない。
地下室には照明が点いておらず、薄暗かったので【ライト】で照らす。
すると……屋内の様子がハッキリよく見えた。
「…………やっぱり」
「銃の出処はここで確定ね」
部屋には製造途中の銃や部品、それに火薬類などが保管されていた。これでは最早言い逃れはできまい。
「でも、こっからどうする気? 私たちがこれを物証として持ち帰っても、逆に銃撃犯に仕立て上げられるんじゃ?」
今回、俺たちは素性を隠して襲撃した。
こんな状況下で、銃やここの写真を証拠として持ち帰って見せても、逆に批難の対象とされてしまうだろう。
だから、一番望ましいのは誰か第三者にここへ踏み入らせ、決定的な証拠として突きつけることである。
その為には…………
「ここの出入り口を潰す! 幸いにもここは地下室だし、ちょっとやそっとじゃ開けられない状態にして、誰かに見せるまでここを封印してしまおう」
「OK! 【サイレント】をしておくわ!」
「頼む」
音漏れを防ぐ風魔法の【サイレント】は佐瀬も習得していた。これでド派手な破壊音を立てても外に響く事はない。
俺たちは地下室の唯一である出入り口を徹底的に破壊して地下室を封印した。後は匿名で鹿江モーターズの悪事の証拠をばらまき、第三者に銃製造の証拠を発見させるだけでいい。ここは日本ではないので銃刀法云々は抜きにしてもこれで大槻さんや山下さんの無実は白日の下に晒されるだろう。
俺たちは鹿江地域にある各コミュニティにそれらの情報や証拠を流布し、それが元で後日、鹿江モーターズの幹部と社長である三船銀治は糾弾されるのであった。
「矢野さん。今回は本当にお世話になりました」
「え? 何の事だ? 俺は何にも知らないぞ?」
とぼける俺に花木は苦笑いを浮かべた。
「……では、そういうことにしておきます。本来なら俺たちの手で、ルールや法に則って、キチンと対応しなければならなかった問題ですが……」
別に彼は俺を責めている訳ではない。ただ、悪事に対して無力であった自分の不甲斐なさを嘆いているのだろう。
悔しそうにしていた花木に、年長者である宇野が声を掛けた。
「これは政府公人としての意見ではなく、おじさんの独り言として聞いてくれ。確かにこの地域には法整備も、ましてやそれを取り締まる行政さえも備わっていない。それはこれから君たちが作り上げて行けばいいのだから、今回の一件は反省材料として糧にすれば良い」
「それは、そうなのですが……」
「それでも、だ。どんな法を立てても、それらを掻い潜ってくる輩、無法者は存在し続ける。そんな奴らにこちらが常識で挑んでも、常に後手に回る羽目となるだろう」
「…………」
花木は宇野の言葉を無言で聞いていた。
「勿論、法の番人である統治者側には、法を遵守する責任はある。だが法律なんてものは所詮、人の社会をより良くする為の装置でしかない。法に縛られ続けて誰かが不幸な目に遭う。これ程愚かしい事はないな」
「ええ……それを貴方が言っていいんですか?」
法案を増やしていく政治家が言っていい台詞ではないな。
「だから、ただのおじさんの狂言だと言った」
俺の問いに宇野は悪びれもせず答えた。
「聖人にでも独裁権を与え、一切合切を任せれば一番良いのだろうが、全ての者にとっての善人などは絶対に存在しないし、次世代の独裁者が善人とも限らない。だから、なるべく公平な法を制定して、誰が上に立っても良いように、それを上から下まで守らせる」
「……今回の三船氏のような小賢しい者が現れたら、宇野さんは……いえ、そのおじさんは、どう対処されるので?」
言葉を選んで花木が尋ねると宇野は笑みを浮かべた。
「こっちも小賢しい真似をするのはどうかな? 勝手に土俵を降りた者に、ルール通りに相撲を取り続けるのは滑稽だろう? そんな輩には上から塩でも撒いてやるか、観客にでも座布団を投げさせればいい」
つまり、今回は俺たち⦅白鹿の旅人⦆が、その観客の立場ということだろうか?
それに対して、今回の取組相手でもあり、行司役でもある花木はもっと強気に出て良いとは思う。何せ、撃たれたのは彼本人なのだから……
「……ふぅ。俺は自分を聖人とも思っていませんし、殺されかけた件についても、そのまま水に流すほどお人好しでもないですよ。今回は有難く、矢野さんから頂いた証拠を活用させて貰うつもりです」
「だから、俺は知らないって」
匿名で花木の元に送った証拠の中には、鹿江モーターズ内の不正に関する書類も見つかったが、何より収穫だったのがコミュニティ内の名簿である。
あの名簿に載っていたランクは、どうやら三船社長や幹部たちによって独断と偏見で付けられたコミュニティ内の評価だったようだ。
つまり、あのランクが高いほど、三船シンパと言えた。
これは後日、あそこのコミュニティを解体した後、そこに所属していた人たちの監視にも役立つ代物だ。あの名簿で評価が高い者ほど不穏分子となり得る。そんな危険人物たちを事前に目星を付けられるのは僥倖だろう。
しかも、どうやら銃撃事件の実行犯である伊藤友樹の父親が、あそこのコミュニティに参加していたみたいだ。彼の親は元々鹿江モーターズの社員であったことが、学生たちの証言で判明したのだ。
名簿を見ると伊藤親子の評価はどちらも高く、それだけズブズブな関係であったと伺える。
しかも例の不良学生たちも、悪い意味で鹿江モーターズに馴染んでしまったらしく、初期メンバーを除くと割と評価が高めだった。彼らは三船などの手先となって、色々と後ろ暗い事に加担していたようだ。
俺たち⦅白鹿の旅人⦆と新日本政府は本日ここを発つ予定だ。
俺たちはこの結末を見届けることはできないが、この機会に鹿江エリアに溜まった膿を取り出せることを祈るとしよう。
色々騒がしい視察になったが、一通りの仕事を終えた俺たちと政府の役人は、輸送船で新東京へと戻るのであった。
復路は新東京に即席で設けられた灯台の試験も兼ねているので、夜間での到着を予定していた。その為、輸送船も午後に出航したのである。
護衛を任された俺たちはというと……
「……眠い」
「昨日は……ほとんど眠れてない」
夜の潜入ミッションに拘留していた人の救出、更には証拠の流布と、やることが多すぎて碌に睡眠時間を取れなかったのだ。
「あ、そうだ! 佐瀬、帰りは魔力を抑えてくれよ」
「んー……もう、やってるぅ……」
器用な奴だ。寝ながら魔力を抑えていやがる。
しかし、魔力を抑えた以上、行きの航行よりも魔物がこちらに向かってくる恐れもある。全員眠る訳にはいかなかった。
と、いうことで……
「ゴーレム君。あとは任せた。手に負えない奴が出たら遠慮なく叩き起こしてくれ……」
「――――!」
サムズアップで返事しているので問題無いだろう。
これが知能の低いゴーレムなら、文字通り甲板にめり込むくらいに叩き起こされそうだ。
俺たちは護衛の仕事をゴーレム君一人に押し付け、波に揺られながら夢の中へと旅立つのであった。
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