第128話 トレード

 メッセン古城ダンジョンから出ようと逆戻りしていた道中、遠くから人の悲鳴が聞こえた。


 多少は怖いものに耐性がついたと思ったが、雰囲気のある墓地エリア内での不意打ちに、俺は身体をびくつかせた。


「な、何だ!?」


「今のは……人の悲鳴、よね?」


 気になった俺たちは声のした方へ急行すると、冒険者たちがグールの集団に襲われている光景を目にした。


「おいおい、凄い数だな……」


 ざっと見渡しただけで十体以上のグールがいた。ランクCの魔物がこれだけいれば、普通の冒険者パーティであれば為す術もなく全滅するだろう。


 だが襲われていた冒険者たちはそこそこの実力があるらしく、後退しながらも何とか応戦していた。特に殿を務めている大剣使いの男は抜きんでており、闘力もかなりありそうだ。


 しかし、グール側の数が多く、大剣使いの男だけでは押さえられそうにない。しかもグール集団の奥には一風変わったアンデッドの姿が見えた。そのアンデッドはボロの外套を身に纏い、腐った右手にはランタンを持っていた。それが怪しい光を発すると、グールが一匹、また一匹と墓地から湧いて出てきたのだ。


(うわっ、えげつない……っ!)


 どうやら、あのランタンがグールの群れを発生させている原因のようだ。


『鑑定できたよ! あのアンデッド、グレイブキーパーだって! ゾンビタイプだよ!』


 グレイブ? お墓…………墓守ってことか?


 この墓地エリアはレベル3なのでCランクの魔物が主流だが、稀にBランク相当のアンデッドが出没する事もあると、ルード少年から事前に忠告を受けていた。恐らく奴がそのBランクアンデッドだろう。



「くそ! 埒が明かねえ! 奥のアイツを狙え!」


 冒険者たちもこのグールの群れの原因がグレイブキーパーである事に気が付いたようだ。


「――【ファイアーピラー】!」


 魔導士らしき冒険者が呪文を唱えると、一番奥にいるグレイブキーパーの足下から火柱が発生した。火属性は苦手なのか、墓守は慌てて後退する。


 その隙を大剣男は見逃さなかった。


「コイツをくらえ!」


 男は己の武器である大剣を地面に突き刺して手放すと、腰にある荷袋から黒い球のような物を取り出した。


(ん? なんか見覚えある球だな……)


 男はその黒球を握り締めると、火柱の出現で態勢を崩していたグレイブキーパー目掛けてそれを投げつけた。


 飛来してきた黒球に気付き、回避しようとするグレイブキーパーだが、突如その球は軌道を変え、見事ランタンへと命中した。素晴らしいコントロールだ。


 ランタンは粉々になり、これでグールは増えない筈だ。


「よっしゃあ!」


 声を上げた大剣使いは再び自分の得物を握り締めると、残りのグールを掃討しにかかった。



 その様子を遠巻きに見ていた俺は感心した。


(撤退しながらもランタンの秘密に気付いていた訳だ。良い観察眼をしているな。それに、あの黒球…………)


 あれは恐らく俺たちが入手した≪魔法の黒球≫と同型のマジックアイテムだ。多分あれに魔力を籠めて、相手が回避する直前に遠隔操作で僅かに軌道を変えたのだろう。


 あれを操縦するには佐瀬でも相当苦労するほどの魔力を要するが、あのように投擲して僅かに軌道を変えるくらいなら、そこまでの魔力量も必要ないのだろう。本来あの黒球はこのように使う代物なのかもしれない。


 もっともエアロカーの動力として使われている黒球の方はボーリングサイズもあるので、当時の俺たちの腕力では投擲するのにも一苦労だ。


 どちらにせよ、あの時では考えもしなかった利用方法だ。



 相手の切り札を破壊し、これで冒険者たちが優勢かと思いきや、どうも墓守の様子がおかしい。ランタンを壊され激怒したのか怨嗟の声を上げると、今度はつるはしを出現させて近接戦闘を仕掛けてきたのだ。


 どうやらここからが本番なようだ。


「うおっ!? こいつ……強い!」


 大剣男は怒り狂うグレイブキーパーの相手ですっかり手が塞がり、残りのグールたちが他の冒険者たちへと一斉に襲い掛かる。どうもあのパーティは大剣男と魔導士以外は数段腕が落ちるのか、単体のグール相手でも苦戦を強いられている連中がいた。


 このままだと不味そうなので、俺たちも手を貸す事にした。



「B級冒険者だ。手を貸そうか?」


「――っ!? 頼む!」


 即座に大剣男が返答する。状況判断も早い。彼も上級冒険者だろうか?


「よし! まずはグールを間引くぞ!」


「おっけ~!」


 あくまで俺たちは助力する側だ。あまり出しゃばり過ぎず、手の余りそうな相手だけを確実に屠っていく。


「す、すげぇ……」


「私たちより幼いのに……」


 自分たちが苦戦していたグールをいとも容易く倒して行く俺たちの姿に、彼らは呆気に取られていた。特に幼いシグネの活躍に冒険者たちは目を見開いて驚いていた。



 グールをある程度間引いたところで、大剣男もグレイブキーパーを打ち倒したのか、こちらへ応援に駆け付けた。あの墓守は会敵したら早めに倒さなければ、B級冒険者パーティでも厳しい難敵だろう。恐らく討伐難易度はBランクの中でも最上位になるとみた。


 もう大丈夫そうなので、後始末は彼らに任せた。


 大剣男が加わった時点でパーティも本来の動きが取れるようになり、残りのグールたちはすぐに一掃された。




「ふぅ、助かったぜ。まさか連戦な上に、あの悪名高い墓守とエンカウントするとはなぁ……」


 心底疲れた表情を見せながら大剣男がこちらに近づいてきた。


「俺はベイカー、C級冒険者パーティ≪星影の大剣≫のリーダーだ!」


「B級パーティ≪白鹿の旅人≫のリーダー、イッシンだ。宜しく、ベイカー」


 俺たちは簡単に冒険者流の挨拶を交わす。と言ってもランクとパーティ名、それと各々の名前を告げるくらいの簡単な挨拶だ。冒険者によっては出身やポジション、活動している支部を告げたりなんかもする。


 どうやらベイカー自身はB級冒険者なようで、彼の仲間たちはまだC級止まりのようだ。その場合、別にリーダーと同じB級パーティだと名乗っても問題無いのだが、そこの判断は人それぞれだ。


 大半の冒険者たちは上のランクを名乗るだろうが、実力が伴わなければ恥を掻くのも本人たちなので、彼の様に謙虚な申告をする者もいる。



「なるほど、B級か。納得の強さだな。この国の連中はランクに見合わない冒険者だらけだったが……どうやらイッシンたちは違うようだな」


「ん? ベイカーたちは連合国の出じゃないのか?」


「いいや、俺たちは別の大陸から来た。ルルノア大陸のカネーロって国の出身だ。知ってるか?」


「ルルノア大陸からか!?」


 まさかここメルキア大陸の出身ですらないとは思いもしなかった。とすると、彼らはわざわざ長い船旅でこの大陸まで遠征に出てきたのだろうか。凄まじい行動力と探求心だ。


「あ、ベイカーさん、だっけ? これ、貴方のですよね?」


 俺が驚いている横で、名波は黒い球をベイカーに手渡していた。彼が先ほど投擲した黒球をわざわざ見つけて拾ってきたのだろう。こうして間近で見ると、やはりあの黒球に似ているようだが、サイズが二回り以上も小さい。


「おお、悪いなお嬢ちゃん」


 ベイカーがその黒球を受け取っている間に、俺の脳内に念話が届いた。


『イッシンにい。その黒球、≪魔法の黒小球≫だって。間違いなく、あの黒球の弟分だよ!』


 多分名波と一緒に黒球を探してこっそり鑑定したのだろう。いけない子たちだが、これはナイスな情報だ!


「とにかく助かったぜ。当然、お前さんらが倒したグールのドロップ品は全て持っていってくれ。それとは別に謝礼だが……」


 冒険者暗黙のルールとして、助力を願った場合には、助っ人が倒した魔物のドロップ品は全て討伐者のモノと決まっている。だからこそ後で揉めないよう、手助けをする側は相手に許可を取るのがセオリーなのだ。


 それとは別に少しばかりの心付けをするのも通例だが、これは相手にもよるのであまり期待をしてはいけない。


 だが、今回はそこに付け入らせてもらう。


「それなんだが……もし良ければその黒球、お金か他のドロップ品と交換っていうのはどうだろうか?」


「むっ?」


 まさか自分の所有するマジックアイテムを交換条件に出されるとは思わなかったのか、ベイカーは思わず表情を曇らせた。


「……そう言うって事は、当然こいつがマジックアイテムだって事実には気付いているわけだな?」


 右手に持った黒球をポーン、ポーンと僅かに浮かせながらベイカーが不敵な笑みを浮かべた。


「勿論だ。それがある程度、遠隔操縦できることも、魔力の消費が激し過ぎる・・・・・事も知っている」


「…………なるほど。良く知っているじゃないか」


 無駄に価値を吊り上げさせない為、敢えて正確な情報を暴露した。


「だが、この黒球は俺の唯一と言ってもいい遠距離攻撃手段なんだ。その対価として、そちらは一体何を用意してくれるんだ?」


 ううむ、向こうも手強い。そう簡単に安売りはして貰えなさそうだ。


 だが相手があの黒球をただの投擲武器と考えている内は、こちらの思惑通りだ。それには、それ以上の価値と使い方があるのだ。


「金貨8枚は出す。金銭以外なら、あとは手持ちのドロップ品になるな。主にこのダンジョンで拾ったものだが……」


「き、金貨8枚!?」

「そんなに!?」


 投擲時にコースを変化させるだけのマジックアイテムにしては法外な価格だと俺は思っている。なにせ、それの兄貴分である≪魔法の黒球≫はギルドの買取に持ち込んでも、金貨2枚と査定されたのだ。


 まぁ、あの重さだと投擲も難しい上に、必要魔力量も多すぎて使い物にならない訳だが、希少レア級マジックアイテムの相場が金貨5枚前後と考えれば、金貨8枚はかなり良い取引だと思う。


 だが、ベイカーが反応したのはドロップ品の方で合った。


「……その、ドロップ品の候補も見せてくれないか?」


 俺は佐瀬たちに目配せで合図をすると、マジックバッグの中からドロップ品を取り出した。アンデッド共のドロップ品なので骨や灰など使い道に困る素材も多いが、デュラハンやスケルトン上位種なんかは武装もドロップ品として出てくるので、剣に鎧に兜なども取り出した。


 流石にこの物量を出していくとマジックバッグ持ちだと悟られてしまうだろうが、B級冒険者なら小さいバッグくらい持っていても不思議ではないので問題ないだろう。



「お、おい……その大剣は、まさか……」


 すると、一本の黒い剣を取り出したところでベイカーが慌て始めた。


「ん? これか? こいつはデュラハンから……」


「……≪黄泉の大黒剣≫か!?」


 驚いた。まさか剣の名前を言い当てられるとは思わなかった。


 これはデュラハンを何度目か倒した時にドロップしたマジックアイテムだ。ボス以外でマジックアイテムのドロップは非常に珍しいが、討伐難易度Aランクにもなると景品も豪華になるみたいだ。


 シグネの【解析】によると、闇属性の補正効果のある大剣らしいが、俺たちには扱えない武器だったので、ギルドに持ち込むか死蔵させるかで迷っていたのだ。


「ああ、その通りだ。もしかして【鑑定】持ちか?」


「いいや。だが、見れば分かるさ。なにせ俺たちはこの剣を求めて、遠路遥々メルキア大陸まで来たんだからな……!」


 まさかの大当たりな品だったようだ。


 しかし、たった一本の剣を求めて海を渡って来るとは度が過ぎているようにも思えるが、それ程の価値がこの大剣にはあるのだろうか?


 興味本位で尋ねてみると、どうやらベイカーは【闇属性】の適性スキルを持っているそうだ。闇属性は主に呪い系統の魔法だと思われがちだが、その一方で戦闘をサポートする補助魔法も豊富な属性なのだ。


 ベイカー自身は前衛を好む正確なので、補助魔法を併用して戦う戦闘スタイルらしい。剣と闇の補助魔法、その両者を向上させるこの≪黄泉の大黒剣≫は、彼にとって正に理想的な武器である。長年追い求めていた一振りだったそうだ。


「ぜひこいつを譲ってくれ! 不足分は金で支払う! いくらだ!?」


「い、いや。じゃあ、その大剣と黒球のトレードでいいよ。俺たちは寧ろ、そっちの方が欲しかったし……」


「マジか!? 感謝するぜ!!」


 色々あったが最後は円満トレードで両者大満足であった。






 ベイカーたち≪星影の大剣≫と別れた俺たちは、順調にメッセン古城ダンジョンを逆戻りしていた。


「その小さい方の黒球はどうするの?」


「また乗り物を作るのかな?」


「うーん、そのつもりなんだが……」


 気になるのは馬力の問題だ。やはり小さい分、少しだけパワーが落ちている気もする。その分消費魔力量も減っているが、それでも常人では長距離飛行など到底無理なレベルだろう。


 俺の魔力量なら話は別なのだが、動力源の馬力を考慮すると、エアロカーサイズの乗り物を動かすのは難しいだろう。


「多分、バイクくらいのサイズが限界かなぁ。二人乗り……いや、できれば三人乗りまでは……」


 まずは空を飛ぶバイクを作ってみよう。それでまだ余力があるようなら、サイドカーみたいなオプションを取り付けて、バイクは二ケツで合計三人は乗せられるようにしたい。


 というのも、以前俺だけが王都に招集された時の様に、なにか不測の事態でパーティが別行動になるパターンもある。そんな時に乗り物が二つ以上あれば便利なのだ。欲を言えば、どちらも最低三人は乗せられるモノを用意したい。


 今の佐瀬の魔力量なら、バイク型であれば長距離飛行も問題ない。



「なるほどね。確かに移動手段は多い方が便利よね」


「ま、どうせ作るのに時間も掛かるし、気長に挑戦してみるさ」


 そんな会話を続けていたら、何時の間にかレベル1のエリアまで戻っていた。しかも先の広場では見覚えのある者たちがいた。


 ルード少年と孤児たちがスケルトンをタコ殴りにしていたのだ。



「おー、やってるな!」

「皆、頑張ってるようね」


「あ、兄ちゃんたち!」

「先生! おかえりなさい!」


 ナビゲーターやポーターをしてくれた孤児たちが元気よく挨拶しながら近づいてきた。


「ん? ちょっとかすり傷があるわね……イッシン!」


「はいはいっと。【ヒール】!」


 佐瀬に言われるがままに、俺は怪我をしているヤンチャな孤児たちを回復していった。ついでに【キュア】も掛けていく。どれも軽症なので、無茶をしている風には見られなかった。感心、感心。


「兄ちゃんたち、どこまで行ってきたんだ?」


 討伐難易度Sランクの王様リッチをぶっ倒して、前人未到のレベル6まで行って来たぜ!


 なんて、正直に言う訳にもいかないので、レベル5で探索していたと告げたら、それでもめちゃくちゃ尊敬されてしまった。最近はレベル5に到達できる冒険者も減っているようで、そこに辿り着いただけでもニュースになるそうだ。


(うーん、やっぱりAランクのドロップ品は死蔵かなぁ……)


 もう無理に実力を隠さなくてもいいのだが、今ここで、この状況下では、隠しておきたい理由がある。


 どうしてもあの氷蜘蛛が気になってしまうのだ。


 仮にあの氷蜘蛛が連合国を襲い始め、その騒ぎの中でこちらの実力を知られると、連合国の上層部はあれこれ理由を付け、俺たちを氷蜘蛛にぶつけてくる可能性も十分に考えられるからだ。


 もしそうなったら俺たちは絶対にバックレると心に決めていた。そうなれば今後この国に入国しづらくなるので、そんな事態は極力避けたいのだ。


 かなり弱腰な思考だが、それほどあの氷蜘蛛には辛酸を嘗めさせられた。当分は蜘蛛型の魔物も見たくないほどだ。




 ルードたちと別れた後、一度メッセンの町にあるギルドに寄ろうかとも考えたが、既に騒ぎが起こっているとしたら巻き込まれてしまうので、そのままエアロカーでこっそりブルタークへ戻る事に決めた。


「うぅ、早くお風呂入ってベッドで寝たい……」


「4時間もあれば戻れる筈だから、もう少しの辛抱な」



 久しぶりの長距離飛行で迷ってしまい、5時間後には一カ月半以上ぶりとなるブルタークへ帰還した。








「よし! これより我々は推定Sランク、アーススパイダーの亜種、通称“氷蜘蛛”の討伐に向かう…………ゆくぞ!」


「「「おおーーっ!!」」」


 連合国三大クランの一つ、≪猛き狩人≫を中心とした腕自慢の冒険者や傭兵たち、その総数凡そ八十人程が一斉に鬨の声を上げ、ぞろぞろとオースの森へ行軍した。


 かなりの大所帯な為、潜みながら近づくのは不可能だと判断し、討伐隊は堂々と森の中を南下していった。


 目標は未だ南方にそびえ立つオース山の何処かに棲息していると思われる。山は例年よりも早く広い冠雪をしており、討伐隊が進むにつれ気温は落ちていった。



 一日目は森の中で夜営して二日目の午後、変化は訪れた。目の前にある森の全てが凍っていた。木や草に大地だけでなく、逃げ遅れた生き物も含め、その全てが凍っていたのだ。


「な、んだ……これは……」

「こいつが噂に聞く北方大陸の景色、なのか?」

「まるで氷の世界だ…………」


 幻想的な光景とは裏腹に、この先は生きる者を拒む死地、まるで氷の結界で覆われているかのように冒険者たちは錯覚した。


「ま、マジでこの先を進むのか?」

「さ、寒い……」

「俺たち、凍死するんじゃぁ……」


 この温暖な半島内では滅多に起こらない死に方を想像した傭兵たちが思わず身を震わせる。


「馬鹿野郎! ここで怖気づいてどうする!? この先にいる蜘蛛野郎を倒せば白金貨10枚だぞ!? 付いて来ない奴には当然分け前もゼロだ!」


「「「――――っ!?」」」


 その言葉が引き金になったのか、男たちは重い腰を上げ、再び歩を進め始めた。



 先に待っているのが、新たなる災厄だとは誰も知らず…………

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