第105話 強襲
フランベール西方軍が籠城作戦を取ってから三日間は、帝国軍の後衛部隊による牽制攻撃が散発的に行われるのみで、これといった大規模な軍事行動は一切見られなかった。
互いに弓や魔法で削り合う形になっていたが、地の利から常に帝国軍の被害が多かった。特にB級冒険者パーティ≪白鹿の旅人≫が保有する特殊なゴーレムが、多大な戦果を挙げ続けた。
だが、それでも元々の人数差が大きく、依然帝国軍の方が数では上である。
また王国軍側は昼夜に警戒を強いられ、籠城戦による肉体的・精神的疲労が蓄積され始めた。食糧の減りと共に兵士の士気も徐々にだが落ちていた。
「恐らく連中もそろそろ仕掛けてくはずだ」
過日、イッシンたちとクロード・ランニスが会合した指令室では、以前とほぼ同じ顔ぶれの士官たちが集まり、戦争の行方について議論を交わしていた。
「予想している三日後にブルタークから応援が来てくれれば、食料は持ち堪えられそうです!」
「ポーションもほぼ使い切りました。治癒魔導士も交代で休ませておりますが、徐々に手が回らなくなり始めております」
「思った以上に魔導士や射手の被害が出ておりますな。連中、あれだけの魔導士を一体どこから調達したというのだ……」
今回フランベール西方軍が帝国軍に押し負けた要因の一つに、魔導士たちによる火力差が挙げられる。外壁を破壊できる程の一流魔導士は今のところ報告されてはいないが、とにかく魔法を扱える雑兵が多いのだ。
最下級魔法でも、当たりどころが悪ければ十分致命傷になる。
「しかも雷魔法の担い手が何人もいた! あんなレア魔法の使い手、帝国はどうやって育成したというのだ!?」
火や水、土属性の使い手は王国内にもそこそこいるが、雷は一番少ないとされる珍しい属性であった。
それが此度の戦では、噂に聞く雷属性の最下級魔法【ライトニング】を放つ使い手が、両の指では足りないほど報告されたのだ。
「雷魔法といえば、確か例のB級冒険者≪白鹿の旅人≫にも担い手がいるとか……」
「ああ、≪雷帝≫の異名を持つ女魔法使いだったかと……」
士官たちが≪白鹿の旅人≫の補佐に付いているリアン守備隊副隊長の方を見る。
「はい。サヤカの雷魔法は凄まじいの一言です。恐らく中級魔法も扱えるのではないかと……」
「中級魔法!?」
「雷でそこまでの使い手は記憶にないぞ!?」
魔法学に詳しい者や≪魔導書≫を有する大国の高官などであれば、雷属性の魔法名もある程度知り得るのだが、それ以外の人間には【ライトニング】以外の魔法はほとんど知られていなかった。
「はい。追尾する雷魔法を放っていました。恐らくアロー系かと」
アロー系とは、矢の形をしているわけではなく、標的に向かって追尾する厄介な魔法の総称だ。
そもそもアロー系は火属性の下級魔法【ファイアーアロー】と中級の【ブレイズアロー】しか存在しなかった。
この二つの魔法は原初八十四の魔法で、人類史から存在する火の追尾弾であった。
だが、大昔にその常識を打ち破った天才魔導士が存在した。
その天才魔導士は「火の誘導弾があるのなら、他の属性でも同じ魔法が撃てるはずだ」と考え、そして考案されたのが水属性の【アイスアロー】であった。
それを皮切りに、他の魔導士たちの手で様々な属性のアロー系魔法が誕生した。新たに生み出されたアロー系魔法は威力も高く、全て中級魔法と位置付けられたのだ。
どこまでも追ってくる追尾魔法は戦場の兵士たちにとっては恐怖の対象で、それを扱える魔導士は恐れられていた。
「アロー系なら間違いなく中級か。それ程の魔法使いだったとは……」
たかが冒険者や女子供だと侮っていた士官たちは、≪白鹿の旅人≫の評価を改めた。
「≪雷帝≫も素晴らしいですが、白鹿の射手も見事なものでした」
リアンは間近で彼女らの戦闘を見ていたので、その戦闘力の高さに舌を巻いていた。
「ふむ、私も射手の腕を見たが、あれは恐らく弓関連のスキルを二つは所持しているな。それに良い眼をしていた。索敵型スキルも持っているのだろう」
たまたま名波の近くで指揮を執っていたオズマ副団長は彼女の戦いを間近で見ていた。
名波は弓の正確性だけでなく、敵を捕捉するのがとにかく素早いのだ。彼女の近くに配置された部下が「次々と獲物を取られた」と嘆いていた事を思い出した。
「眼と言えば、あの少女も素晴らしい。【鑑定】持ちだとは聞いていたが、帝国兵の武器をマジックアイテムだと瞬時に見抜いていたな」
そう評する士官も偶然シグネが戦闘している場面に出くわしていた。
風魔法で帝国兵を吹き飛ばすと、落としたマジックアイテムの武器を、なんと外壁を飛び降りて回収してしまったのだ。
その際の出来事を話すと一同が驚いていた。
「外壁を飛び降りたのか!?」
「なんて無茶な……しかし、どうやって戻ってきたのだ?」
「ゴーレムだろう。あれは飛べるそうじゃないか」
「いや、ゴーレムは使わなかった。風魔法だと思うが、自力で戻ってきたよ」
「まさか飛んだのか!?」
「幻の飛行魔法か!?」
「エアーステップという魔法らしい。風の踏み台を作る魔法らしいが……」
「エアーステップ!? 風属性の中級魔法ですぞ!」
この中で一番魔法に詳しい魔導士が驚きの声を上げた。
この世界で中級魔法を持つ者は非常に限られ、それこそ王宮魔導士と遜色ないレベルだ。更に上の上級魔法を習得すると、半島内に名を馳せるほどの偉業ともなる。
中級魔法をあんな幼い子が習得しているとあって、一同は驚きを隠せないでいた。
「期待のB級冒険者パーティだと噂に聞いてはいたが……」
「≪白鹿の旅人≫とは、一体どうなってるんだ!?」
「リーダーは? あの白髪の少年はどうなんだ?」
「むう、闘力はかなりありそうだが、さて……」
オズマ副団長はイッシンが戦っている場面には立ち会えていない。剣を所持している事から前衛タイプだとは思うのだが、治癒魔導士という顔も持つらしい。
「昨日彼が医療班の手伝いに来てくれたのですが、素晴らしい使い手でしたな!」
新たに編入された医療チームの班長がイッシンの腕前を褒め称えた。
「イッシンは攻撃魔法も多彩でしたよ。火、土、風を扱ってました。どれも最下級魔法でしたが」
リアンも魔法の多彩さを褒めた。
「回復魔法も扱うとなると、最低でも4属性持ちか!」
「しかし彼は前衛だったのでは?」
「ゴーレムもあの少年が造ったと聞いたぞ?」
「ううむ、多芸な少年だな」
軍議はいつの間にか≪白鹿の旅人≫の話題で持ちきりであった。
「あれほどの才覚、出来れば手元に置いておきたいが……」
ランニス子爵はどうにかして彼らを西方軍に勧誘できないかと考えた。最低でも、あの4人とより深く友誼を結べないか、あれこれ思考を巡らせるのであった。
本日一度目となる帝国の牽制攻撃に応対し終わった俺は、昼飯を取る為シグネと共に宿へ戻ろうとしていた。
「おや、イッシン君。今から休憩かい?」
「ヘルマンさん。お久しぶりです」
以前オルクルダンジョンで共闘した事もあるC級冒険者パーティ≪千古の頂≫のリーダー、ヘルマンに声を掛けられた。冒険者の中だと全身鎧姿は浮いていたが、戦場だとだいぶ様になって見える。
彼ら≪千古の頂≫もフランベール籠城戦に参加……というか、巻き込まれている事は知っていたが、なかなかタイミングが合わず、こうして会うのは久しぶりであった。
丁度休憩時間が重なったので、ヘルマンと少し話した。
「君らのゴーレムはすさまじいな。冒険者連中はその話題で持ちきりだよ」
「あはは。苦労して造った甲斐があります」
やはりヘルマンたちもゴーレムは気になるようで、色々質問をされた。特にヘルマンが気にしていたのは、彼らがメインで活動しているオルクルダンジョン産のドロップ品が使われているか、だ。
「そういえば、キマイラの血はゴーレムに使ってますね」
「キマイラ? そんなのがあのダンジョンに出たのかい?」
そういえばオルクルダンジョンのボスはランダムで出るという珍しいタイプであった。俺は以前50階層のボス部屋でキマイラが出た事を話した。
「なるほどな。今後キマイラの血は値上がりしそうだな。良い情報を聞けたよ」
ヘルマンは俺に礼を述べると、代わりに耳寄りな情報をくれた。
「今夜から食料の配給量が増えるらしい。おそらく援軍の目処が立ったのだろう」
「やはりブルタークからですかね? というか、どうやって連絡来たんだろう……」
佐瀬の【テレパス】のような通話の魔法かマジックアイテムでも存在するのだろうか?
俺が疑問に思っているとヘルマンが教えてくれた。
「遠距離会話のマジックアイテムもあるが、多分今回は伝書鳩だろうね。軍団には必ず一人や二人、【テイム】や【ブリーダー】スキル持ちの兵士が帯同しているよ」
「ああ、なるほど……」
俺の中での【テイム】スキルは、魔物を従わせて戦わせるくらいにしか考えていなかったが、何も戦闘だけでなく、身近な動物を偵察や連絡役として使役することも可能なわけだ。
少し話は変わるが、この国では【テイム】で従わせた魔物を街中に入れる行為は一切禁止されている。安全かどうか確証が持てないからだ。
町の外なら連れても問題ないらしいが、魔物が罪を犯したら当然主の責任になる上、例え魔物に非が無くて誰かに討伐された場合、その討伐者に責はないという、テイマーにとっては不平等な法律も存在する。
どうも大昔に【テイム】スキルを悪用した不届き者がいた所為で、王国ではこのような厳しい法律があるそうだ。
そんな事を言ったら、人だって何時誰かを襲うか分かったものではないのだが、残念な事に王国ではそう定められているので受け入れる他あるまい。
ちなみにテイムした魔物の連れ込みOKな国もちゃんと存在するそうだ。
「ゴーレムもテイムした魔物と同様なんですかね? 討伐されると困るのですが……」
もしゴーレムも魔物と同類だと認識されるのだとしたら少し困ってしまう。
俺が疑問をぶつけるとヘルマンは苦笑いを浮かべながら答えた。
「いや、ゴーレムは大丈夫だろう。そもそも野生ゴーレムなんてまずいないだろうし、君たちのほどではないが、小間使いの小型ゴーレムは王都や他の街でも稀にだが見る。大体、
「まぁ、そうですね……」
確かにゴーレム君が討たれる心配より、自分たちの心配が先な気もする。
それでも街中で出したりすると領兵が駆けつけてくるだろうし、あまり人の多い場所では控えようと俺は思った。
宿に戻ると名波はまだ寝ていたが、佐瀬は起きていた。
「なんだ、起きてたんだ」
寝不足なのか、佐瀬は重たそうな瞼のままこっちを見た。
「うぅ、外が気になって全然眠れないわよ……」
俺もその口だから気持ちは分かる。せめて俺たちが休憩している間は安心して寝ていろと佐瀬に告げておいた。
この四日間は向こうも本気で攻める気が無いのか、遠くから矢と魔法を繰り出すのみであった。こちらも普通なら似たような攻撃手段のみなのだろうが、ゴーレムだけは空も飛べる上に頑丈なので、矢や魔法などお構いなしに帝国軍を蹴散らしている。
ゴーレム君1号を止めたければ、最低でも中級魔法レベルの威力が必要だろうが、そんなのを気軽に出せるのなら、帝国側もとっくに外壁目掛けて放っているはずだ。
(もしくはゴーレムに狙われるのを嫌って、エース級を出せないのかもな)
もし中級魔法を扱える魔法使いの存在を確認したら、俺は真っ先にそいつを倒せとゴーレムに指示を送るつもりだ。その上で佐瀬や名波を起こして、メンバー総動員でエース級の魔法使いを叩き潰す。
向こうもそれを警戒しているのか、それとも単純にそこまでの大駒がいないだけか、大きな動きは見られない。
少しだけ休憩すると、再び帝国軍の攻撃が始まり、
翌日、遂に帝国軍に大きな動きが見えた。本体が前進し始めたのである。
念の為、寝ている最中であろう佐瀬と名波にも知らせるようにと、シグネを宿に向かわせた。
「連中、どうするつもりですかね?」
「ふむ、人数任せで外壁を破壊するか、登ってくるつもりか?」
フランベールの要塞は残念ながら難攻不落という訳ではない。過去に二度ほど突破された事があるそうだ。
身体強化に優れた者たちによる破城槌での正門破壊で一度。
梯子や攻城塔を使っての侵入で二度目と、要塞攻略された歴史がある。
その都度フランベールの外壁も改築し、兵士たちも練度を上げ続けている。そう簡単に同じ手で攻略されるとは思えないが…………
「今のところ、大掛かりな兵器は無さそうですね」
「そのようだね……」
俺もリアンも首を傾げながら帝国軍本体が近づいてくるのを静かに見守っていた。
敵が射程距離に入る前に、シグネが佐瀬と名波を連れて戻って来た。二人も気になって出てきたようだ。佐瀬はかなり眠たそうにしていた。
「あいつら、どうするつもりかしら?」
「本体は横に広がり始めたな。外壁をよじ登る作戦か?」
破壊を考えるなら、普通はそこに戦力を集中させるだろう。
いよいよこちらの射程圏内に入ろうというタイミングで、帝国軍たちが合図と共に一斉に要塞へと駆けだした。
「——弓兵、魔法使い……放てぇ!!」
リアンの上司に当たる守備隊長号令の下、こちらへ向かってくる帝国兵に一斉射撃を行った。
俺たちもそれぞれ魔法や弓で帝国兵を無力化していく。
普段は極力、生粋の帝国軍人を狙うか、地球人なら殺さないよう手心を加えているが、人数が多く流石にそんな余裕は無かった。
「イッシン君! ゴーレムは使わないのか! このままでは外壁に取りつかれるぞ!」
リアンが焦りながらゴーレムを使うよう催促してきたが俺は首を横に振った。
「連中の狙いが良く分からない。まずは様子見です!」
副隊長といえども、まだ若いリアンはここまで規模の大きい戦をした経験がない。それは俺たちも同様だが、命を掛けた戦闘経験なら恐らくこちらの方が上手のはずだ。
その分、少しだけ落ち着く事が出来た。
俺たちの守備範囲は佐瀬の魔法や名波の射撃が光り、帝国軍は近づけないでいたが、他の場所では壁に接近を許した箇所もある。
壁の真下に着いた帝国兵たちは、鉤縄を投げてロープを張った。
(まさか、あんなので壁を登ってくるつもりか? 自殺行為だ!)
俺の考えた通り、ロープを登りきる前に王国兵に射殺されるか、鉤縄を外されてお終いだ。登ろうとする仲間を援護射撃する帝国軍人もいるが、いずれも失敗に終わる。
余りにも無謀な作戦に俺は呆れかえっていると、西の方角から凄まじい轟音が響き渡った。
「な、何だ!?」
「今の音は……っ!?」
音のした方角を見ると、もくもくと白煙が立ち上がっていた。何か爆発系の魔法でも使われたのだろうか?
「門が破壊されたぞぉ!」
「な、なんだとぉ!?」
近くにいた守備隊長が驚愕の声を上げるも、直ぐに指示を飛ばす。
「第1班、2班はこのまま外壁から射撃で援護! それ以外の者は至急、西門へと向かえ!」
外壁上にいる射撃班は全部で4班いる。その半分をそのままに、残りを現地へ向かわせる指示のようだ。
ちなみに俺たちは子爵の直轄部隊であり、どの班にも含まれていないが、基本的にはリアンの指示通りに動く事となっている。
「すまない、イッシン君。一緒に付いて来てくれるか?」
「……分かりました。俺とシグネで向かいます。佐瀬と名波はそのまま射撃を続けてくれ!」
俺はジェスチャーで佐瀬に【テレパス】を使用するよう催促してからその場を離れた。
『いつでも念話できるわよ!』
『助かる! 状況に変化があったら連絡をくれ! こっちも逐一情報を送る!』
籠城戦で内部に侵入を許したとなると、もはやこれは敗戦濃厚だろうか。問題なのは、破られたのが西門だけなのか、それとも他の場所も危ういのか、それだけが気掛かりだ。
(くそっ! 鉤縄で登ろうとするものだから油断した! 連中、初めから門を突破する気だったんだ!)
方法は分からないが帝国軍が門を破壊した。それを邪魔されないよう帝国軍は王国兵の戦力を他に散らしたかったのだろう。見事陽動に引っ掛かったわけだ。
俺とシグネ、それとリアンが現場へ駆けつけると、既に要塞内部で激しい戦闘が繰り広げられていた。戦況は味方側がかなり押され気味だ。
(ん? この臭いは…………まさか火薬か!?)
西門に近づくと、火薬を使用した後の独特な臭いが鼻を刺激した。凡そ1年以上ぶりの火薬の臭いである。この世界は魔法文明が発達している事から、火薬を使った武器などはこれまで一度たりとも見た事がない。
『みんな、注意しろ! 帝国軍は火薬武器を使っている可能性が高い! さっきの爆発はそれだ!』
『火薬!?』
『鉄砲とか爆弾ってこと!?』
『まだ分からんが火薬の臭いがする! 相手をよく注意して見ろ!』
身体強化をしっかり行えば、一般人の矢など当たらないし、身体にもそこまで深く刺さらない事は実証済みだ。だが相手が重火器となるとかなり不安だ。
俺は【セイントガード】を展開し、シグネも念の為【ウインドーバリアー】を張る。【セイントガード】は自身にしか掛けられないのがネックだ。
「イッシン君! このままでは帝国軍が雪崩れ込む! 早くゴーレムを!」
「分かりました! ゴーレム君1号! 要塞から入ってくる帝国軍を蹴散らせ!」
名波から事前に預かっていた小型ポーチからゴーレムを取り出して指示を出す。ゴーレムは直ぐに最前線へ赴き、次々と帝国軍人を蹴散らしていく。
「で、出たぁ!」
「ひぃ!? 例のゴーレムが出たぞお!」
ゴーレム君1号は本当に賢く、俺がターゲットを帝国軍と言えば、自分自身で判断して王国軍と区別して襲い掛かる。これまでの戦いで学習したのだろう。
そもそも王国軍人や冒険者たちは巻き込まれたくないのか、ゴーレムから自然と距離を取っていた。
「よし! このまま押し返せれば……っ!」
リアンが笑みを浮かべて意気込んだ瞬間————
————先程と同じ轟音が、今度は南門の方角から響いてきた。
◇◆◇◆ プチ情報(スキル紹介) ◇◆◇◆
スキル名:【剣】
タイプ:戦技型
系統:剣術系
分類:適性スキル
レベル:1
主な所持者:イッシン、ゲン爺、宮内聖太
剣の扱いが上手くなる適性スキル。
スキル名:【剣使い】
タイプ:戦技型
系統:剣術系
分類:適性スキル
レベル:2
主な所持者:イッシン、ヘルマン
より剣の扱いが上手くなる【剣】スキルの進化版。
スキル名:【剣豪】
タイプ:戦技型
系統:剣術系
分類:適性スキル
レベル:3
主な所持者:不明
【剣】の究極系スキルで、スキル所持者は幼子でも皆伝レベルの腕前となる。
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