第95話 七災厄
「————【セイントガード】!」
俺は光属性の防御魔法を展開し、佐瀬やシグネもバリアー系の魔法を全員分に掛けていく。
ボス部屋に入る前、俺たちは入念に準備を行った。
人目を忍んで街やギルドにも寄らずダンジョンに挑んだ為、ここのボスについては噂程度の情報しか入手していない。
ラビリンスゴーレムは、ダンジョンや遺跡の奥深くを守護する、高性能なゴーレム種だ。体格こそ普通のゴーレムより一回り小さいが、動きが素早く知能も高いと聞いている。
更にここのダンジョンにいるラビリンスゴーレムは、長年突破されていないことから≪古の番人≫と
野生の魔物ではない為、賞金こそ少額なものの、コイツを最初に倒した冒険者となれば一躍有名になるだろう。連合国ではちょっとした有名な守護者のようだ。
(ダンジョンボスなら撤退も出来る。試すには絶好の相手だ!)
アーススパイダー戦以来の討伐難易度Aランクの強敵に、俺は心を躍らせるのであった。
「準備OK!」
「こっちも!」
「いけるよ!」
「……よし、行こう!」
俺たちは静かにボス部屋に侵入する。既にこちらの動きを捉えている筈だが、今のところゴーレムに反応は見られない。
『……? 動かないわよ、こいつ』
『先手を譲ってくれるってことか?』
『なら、まずは風魔法だね!』
佐瀬とシグネが各々風魔法を発動させる。
その瞬間————ゴーレムが動き出した。
「な!?」
「避けた!?」
佐瀬の【ストーム】とシグネの【ウインドカッター】を真横にステップして回避した。いや、中級魔法のストームは効果範囲が広かったので少し掠りこそしたが、それを気にも留めず、ゴーレムは素早い動きでこちらへと駆け出した。
「早い!?」
しかもゴーレムは前にいる俺や名波ではなく、佐瀬の方に一直線であった。どうやら魔法の威力が高い彼女を脅威と感じ取ったのか、真っ先に排除する腹積もりのようだ。
「通すかよ!」
「させないよ!」
俺と名波がほぼ同時に動き、ゴーレムへ肉薄する。奴はこちらが近づいてくるのを察知したのか、直ぐにターゲットを切り替えて俺たちへ迎撃態勢を————いや、フェイントだ!
俺たちを迎え撃つと思わせておいて、ゴーレムは突如左手を佐瀬の方に向ける。そこから火の玉を射出した。
「佐瀬!」
「くぅっ!」
意表を突かれた佐瀬は慌てて避けようとするも被弾する。なんとか魔法耐性でレジストしているようだが、ローブが少しだけ焦げていた。
「余所見とは余裕だね!」
名波が右手の包丁で斬りかかるも、ゴーレムは悠々と右腕でガードする。アダマンタイト製の包丁で斬られても切断できないとは、腕部分は相当頑丈なようだ。
だが名波は二刀流だ。それに俺もいる。
すぐさま名波が左手に持つ降魔の短剣で、それと同時に俺も剣でゴーレムに襲い掛かるが、ゴーレムは右腕で名波の包丁を押しのけた後、攻撃を避ける為に素早くバックステップで距離を取る。
だが、それを読んでいる者がいた。
「チャンス! 【ウインドカッター】!」
いつの間にか俺たちの背後に回っていたシグネが跳躍して、俺たちの頭上越しに風の刃を放出する。
あのタイミングでは避けられまい!
だが、ゴーレムはそれすらも捕捉していたのか、空いた左手から再度炎の玉を放出する。属性の相性が優位な炎が、シグネの中級魔法を相殺させた。
(シグネの【ウインドカッター】が打ち消された!? あの炎は下級並の威力か?)
属性と中級魔法を相殺する威力から察するに、恐らく下級の火魔法【ブレイズ】だと思われる。だが魔物の魔法は人とは違って独自の発展を遂げている場合がある。あまり参考にはならないだろう。
ゴーレムは何度も跳躍して一度間合いを取る。流石に俺と名波の同時攻撃に加えて、魔法の支援が加わると手数が足りなくなると踏んだのか、一度仕切り直しを図る構えのようだ。
『こいつ、火を使うってことは土属性じゃないの!?』
『ラビリンスゴーレムは基本スペック以外、個体差があると聞いたことがある。製作者によって使う魔法や加護が違うという説もあるそうだ』
ゴーレム種とは、古代文明の叡智で創造された人工の魔物だとされている。よって性能が全く同じ量産品もあれば、オーダーメイドの特注品もいるという訳だ。
ゴーレム種が守護する遺跡には、その分貴重な情報やお宝が眠っているとされている。中にはきちんとプログラムされていなかったのか、全く襲い掛かって来ないゴーレム種なんかもいたらしい。
ただしダンジョン内のゴーレムは、それらを模造しているコピー品に過ぎないとされている。そしてプログラムされている命令も、侵入者の排除が最優先となっているのだ。
『あいつ、相当硬いよ! 近接戦闘じゃあ傷付けられないかも!』
『いや、それなら防御お構いなしに突っ込んでくるはずだ。逃げたということは、多分受けた腕が特別頑丈なだけで、他はそれ程でもないんじゃないか?』
『……なるほど!』
問題はどうやって相手の頑丈な防御をすり抜けて、どこを狙うのかだが、それはその時の流れということで、俺たちは再アタックを仕掛けた。
「土の加護持ちじゃないんだったら……こいつはどうよ!」
佐瀬は自分が得意とする雷魔法【サンダーボルト】を放った。さっきのストームより速い魔法だが、効果範囲が狭まった所為か又しても避けられた。
お返しとばかりに今度は【ロックバレット】と思わしき魔法を佐瀬に放つ。
「くっ、このぉ!」
今度は避けずに、佐瀬はほぼノータイムで【ウォーターバレット】を放った。互いに属性の相性や階級差はなく、より純粋に威力が高い佐瀬の水弾が勝り、ゴーレムへと襲い掛かる。
それを見たゴーレムは横へ回避したが、いつの間にか弓に持ち替えていた名波の一射目が右腕を吹き飛ばす。どうやら腕でも肘などの関節部分は案外脆いらしい。
「ナイス、留美!」
「胴を狙ったつもりだったのに、ギリギリ避けられた!」
狙った所に当たらず名波は悔しそうにしていたが、腹に風穴が空いても平気で動くのがゴーレムだ。逆に腕などのパーツを順々に切り離していった方が効果的なので、これはラッキーである。
ゴーレムが必死に回避している隙に俺も間合いを詰める。
「コイツを食らえ!」
スラッシュ込みの斬撃をゴーレムは脅威と受け取ったのか、残った左腕でガードせずに身体を捻じって回避した。だが流石のゴーレムと言えども無茶な体勢だったのか、大きくバランスを崩す。
そこへ同じく距離を詰めていたシグネが背後から襲い掛かる。
「————【スラスト】!」
刺突の威力を増す技能スキルを発動させ、レイピアで頭部を突こうとするも、倒れ込みながらもゴーレムは残った左腕でガードした。
剣先と腕が衝突すると、レイピアが力負けしたのか真ん中辺りで折れてしまった。
「あああああっ!?」
シグネの悲鳴が木霊する。
だが今は戦闘中なので、慰めている暇は無い。
「シグネ! 一旦離れろ!」
「う、うん!」
地面に伏した今こそ畳みかけるべきだとも思うが、俺は遠くにいる二人が準備万端なことに気が付き、一度ゴーレムから離れることを選択した。
俺とシグネがゴーレムから離れ、奴が腕を使わず器用に起き上がった瞬間、佐瀬の雷魔法が一直線に放たれた。
直撃を嫌ったのか、ゴーレムは横へ大きく跳躍した。だが雷の魔法はそれに合わせて軌道を変え、ゴーレムを追尾していく。
佐瀬の誘導魔法【ライトニングアロー】だ。
高速誘導弾は跳躍して難を逃れたと思われたゴーレムに直撃し、右腰辺りを破壊してそのまま吹き飛ばし、やがて地面へ落下する。その直後、今度は名波の矢がゴーレムの横っ腹に突き刺さり、身体を上下に泣き別れさせた。
それでもまだ上半身は動けるのか、残った左腕を名波の方に向けようとするも、シグネがそれを許さなかった。
「私のレイピア、弁償して!」
風魔法【ウインドカッター】で頭部を切断すると、そこでようやく完全に機能を停止させた。どうやら上手い具合にコアを破壊できたようだ。
粉々になったゴーレムのパーツが本体と共に透明になっていくと、宝箱とドロップ品を落として消えて無くなった。
「ふぅ、思った以上に動きの良いゴーレムだったなぁ」
「結局このゴーレム、加護を持っていなかったのかしら?」
見たところ、雷も風も全て効いていた。そして自身も火や土属性の魔法を放っていた。なんとも多彩なゴーレムだ。
「もしかしたら、もっと多くの属性魔法を使えるのかもな。気付いてたか? こいつ、こっちが撃った魔法と、より相性の良い属性を選んで使ってきてたぞ?」
「言われてみれば……」
最初、二人が風魔法を放ったら、奴は優位な火属性で反撃してきた。今度は佐瀬が雷魔法を放った瞬間、土属性にシフトチェンジしてきた。
属性の相性をきちんと理解している証左である。
それに名波の矢でボディを破損した後は彼女を一番の脅威と見なしたのか、死ぬ間際に彼女へ狙いを定めていた。それだけ高い知能が備わったゴーレムだったのだ。
「できれば、あのゴーレムを丸ごと鹵獲したかったけど、ダンジョン産だからなぁ……」
ダンジョン産のモンスターは倒すと跡形もなく消えてしまう。今回ばかりはそれが非常に悔やまれる。
「まぁ、ドロップ品に期待しましょう」
そういえば宝箱が出ていたことを思い出した。
まず床に落ちていたドロップ品をシグネに鑑定して貰う。結構大きそうな鉱石の塊だ。
「これ、ミスリルの塊だよ!」
「マジか!?」
もしかして、あのゴーレムはミスリル製だったのだろうか?
ミスリルは硬度も鉄以上にあるが、なんと言っても魔力との親和性が高い点が、この鉱石最大の特徴だ。現在人の手で作られているマジックアイテムの殆どが、ミスリルが含まれているらしい。
「ミスリルで武器作りたい! 刀! サムライソード!」
「レイピア折れちゃったしなぁ。シグネのメイン武器調達が最優先か。しかし刀鍛冶ねぇ……新東京に居るかなぁ」
以前からシグネが日本刀を欲していたのは知っているので、今度長谷川に聞いてみることにした。ミスリルの一部を提供するとでも言えば、喜んで協力してくれるだろう。
さて、お楽しみの宝箱の方はと言うと…………これまた奇妙な塊が出てきた。ミスリルほど頑丈そうには見えないが、透き通っていて綺麗な鉱石だ。
「えっと……これ鉱石じゃなくて樹脂みたい。世界樹の樹脂、だって」
「「世界樹!?」」
佐瀬以外はみんなが興奮していた。
世界樹といえばファンタジー世界でお約束な、あの神聖な大樹を想像する。物語によってはキーアイテムにも成り得る、非常にメジャーな伝説上の樹木だ。
それの樹脂となると、かなり貴重な代物ではなかろうか。
実はこの世界に世界樹がいることは俺も知っていた。というか、ある程度学のある者や冒険者たちなら、誰でも知っているほどの存在だ。
この世界で世界樹と言えば、一つしか存在しない。
討伐難易度EXランク
植物型魔物の頂点にして原点とされる
≪世界樹ユグドラシル≫
「なんでそんな危険な魔物の樹脂が、ダンジョンの宝箱から出てくるのよ!?」
「さぁ、なんでだろう……」
今更ダンジョンに理屈を考えても無駄なのを俺は知っている。オルクルダンジョン内で登山をしながら階層を降りていった一件で、俺はそう悟ったのだ。
「こいつの使い道は一旦保留だな。多分出回っているような素材じゃないだろうし、他の錬金術師にでも知られたら、殺してでも奪い取ろうとしてくる連中もいそうだ」
「なんか、持ち物にどんどん危険物が増えていくんですけど…………」
俺たちが現在公にできない存在は、マジックバッグにエアロカー、それと今回の探索で得た小型マジックポーチに世界樹の樹脂辺りだろうか。
(小型ポーチくらいなら問題無いと思うけど……あとは俺の蘇生魔法も門外不出だな)
細々とした知られたくない代物ならまだまだあるが、とりあえずはそれくらいだろう。
結果だけ見ればAランクのネームドボス撃破、レアなアイテムや素材をゲットと、今回のダンジョン探索は大成功で幕を閉じた。50階層の転移陣で地上へと戻る。
このダンジョンのレコードを叩き出した俺たちだが、触れ回る事が出来ないのが少し残念だ。
289:名無しの探索者
昨日、南の森でクーエの群れと遭遇
図鑑アプリで写真うpしたら、探索者ポイントめっちゃ貰えた!
290: 名無しの探索者
≫289
はい、嘘松www
クーエって討伐難易度Eランクの雑魚じゃんw
そんな魔物の情報送っただけでポイント貰える訳ねえだろ!
291: 名無しの探索者
へぇ、クーエって南の森にいるのか
今度パーティで捕まえに行こう!
292: 名無しの探索者
≫290
クーエは肉旨いし、卵も多く生むしで
家畜として優秀な魔物なんだよ!
政府や企業からも依頼クエスト出てる魔物やで?
情弱過ぎんだろwww
293: 名無しの探索者
まぁまぁ、喧嘩すんなよ
でも確かに魔物図鑑にクーエの情報は記載あるし
アプリの依頼メニューやギルドの掲示板にも載ってる情報だから擁護できんなぁ
294: 名無しの探索者
この図鑑アプリ、すげえ便利だよな!
知らない魔物と遭遇すると毎回ビビってたけど
これで大体相手の強さが判別できるし
解体する時も重要な素材部分が分かるしな
295: 名無しの探索者
これって投稿する時、位置情報オフにできないん?
なんか政府に個人情報駄々漏れで嫌なんだけど……
位置情報オフでポイント貰うことできない?
296: 名無しの情報通探索者
≫295
無理
位置情報を読めない状況だと虚偽の可能性も
あるので写真をうpすることは出来ない仕様
一応位置情報未確定で投稿もできるけど
証拠無しの目撃情報だけだと1ptも貰えない
297: 名無しの探索者
強敵相手だと呑気に写真撮ってる余裕なんかねえよ!
298: 名無しの双剣使い
ソロだと生きてる魔物の写真撮るのキツイ!
倒したあとの死体でもいいのかな?
299: 名無しの探索者
≫298
グロ画像のせんなw
300: 名無しの情報通探索者
≫298
一応可能
写真のアップ自体は出来るけど、信憑性が低いということで得られるポイントが少ない。後から死体を運んだりできるしね。
それと写真の加工や偽造が発覚すると探索許可を剥奪されるから気を付けろよ?
301: 名無しの探索者
てか、Bランクのロックゴーレム誰が撮影したん?
背景を見る限り洞窟ダンジョンっぽいけど
そんなのあそこに出るの?
位置情報も不明になってるし……
302: 名無しの情報通探索者
いや、北の森にあるダンジョンは
20階層まで迷宮型、21階層からは古城跡らしい
アンデッド系が多いけどゴーレムの報告例は
まだ無いはず
303: 名無しの探索者
お前、詳しいなぁ
304: 名無しのスーパー冒険者
へぇ、北の森ダンジョンって
アンデッドも出るんだね!
やっぱり回復魔法でダメージ食らうのかな?
305: 名無しの探索者
北の森ダンジョンってw
だせぇ名前だなぁ……もっと良い名称ないの?
306: 名無しの探索者
≫305
ギルドの方でダンジョンの名前を募集してたぞ?
俺はホーンテッドダンジョンで投稿しといた
307: 名無しの探索者
マジか!?
ス〇ラーパークに一票入れとくわ!
308: 名無しの探索者
無〇城に一票!
309: 名無しの探索者
スレチ
ここは図鑑アプリ情報スレやぞ!
310: 名無しの探索者
ところでネームドモンスターって何?
七災厄ってのがそうなん?
311: 名無しの探索者
七災厄はネームドじゃなくて危険な魔物の総称な
ネームドモンスターは強い魔物の個体名
二つ名みたいなもんだ
最近だと≪三本角≫というネームドが出たらしい
通常二本角なオーガの亜種で
三本も角生えててめちゃ強いらしい
312: 名無しの探索者
ちなみに七災厄も全員ネームドだけどな
その中でも特に危険な魔物らしい
どれも嘘くせぇけど
313: 名無しの情報通探索者
≫310
↓のページに七災厄の詳細あるから一度見ておけ
http-------------------------
≫312
外の日本人冒険者からの情報だとマジ本当らしい
王国ではEXランクの魔物に手を出したら処刑だから
下手に刺激すると国が滅びるって理由らしい
314: 名無しの探索者
ひぇっ!
315: 名無しの探索者
EXランクwww
Cランクの魔物だって倒せねえのに
そんな怪物がきたらどうすんだよ!
人類オワタw
316: 名無しの探索者
七災厄のモンスター一覧
【EXランクの魔物】
冥王メルクリア
世界樹ユグドラシル
赤獅子ミケアウロ
海王リヴァイアサン
皇竜ザナーシド
【SSランクの魔物】
不死鳥フェネクス
鬼王ズゥ・オーガ
317: 名無しの探索者
どいつもすげー強そうな名前!
318: 名無しの探索者
ユグドラシルとかリヴァイアサン辺りは
ファンタジー物でもよく聞く名だな
フェネクスは多分フェニックスだよな?
他の名前、誰か分かる?
319: 名無しの探索者
≫318
さぁ……?
ゴブリンとかエルフとか、所々で地球時代での
空想生物と被るけど
これって女神様の仕業なん?
それとも実は地球にも魔物がいたとか?
320: 名無しの探索者
その件は女神様のQ&Aでも教えてくれなかったしなぁ
でも、名前が一緒ってことはいたんじゃない?
321: 名無しの猫スキー
ちょっと待って!
リンク先で赤獅子ミケアウロの詳細見て
マジで震えてるんですが……
見た目はごく普通の猫って
そんなんどうやって見分けんだよ!?
322: 名無しの探索者
≫321
ホントそれなw
前に自分の飼い猫を赤獅子だと動画投稿した阿呆が
免許剥奪された上に書類送検されてた
実際に火魔法を使う猫ちゃんだったらしく
政府が大慌てで調査してみたら
転移特典で火魔法習得しただけの飼い猫だったらしい
知り合いの証言と【鑑定】で即バレたw
323: 名無しの探索者
なるほど!
【鑑定】スキルあれば分かるのか
324: 名無しの探索者
その猫ちゃん知ってるw
赤獅子擬きちゃんってタイトルで結構バズってたw
コメント欄に不謹慎だとか猫ちゃんに
討伐予告まで出てめっちゃ炎上してたけど
325: 名無しの猫スキー
で、結局“赤獅子”ってどういう品種の猫なの?
◇◆◇◆ プチ情報(人物紹介) ◇◆◇◆
名前:カトル&ナタルの母親
種族:獣人族(狼族)
ナタルの弟であるカトルと母親は人質として共にエットレー収容所に囚われていた。イッシンたちに助けられた後、二人はナタルたちと獣王国へ里帰りする為に逃亡中である。
名前:テオ
種族:エルフ族
月光族のテオ。オッドの弟で見た目も年齢も12才。囚われていたのをイッシンたちに救われ、今は兄たちやナタル、脱走した人たちと行動を共にしている。
名前:ワン・ユーハン
選択スキル:魔法付与
元中国人で家族や仲間たちとガラハド帝国領土内で一斉転移するも、運悪く兵士たちに見つかり全員捕縛される。
ユーハン自身は職人スキル【魔法付与】を選んでいたが、それを軍には不要だと判断されてしまう。戦闘向きにのスキル所持者でない者は家族たちとは隔離され、人質要員として収容所に収監されていた。
最初は収容所暮らしに絶望していたユーハンだが、暇つぶしに行っていた瞑想で魔法の技術が上がっているようだと気付き始めると、他の囚人たちも声を掛けて技術向上に励み、それを慰めとして日々の重労働にも耐えてきた。
イッシンたちに救われた後は、ナタルたちとも別行動で、他の場所に囚われているか無理やり働かされているであろう家族と仲間たちを救うべく、帝国領内でゲリラ活動を行っている。
名前:ギブロ
種族:獣人族(熊族)
ナタルの家族と同じように、獣人族工作員の人質要員として収監されていた男。ユーハンの誘いで自身も囚われの身でありながら、魔法の鍛錬に励んでいた。
ユーハンたちについて行きたかったが、帝国内で熊族の大きな体型は目立つので断念。現在はナタルたちと行動を共にしている。
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