第84話 デモンストレーション

「強くなる秘訣、ですか?」


 俺の問いに宇野は力強く頷いた。


「ああ。君たちは自衛官の小隊でも深く潜る事が難しい魔物だらけの森を抜けて、この街までやって来た。C級冒険者というのがどれだけ凄いのかは分からないが、少なくとも君たちのステータスは標準的な自衛隊員よりも上なのだろう」


 宇野の説明に俺は顎に手を当て考えた。


 どうやら新日本国の自衛隊員はそこまで強くないらしい。だが訓練された上に小銃まで携帯している自衛隊員がそこまで弱いなんてあり得るのだろうか?


『シグネ。ここに来る途中に視た自衛隊員のステータスはどうだった?』


 俺は念話でシグネに尋ねた。


『んー、大体闘力200くらいかな? 魔力はまばらだけど、スキルも少なかったよ』


 やはりステータスが低すぎる。日頃森で魔物を相手にしていれば、一般人でも、もっと強くなると思うのだが…………


「秘訣と言われましても……。訓練と実戦、としか……」


「ふむ。訓練は怠っていないと思うのだが、すると実戦経験が足りないのだろうか」


 俺たちも空いている時間に剣や魔法の鍛錬はするが、テレビなどで知る自衛隊員の鍛錬と比べると幼稚なレベルだろう。だとすると……


「ちなみに自衛隊員の方は、どのくらいの頻度で魔物と戦っていらっしゃるのですか?」


「む? そうだなぁ……」


 宇野は少し考えると、魔物との戦闘頻度について教えてくれた。


 基本は訓練を経てステータスを上昇させ、十分規定に満たした者たちが小隊を組んで森の捜索を行うそうだ。


 ただし決して無理はせず、倒す事が難しそうな魔物が現れたら撤退し、ゴブリンなどの弱そうな魔物相手にも必ず複数で挑むそうだ。


 それを聞いた俺は、原因が分かった気がした。


「魔物との実戦が足りないですね。それと弱い魔物を複数で相手しても、ステータスはあまり上昇しませんよ?」


「それは……危険を冒しても強い魔物と戦え、という事だろうか?」


 宇野の言葉に俺は首を横に振る。


「いえ、無理は禁物です。確かに強い魔物と戦った方がステータスの上昇は早そうですが、命が幾つあっても足りませんから……。でもゴブリン程度なら、一人ずつ戦った方が効率的です」


 弱い魔物を倒した程度では感じないだろうが、自分より格上の魔物を倒した時に、その死体から力のようなものが己に流れてくるのを稀に感じ取れた。恐らく経験値的なものだろうと推察されるが、それは戦闘に関わった者の人数が多いほど分散されるようなのだ。


 それを裏付けるかのように、強敵との戦いの後は闘力・魔力の上昇が著しい。ゴブリン程度に複数人で戦っているようでは、何時まで経っても先には進めないだろう。



 俺がその事を説明すると、宇野は納得したような顔つきになった。


「成程、何となくだが理解した。訓練よりも実戦の方が勝るという訳か。それも戦い方や相手によって得られる経験値も大幅に変わる、と」


「勿論訓練でもステータスは上昇しますけど、強い魔物を倒した方が近道ではあります。ただし相手の力量を見誤ると死んじゃいますけどね」


 一応釘を刺しておくが、そんな事は宇野も承知の上だろう。


「ちなみに、シグネ君は探索者を希望しているようだが、腕前はどの程度なのだろう?」


 宇野の問いに一番反応したのは長谷川だ。彼だけは【鑑定】スキルで俺たちのステータスを知っていたからだ。


「んーとね。おじさんの10倍くらい強いよ」


 シグネの言葉にその場にいた者たちの大半が戸惑った。その多くが、所詮子供の戯言と受け流したようだが、宇野は長谷川の様子を伺うと、彼の表情からそれが真実であるのだと察したようだ。


「ありがとう。とても参考になったよ」


 これで宇野の質問は以上のようだ。




 それからも俺たちは質問交換を続けていった。


 あちらが知りたがっていたのは主にこの世界の情勢だ。ただし俺たちも周辺国以外は情報に乏しく、不確かな情報なのを念頭に置いて、話せる範囲で教えた。


 代わりにこちらからも、新日本国の情報を仕入れていった。


 どうやら日本は割と早い段階で、魔力を新しいエネルギーとする実験に着手しているようだ。今では殆どの電化製品が魔石などに含まれる魔力で動かす事が可能になったらしい。


 俺たちも新日本国と今後もやり取りをしていきたいので、スマホの充電を要求すると快く受け入れてくれた。これにはシグネも大喜びだ。


 政府側は、このままこの街に住んでみてはと提案してきたが、俺たちはそれを丁重にお断りしたので、止む無く充電にも応じてくれたのだろう。


(正直、バッテリーが無くなりそうだったから助かった)


 しかも魔石を電力に変換する装置もプレゼントしてくれた。これで今後充電切れの心配はなさそうだ。


 その代わり、話しの流れで登場したマジックアイテムをご所望だったので、俺たちは不要なマジックアイテムを幾つか融通した。


 特に【ウォーター】を出す≪流水の腕輪≫は大変有り難がられた。シグネが【ウォーター】を習得した事により名波以外は全員水魔法が使えるので、余った物を一つ譲ったのだ。


 それとガーディー通貨も多少融通した。白金貨は持っていないが、この地域で流通している硬貨を調べたかったらしいので、一通り譲渡した。




「今回は貴重な情報とアイテムのご提供、感謝します。今日はもう遅いので、泊まる場所を用意しております。それと名波さんのご両親とも連絡が着き、下の階でお待ちです」


「ほ、本当ですか!?」


 話し合いがお開きになると、俺たちは早速下の階に赴き、名波のご両親たちの元へ向かった。


「留美!?」


「お母さん! お父さんも……っ!」


「よく、無事で……っ!」


 三人は涙を流しながら再会を喜び合った。遠くから見守っていた佐瀬も貰い泣きしていた。




 今日泊まる宿は政府の施設になるそうだ。


 現状俺たちの立場は元日本人で、新日本国からしたら“外国人”となるらしく、混乱を避ける為にも街中への自由な行動は許可されなかった。


 名波はご両親と別の部屋で三人一緒に泊まる事になり、俺たち三人は他の部屋で一泊する事になった。


「明日、一度帰るのよね?」


「ああ」


 佐瀬の言葉に俺は頷いた。


 明日もう一度だけ話し合いの機会が欲しいという事なので、午前中に政府の人間から連絡が来る。その用を済ませてから俺たちはブルタークへ戻る予定となっていた。


 俺たちは徒歩で来ている事になっているので、街から1週間くらい掛かるという設定にしておいた。その為、次回話し合いをするとなると、最低でも2週間以上の間が空く事になる。


「イッシンにい。私、探索者になれるかなぁ?」


「うーん。直ぐには無理だろうけど、宇野さんは乗り気だったし、何とかしてくれるんじゃないのか?」


「あー、あの声の大きいおじさんね!」


 シグネからすると元防衛大臣も“元気なおっさん”くらいの認識なのだろう。








 翌朝、俺たちは名波一家と共に朝食を取った。


 昨日の夜には俺たちも名波のご両親と挨拶をし、これまでの出来事を簡単に語り聞かせていた。


 ご両親としては娘が冒険者という危険な職業に就いている事を不安視していたが、俺の回復魔法について、蘇生以外については情報開示すると、渋々だが納得はしてくれた。


 尤も、本人が非常にやる気なので、ご両親の説得は馬の耳に念仏状態であった。



「次は何時来れるのかしら?」


「うーん。街は遠いから……。でもこれから連絡は頻繁に出来ると思うよ!」


 名波は寂しげな両親を励ますように明るく答えた。


 スマホの充電に関しては心配がなくなったので、これまで以上に連絡を取り合う事が出来るだろう。




「おはようございます。矢野さん、本日も宜しくお願い致します」


 今日も長谷川が繋ぎ役になるようで、俺たちの部屋を訪ねると、話し合いが行われる場所へと案内された。


「それじゃあお父さん、お母さん。またね!」


「お前も元気でな」

「病気には気を付けるのよ?」


 ご両親とお別れを済ませると、俺たちは長谷川に連れられて、黒塗りの車に乗り込んだ。


(お? 今日はVIP待遇なのか?)


 車やガソリンも貴重だろうに、俺たちは久方ぶりの自動車に乗り込むと、そのまま街の外へと案内された。外壁の外側にある施設のようだ。


「ここは……自衛隊の駐屯地ですか?」


「その通りです。今日は皆さんにその実力を見せて頂けないかと思いまして、軍の野外演習場に来て頂きました」


 案内された場所に降りると、そこにはスーツや軍服を着た偉そうな方々が集まっていた。宇野の姿も見える。


「初めまして、矢野さん。私は防衛副大臣を務めている舘岡と言います」


「矢野です。宜しくお願い致します」


 握手を求めてきたこの男が、どうやらこの集まりの代表者なようだ。そこまで政治家の顔を覚えている訳ではないので、全く知らない男だ。



 他にも色々紹介されたが、主に自衛隊の将校や官房の者、後は昨日も同席していた魔法庁の人間もいた。


「今日は矢野さんたちにお願いがあって参りました。聞けば皆さんは素晴らしいステータスをお持ちだと伺っております。どうでしょう? 貴方たちの魔法や力を我々に披露しては貰えないでしょうか?」


「それは結構ですが、どういった意図でしょうか?」


 それに応じたのは長谷川であった。


「私は【鑑定】というスキルを持っておりまして、皆さんのステータスを視る事が出来ます」


 それはシグネの【解析】で既に知っていたが、どうやらここで白状する様だ。この街にシグネと同じような【解析】持ちがいるかは不明だが、向こうは自分たちのステータスを何らかの手段で視ていると察したのだろう。


(シグネの十倍発言で勘付かれたか?)


 長谷川からしたら、闘力の数値をほぼ正確に読み取ったシグネは鑑定系スキル持ちだと判断したのだろう。


「皆さんの闘力・魔力は驚くくらいに突出しております。現状我が国で貴方たちと対抗できるような者はいないでしょう。だからこそ知っておきたいのです。そのステータスでどのような事が出来るのか、を」


 成程、確かにこれは重要な案件だ。


 今後探索者が魔物を狩り続ければ、遠からず俺たちに並ぶような存在も台頭してくるだろう。もしくは外部の力を持った敵対者が新日本国を襲撃する事態も起こるかもしれない。


 そうなった時、果たして治安の維持は可能なのか。国を防衛する事は可能なのか。


 彼らはそこが知りたいのだろう。


「分かりました。ご協力しましょう」


「おお! ありがとうございます!」



 こうして急遽俺たちはデモンストレーションを行う事になった。




 俺たちは射撃場に案内された。


 遠くには人の上半身を模した木の板が横一列に並べられていた。FPSゲームの訓練所などでよく見るアレだ。


「あれを的にして、一番得意な攻撃をしてみてください」


 まずは遠距離攻撃を確認したいようだ。


『ねえ、本気でやるの?』


『んー、俺はそのつもりだけど、全部見せる必要はないし、手を抜いてもいいと思うぞ』


 どうせ俺が制御出来る範囲での魔法はたかが知れている。だが佐瀬が本気となると心臓の弱い人は腰を抜かすだろうな。


 俺たちはマジックアイテムやら蘇生魔法やら隠してきたが、戦闘能力は現在はそこまで秘匿していない。最近は寧ろ、機会があれば強さを誇示してきたつもりだ。見た目が女子供のパーティなので、力を見せないと舐められてしまうからだ。


「【ファイア】!!」


 俺は一番使用頻度の高い火属性の魔法を放った。的に命中すると上半分を吹き飛ばし、残った箇所にも炎が燃え広がる。


「ほぉ?」

「私の知る【ファイア】よりも威力が高い気がするな」

「しかし、あれくらいなら……」


 俺の【ファイア】は魔力をそこそこ乗せている事から、【ブレイズ】くらいの威力はある筈だ。だが流石にその程度の使い手なら自衛隊員にも何人かはいるのだろう。



 続いて挑戦するのは名波だ。


 彼女は魔法を扱えないので、遠距離手段は弓・投合と、後はマジックアイテム≪火撃の腕輪≫による【ファイア】だ。


 今回は弓を試すようだ。しかし矢は普通の方を使用する様だ。


(ふむ、名波は手の内を隠す派か)


 これはそれぞれの性格が出てきそうだ。


 普通に的を射る彼女を見たギャラリーはどこか肩透かしを食らった表情だ。


 ≪精霊の矢筒≫を使えば、的ごと吹き飛ばせるだろうが、そうなるとマジックアイテムの存在が一つ露見されてしまう。彼女は恐らくそこを気に掛けてくれたのだろう。



 次はシグネの番だ。この子は……遠慮しないだろうな、うん。


「【ウインドーカッター】!!」


 風の刃を出現させると、的を真っ二つに両断して見せた。これには観衆にもどよめきの声が上がる。


「今のは風魔法なのか!?」

「あんな魔法は見た事ないぞ!?」


「えへへぇ……」


 シグネは絶対手加減なんてしないと思っていた。だけどあまり物騒な魔法を見せ過ぎると、新日本国を出禁になっても知らないよ?



 大トリは勿論≪雷帝≫様だ。


「【サンダーボルト】!!」


 雷球が高速で的を派手に打ち抜く。やはり雷魔法は見栄えが良い。


「おお!? あれも見た事ない魔法だ!」

「しかも、かなりの威力とスピードだぞ!?」


「ふふん、まぁまぁね」


 あれでも佐瀬は加減している方だ。


 しかし彼らの反応を見るに、どうやら中級魔法を習得している者はいないのだろう。よくて下級止まりという訳か。




 少し移動して、今度は藁の棒が置かれている場所へとやって来た。


(あ、これ知ってる。日本刀とか試し切りするやつだ)


「今度は近接戦闘を披露して貰えますか?」


 先程もそうだが、この様子はビデオ撮影されている。ここはパーティリーダーとして、少し格好良いところをお見せするべきか。


 今度も俺から行く事にした。


「【スラッシュ】!」


 俺は技能スキルを使って藁の的を両断した。


「流石にやるな」

「【スラッシュ】は使い手が少ないそうだが、彼も習得しているのか」


 どうやら【スラッシュ】、【スラスト】、【バッシュ】、【ショット】などの一時的に威力を上げる威力系技能スキルの習得者は数が少ないようだ。


 というのも、地球人は転移する際、どれか一つのスキルを選べる権利を持っていた。だがスキル効果の説明が全く無く、スキル名で判断するしか方法が無かったのだ。


 威力系技能スキルは効果が何となく分かるような、分からないような、微妙なスキル名なので、敬遠する者が多かったのだろう。


 逆に魔法系や補助系などの適性スキルを選択する者は非常に多い。ちなみに政治家やお年寄りの殆どは【健康】スキルを選択する者が多いそうだ。



 名波やシグネも【スラッシュ】や【スラスト】で藁の的を破壊していった。最後の佐瀬は杖で殴っていたが、流石に的は壊れなかった。


 それでも彼女の闘力は1,000オーバーなので、的が大きく揺れている事から、相当な威力であった事が伺い知れた。




「皆様、ありがとうございました」


 どうやらこれで今回のお仕事は終了らしい。ギャラリーの者たちも軽く俺たちに挨拶をすると、仕事があるのかそれぞれ持ち場へと戻って行った。


「以上で今回皆さんにお願いしたい事は終了ですが、もし宜しければ街をご散策されますか? 同行者付きで守秘義務さえ守って頂ければ、ご案内致しますよ?」


 俺たちは顔を見合わせて頷き合った。


「よろしくお願いします」




 俺たちは少しだけ新日本国の街、新東京と呼ばれる街を散策して回った。


 通貨は旧日本国通貨を新通貨に両替している場所があるそうだ。どうやら以前の紙幣や硬貨は利用できないらしい。両替して得たお金で色々と買い物をした。ただし、やはり嗜好品は非常に高価であったので、少ししか買えなかったが……後日頂けるという報酬金額に期待だ。



 あらかた見て回ると、俺たちは最後まで付き合ってくれた長谷川に礼を言って街を離れた。


「街中は想像以上に発展しているけど、代わりに魔法とかステータスは未熟だったわね」


「ああ、内側に向き過ぎたんだろう。自衛隊員のステータスが低いのも、周囲の開拓や魔物の討伐より、生存を第一に優先した結果だろうな」


 そこで起こった悲劇が、竜の襲撃事件であった。


 なんでも前に空飛ぶ竜が数匹、街を襲う事件が起こったらしい。どうやら魔導電波を流す装置に反応したようだ。佐瀬と同じように微弱な雷の魔力をキャッチしたのだろうか?


 もし本当の竜なら国が壊滅してもおかしくはないので、きっと亜竜だろうが、そいつらの所為で街に大きな被害が出たらしく、死傷者の数もかなりあったそうだ。


 自衛隊員のステータスも問題視されたようだが、彼らの多くが命がけで国民を守った事から、そこまで大きな批判には繋がらなかった。


 その事件からは国民自身もステータスを上げて自衛しようという風潮になっていったそうだ。


 そこで登場したのが探索者制度である。


 元々魔石と人手不足で悩まされていた政府と、外に出て自らを鍛えたい国民との思惑が合致したそうで、そこまで反対意見もなく法案が可決されたのだとか。



「ある意味、丁度いいタイミングで来たのかな?」


「竜の襲撃がなかったら、そこまで歓待されてなかったかもね」


 俺や佐瀬たちは割と早い段階で、弱肉強食というこの世界の理に触れる機会を得た。それこそ本物の竜の気紛れで、何時町や国が滅んでもおかしくないのがこの世界だ。せめて危機回避できるくらいの強さは身に付けておいて損はないだろう。


 これから新日本国の中にも徐々に頭角を現す探索者が出てくる筈だ。だが、その探索者全員が善人とは限らない。闘力の高い者が犯罪行為をした場合、果たして普通の国民は一体何ができるだろうか?



 俺たちは先行きが不透明な新日本国の行く末を案じながら、ブルタークへ戻るのであった。








◇◆◇◆ プチ情報(人物紹介) ◇◆◇◆



名前:キース・デルーム男爵

種族:人族


 イッシンが滞在していた開拓村や最寄り町ムイーニ周辺を治めていた貴族の当主。デストラムの一件で責任を負い、デルーム家は領地を没収。キースは隠居して次男に家督を継ぐ。




名前:ケイネス・デルーム

種族:人族


 士官学校時代はケイヤの同期でもあったが、問題を起こし休学となり領地へと戻っていた。そこでも色々と問題行動を起こし、最期には森の主デストラムを誘引してしまい死亡。




名前:クロト・デルーム男爵

種族:人族


 ケイネスの腹違いの弟で、現在はキースから家督を引き継いでいる。本作では今のところ名前しか出てきていないが、兄と比べて優秀である。




名前:マルコ

種族:人族


 C級冒険者パーティ≪雷名の炎≫のリーダー。剣と盾を使いこなすチームの前衛役。メンバーのコランコとココナとは同郷である。”コ”の付く名前が多い事から、イッシンには”teamコココ”と覚えられている。




名前:コランコ

種族:人族


≪雷名の炎≫の斥候役シーカー。チームの頭脳でもあり、交渉事は基本彼が引き受けている。その為か、常に敬語で話すちょいイケメンな青年。イッシンの斥候技術の師でもあるが、名波のスキルであまり出番が無い。



名前:ココナ

種族:人族


≪雷名の炎≫の紅一点。女冒険者らしく男勝りな性格で大雑把だが、その反面魔法技術は優れている。ちなみにパーティ名の由来はココナが火属性魔法を練習中、突如起こった落雷に驚いてボヤ騒ぎを起こしたことから名付けられた。

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