第78話 大脱走

 収容所で囚われている全員の治療を終えたところで、俺はユーハンに念話を送った。


『すまないが、そろそろ明日に備えて俺もここを離れる。念話も明日の夜までは利用できなくなる』


『ああ、了解だ! イッシンのお陰でお袋たちも元気になった! 本当にありがとう!!』


 ユーハンは目に涙を浮かべて感謝の言葉を口にした。だがそれはまだ少し早い。


『本番は明日の夜だ。決行前にまた念話で話しかける。そちら側が問題ないようなら救出作戦開始だ!』


『ああ! 何か他に準備をしておくことはないか?』


『特には……あ、そうだ!』


 ひとつだけ忘れていた事があった。


 俺はオッドから受け取った護石のペンダントをそっと床に置いて離れる。透明状態の俺から切り離されたペンダントは、ユーハンからしたら突如現れたかのように見えるだろう。


『……これは?』


『これをエルフの少年に渡して伝言を届けて欲しい。“間もなく君の兄が救助に向かう”と』


『——!? 分かった。必ず伝えておく!』


 俺が渡しても良かったが、これ以上お喋りを続けると、何時まで経っても佐瀬たちが帰れない。


 俺は今度こそユーハンとの会話を打ち切ると、佐瀬に念話を送った。


『すまん! 遅くなったが首尾は上々だ! 俺も明日の朝には一旦帰るから、三人も気を付けて戻ってくれ!』


『OK! そっちも気を付けてね!』


 ここで佐瀬たちとも別れ、俺は透明なまま収容所に取り残され、ここで一晩を明かす事となる。


 ちらりと牢獄内を見渡すと、丁度ユーハンがテオ少年に月光族の護石を手渡して伝言を伝えていた。さっきまで困惑気味だった少年に笑顔が見えた。


 ナタルの家族たちの表情も少しだけ明るくなったようだ。外で待っている二人の為にも、この作戦はなんとしても成し遂げたい。


(明日は寝坊しないよう、気を付けないとな)


 ユーハンたちが仕事で外に出るタイミングに、一緒に出ないと閉じ込められてしまう。そうなれば明日の決行作戦も流れてしまうので、寝過ごす訳にはいかない。


 俺は腰を下ろし壁によりかかった状態で少しだけ仮眠を取った。








 朝、いよいよ外出かと思いきや、まずは食事の配給があるようだ。


(え、これだけ……?)


 朝食は小さく硬そうなパンと、葉野菜がほんの少し入ったスープのみだ。朝からこれでは気も滅入るだろうな。


(つーか、昨日女子供に作らせていた料理はここの人たちの分じゃないのか!? 後、不衛生な場所で食事させんじゃねえよ!!)


 帝国軍の捕虜とは、こうも人権が蔑ろにされるのだろうか? もし戦闘になって帝国に捕まりそうになったら、決死の覚悟で抵抗してやろうと俺は心の中で誓った。



 いよいよ仕事の開始時間となり、囚人たちは出入口から外へと順々に出て行く。


(はい、ちょっと通りますよぉ)


 俺もそれに便乗させてもらう。


(ふぅ、久しぶりのシャバだぜ!)


 空気が上手い! お腹が空いた! まだまだ寝足りない!


 俺は直ぐに収容所を出ると、佐瀬たちの元へ帰還した。




 俺が戻ると、佐瀬たちはまだ眠ったままだ。昨日結構遅かったもんな。


「イッシン、疲れただろう? 君も休むと良い」


 ナタルが声を掛けてきた。


「二人も見張りで寝てないんだろう? 大丈夫なのか?」


「交代でキチンと休んでいるから平気だ」


「……すまん」


 正直、精神的な疲労もあってかなり限界であった。俺は【クリーニング】の魔法で身綺麗にすると、寝袋に入ってしっかり睡眠をとった。








 昼が近づき気温が上昇すると、俺は寝苦しさから目を覚ました。


「おはよ」


「……おはよ」


 佐瀬は既に起きていて昼飯の準備をしていた。彼女たちも昨日は夕飯を抜いた上に、夜遅くの戻りで眠さが勝って朝食もまだなようだ。


 まずは全員で腹ごしらえをした。



「今夜、帝国兵たちが寝静まった時間帯に作戦を開始する」


 俺の言葉にナタルとオッドは黙って頷いたが、名波は手を上げて意見を述べた。


「具体的にどうやって救助するの?」


「うーん、ぶっちゃけ正面突破でも行けそうな気がしてきたが……オーソドックスに陽動作戦で行こうと考えている」


「ふむ、昨日みたいに中に忍び込むのと、外側で兵士を引き付ける者で分けるのだな?」


 オッドが顎に手を当てて尋ねた。


「ああ、大雑把に言えばそうだが、問題は助けた者たちを連れていく場所だ」


 総勢50人以上の者をどこに匿うかが悩みどころだが、俺は南東にあるタシマル獣王国がいいのではと考えている。


「あの収容所にいる者の半数は獣人だ。帝国とも敵対している獣王国なら受け入れてくれると思うが……ナタル、どう思う?」


「帝国の所為で少しだけ人族への風当たりも強いが、そこまで迫害されている訳でもない。エイルーン王国とは一応同盟関係だしな。私は問題無いと思う」


「じゃあ、そっちの方面に逃がそう。ただし、俺たちが付いてやれるのは道中までだ」


 最後まで面倒を見るつもりはない。収容所を脱出し、帝国の追っ手を振り切るまでは護衛するが、そこから先は彼らに独り立ちして貰う。


 その件は昨日ユーハンにも伝えている。それでも覚悟があるのなら脱出に手を貸すと伝えているので、後で文句を言われても俺たちは抜けるつもりだ。


(ナタルにお節介をしたのが始まりだが、ちょっと大事になってきたからな)


 流石に50人以上の面倒をずっと見ていくのは骨が折れるし、そんな責任は負いたくもない。あくまでナタルやオッドの家族を助けるついでに、彼らの脱出を手伝うだけなのだ。


「人員はどう振り分ける?」


「潜入組は俺、佐瀬は確定だ。後は名波かナタルだな」


 オッドには悪いが引き続き外側で待機して貰う。魔法使いなら敷地内より外の方が戦力になるだろう。佐瀬は【テレパス】が必要になるので同伴確定だ。


「それと俺たち≪白鹿の旅人≫メンバーは基本姿を現さない。透明のままで行く」


 この条件も飲んで貰う。姿を見られて今後も帝国に付け狙われる人生は御免被りたい。


「ああ、構わない。面倒事に巻き込んで、本当にすまないな」


 ナタルとオッドが揃って頭を下げた。


「それと陽動作戦だが……魔物を使おうと思う」


 俺が提案をするとオッドが尋ねた。


「魔物を? どうやって?」


「捕まえて収容所の内部や周辺に解き放つ」


「そんな事が出来るのか? だがゴブリン程度だと陽動にもならないぞ?」


「やり方は……悪いが二人には教えられないが、今から森で捕まえてくる。最低でもCランク以上の魔物を捕まえたいが……」


 そこまで説明するとナタルは肩をすくめた。


「お前は色々と奥の手を持っているな。分かった、それは任せる。作戦内容は魔物を捕まえてきてから詰めていこう」


 捕まえてくる魔物の数や強さによって、俺たちの動きも変わってくるだろうから当然だな。


「悪いが佐瀬と名波は一緒に来てくれ。シグネは二人と留守番な」


「えー!?」


 ナタルとオッドは昨日からあまり休めていない。また俺たち四人揃って出掛けてしまうと、二人の寝る時間を割いてしまう。それは流石に申し訳ないし、夜の作戦にも影響を及ぼす。




 昼食を終えた俺は佐瀬と名波を連れて森の奥へと入っていく。


「なんかこの三人で探索ってのも久しぶりね」

「あ、そうかも~」

「同じ森だしな」


 ここは帝国人からは≪豊穣の森≫と呼ばれ、話しを聞く限りだと虫タイプの魔物が多いそうだ。強い個体こそ少ないが、その代わり数や種類は豊富なのだとか。


「雑魚は無視して強い奴を探してくれ!」


「見つけたらどうやって捕らえるの?」


「いや、なるべく綺麗に殺して、施設内で蘇生魔法を掛ける」


「「ああ……」」


 二人は納得したようであった。


 作戦上、そこまで魔力を消費したくはないので、多くて二匹までが限界だ。その分Cランク以上……出来ればもっと強い奴を捕まえたい。理想はBランクだが……いるかな?



 それから俺たちは夕方目前まで魔物を探し回った。








「なかなか活きのいい奴を捕まえてきた」


「そ、そうか……」

「そんな魚みたいに……」


 ナタルとオッドは何とも言えない表情を浮かべていたが、俺の捕まえた魔物が二匹ともBランクと聞くと、目を見開いていた。


「そいつらなら確実に帝国兵は混乱するだろうな」


「ああ! 魔物を放つ場所は北西の正門という事か?」


「その通りだ。その間に俺たちは南東にある小さい方の門から救助者を逃がす」


 大体の作戦は決まったが、後は本番で臨機応変に、だ。


 突入メンバーは俺、佐瀬、名波となる。今夜は俺の代わりに名波が牢獄内へ入って貰う。勿論ユーハンへの声掛けも彼女が行う。俺は魔物の死体を生き返さなければならないからだ。


 佐瀬は牢獄付近で名波のサポートだ。作戦決行時に合図を送り、牢獄の出入り口で見張っている兵士を魔法で無力化させる。


 他の三人は南東の小門付近で待機だ。三人の中で≪隠れ身の外套≫を使うのはシグネだけだが、見張りは二人だけだし、シグネの【サイレント】を使えば外部に音漏れの心配もないだろう。



「それじゃあ、行動開始だ!」


 俺たち≪白鹿の旅人≫は全員透明になると、それぞれ所定の場所へと近づいた。


 俺と佐瀬、名波は敷地内に入り、牢獄の近くで様子を見る。昨日とほぼ同じ時間に、囚人たちは次々と牢獄内へと押し込まれていった。その中に名波が混じっていく。


『潜入成功♪』


 念話越しに場違いに陽気な声が響いてきた。


『早速ユーハンに声を掛けてくれ。長い黒髪を結っている青年だ』


『あ、この人かな?』


 そこからは暫く無言が続いた。全員が互いに聞こえるようにしたいのだが、佐瀬が顔合わせした事の無い者が含まれると、それも難しいらしい。


 実際に顔見知りな俺と赤の他人同士の会話なら、至近距離なら念話もできる。


(なんか目に見えないアドレス帳みたいなものがあるのか? 佐瀬はユーハンの番号を知らないから通話できない、とか……)


 そうなると【テレパス】の効果は通話機と言うより、電波を送る基地局が正しい表現なのだろうか?


『矢野君。話、ついたよー! 今夜で問題ないけど、一人新たに足を負傷した人がいるって』


『了解だ。予定通り決行は真夜中過ぎだ。負傷者は俺が後で治すか、合流に支障がありそうなら迷わずポーションを使ってくれ』


『ラジャー! 二人とも頑張ってね!』


『留美もね!』


 俺たちは名波との念話を一旦終了させると、透明なまま南東にある小門付近の外壁によじ登った。


『……シグネ、聞こえるか?』


『あ、イッシンにい! 聞こえます、オーバー!』


『内部は問題無し、予定通り決行だ。そっちは二回目の合図を待ってから行動開始だ』


『サー、イエッサー!』


(シグネの奴、なんか妙に張り切っているな? お昼に置いてけぼりを食らったからフラストレーションが溜まっているのかな?)


 ただシグネは夜に弱いので、このテンションがそのまま維持できるかが若干心配だ。


『まだ時間があるから、出来るなら少し仮眠しとけよ?』


『分かったよ!』


 これで良し。


 後は少し敷地内をチェックして時間までひたすら待つだけだ。若干名波の魔力が持つか不安だが……そういえば、昨夜はよく持ったな?


 そんな疑問を佐瀬と話しているとすぐに理由が判明した。佐瀬の雷魔法【コミュナス】の力だ。


 確か他人に魔力を譲渡する魔法、だったか? こんな所で役に立つとは思わなかったな。




 やる事も終え、待つこと数時間後、兵舎の方も殆ど灯りが消えていた。



『……よし、始めるぞ!』


『ええ、上手くやりなさいよ!』


 俺は佐瀬と別れると、北西にある大門付近へと近づいた。見張りは相変わらず二人だけと手薄状態だ。


(……まずは、君に決めた!)


 俺はマジックバッグから大きな蟻を出すと、早速蘇生魔法【リザレクション】を放ってすぐにそこから離脱した。


「ん? 何だ!?」

「何か光ったぞ!?」


 流石に魔法の光で露見したのか、先程まで眠たそうにしていた兵士たちが反応した。だが俺は透明な上にすぐその場を引いたので、見つからなかった。


 代わりに大きな影が蠢いた。


「あ、あれは何だ? ……魔物だ!!」

「大きい!? 応援を呼ぶぞ!!」


 見張りの兵士はすぐに鐘のようなモノを打ち鳴らした。深夜でも流石に軍事施設だけあって、応援の兵は次々に北西の門へと集まってきた。


「なんだ、あの魔物は!?」

「あれは……クイーンアントだ!」

「馬鹿な!? こんな浅い場所で!? 森の奥にいる化物だぞ!?」


 この巨蟻はかつてダンジョン内で遭遇したアント種の女王だ。討伐難易度はBで、しかも取り巻きのクイーンガードもセットだったので、かなり手こずった難敵だ。


 今回は魔力量の事情でクイーン単体だが、闘力1,100以下の兵士諸君に果たして倒せるかな?


 俺は大混乱の兵士たちを尻目に、今度は牢獄の方へと向かった。


『佐瀬! 名波! 準備完了だ!』


『了解! 【ライトニング】!』


「ぐぁ!?」


 騒ぎの中、一人牢獄を見張っていた男を佐瀬の魔法で倒した。どうやら加減したようで、殺さずに気絶させただけのようだ。


(お前はそれでいい。多分、無駄になるだろうけど……)


 俺は敵にも情けを掛ける佐瀬に、何とも言えない感情を抱いていた。彼女はこの世界の荒事に身を置き続けながらも、依然変わらず優しすぎるのだ。それを俺は否定しないし、守り続けたいとも思っている。


『門を破壊させる!』


 俺は≪変身マフラー≫で白髪の少女“イッコちゃん”に変装すると、透明化を解除して扉を破壊した。


「おお!? 本当に出られるのか!?」

「急げ! 打ち合わせ通り、小門から出るぞ!」

「子供や老人、怪我人は協力して背負っていけ!」


 囚人たちは彼らなりに段取りを決めていたのか、押し合うことなく牢獄の外へと順番に出てくる。やはりユーハンが指揮を執っているようだ。


 ユーハンは外で待っていた少女姿の俺を見つけると、困惑しながらも声を掛けてきた。


「君が……ナナミの話していた協力者なのか?」


「そう。イッコ。よろしく」


 流石に女性言葉は抵抗があるので、口数の少ないクールキャラで押し通す事にした。イッコと名乗った時に佐瀬が吹き出していた。


『佐瀬! 笑ってないで合図だ!』


『ぷぷっ! 了解!』


 佐瀬は急いで南東の小門付近に近づくと、念話越しにシグネたちへ合図を送った。これで小門の見張りも早々に無力化されるだろう。


「お! 見張りが倒れてやがる!」

「こいつの剣は貰っておこう!」

「まだ息があるみたいだぞ? トドメを刺せ!」


 牢獄から脱した男たちは、先程佐瀬が気絶させた見張りを発見すると、躊躇うことなく剣を盗んで喉元を突き刺した。


『——っ!?』


 その光景に佐瀬は息を呑んだ。


(ずっとあんな所に閉じ込められて、言いなりになっていたんだ。まぁ、こうなるよな……)


 もしかしたらこの見張りも、軍の命令で仕方なく仕事をしていただけかもしれない。だがそんな事情、地獄を味わってきた当人たちからしたら知った事ではない。兵士たちが加害者側であるという事実に変わりはないのだから……



 彼らを逃がすと決めた時点で、血が流れる事は百も承知だ。佐瀬も当然そこは理解しているだろうが、それでも穏便に済ませたかったのだろう。


(お前とシグネはそれでいい。汚れ役は俺と名波が被る)


 本当は俺だけでと言いたいところだが、名波もかなり非情な判断をする傾向にある。恐らく佐瀬が冒険者に一度殺され、その敵討ちで相手を殺した時からなのだろう。普段陽気な彼女だが、いざ戦闘になると容赦がない。


 勿論無用な殺しはしないが、仲間の命が懸かる場面だと相手の生死には一切躊躇しない、そんな精神的な強さが彼女にはある。


 どちらが正解かとは一概に言えないが、俺も後で後悔しないように行動したいものだ。



 少し考え事をしていたら、いつの間にか小門の見張り台にいた兵士の姿が見えなかった。どうやらシグネたちが対処したようだ。パーティメンバーで唯一姿を晒している俺(私)が囚人たちを誘導する。


「こっち。南東の小門から逃げる。獣人とエルフの協力者が先導する」


「ああ、分かった! みんな、離れずに行動するんだ!」


 ユーハンが声を掛けて先陣を切る。小門は既に破壊されて簡単に外側へ出られるようになった。


『矢野君、じゃない。イッコちゃん! そこの猪族の獣人さんが足に怪我してるよ!』


『わざわざ言い直さんでいい! さっき報告にあった人だな!』


 俺は足を引きずっている猪男を捕まえると、すぐに【ヒール】を施した。


「おお!? ありがとうな、お嬢ちゃん!」

「お嬢ちゃんも早く逃げないと……!」


「皆は先に行って。私はやる事がある」


 殿は俺が務める事になっている。


 最後尾の囚人と佐瀬たちが外壁を抜け出たのを確認すると、俺はもう一匹の魔物をマジックバッグから取り出して蘇生させた。


 グアアアアアアッ!!


 フォレストイーター、恐竜タイプの恐ろしい魔物だ。虫ばかりと聞いていた豊穣の森にこんな奴がいるとは思いも寄らなかった。


 フォレストイーターは討伐難易度Bランクの魔物で、あのデストラムと同じ種とされている。その為、BはBでも限りなくAに近い強敵だ。正直シグネ抜きでこいつを綺麗に倒すのには、かなり骨を折った。


 そんな危険な魔物を収容所の敷地内に解き放った。


 これで詰み、だろう。ここにはクイーンアントとフォレストイーターを倒せる戦力は存在しない。帝国軍人が魔物たちと死闘を繰り広げている間に、俺たちはゆっくり南東へ逃げればいい。


 逃走ルートは豊穣の森の中を突っ切るつもりだ。


 森の移動をナタルとオッドは反対していたが、俺たちは以前にも鹿江大学コミュの学生を森の中で護送した経験もある。今回は前よりも戦力が充実しているし、追っ手も当分来ない。多分問題ないだろう。



 こうして俺たちと元囚人たち、合計60人以上の集団は、暗い夜の森をゆっくり進んで行くのであった。








――女神アリスと地球の代表者たちによるQ&A情報――


Q:(質問が思いつかないまま数分が経過……)

A:これ以上は私も忙しいので質問を打ち切ります。ではあちらの世界で無事に暮らせるよう祈っております。



◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆


今回で、女神アリスと各国代表者たちとのQ&Aは終了となります。


今後は人名やスキル、魔法にマジックアイテムなどをプチ情報として掲載していこうと考えております。



ここまでご愛読頂いて、本当にありがとうございます!


話のストックは第100話近くまでありますが、それ以降は毎日の投稿が難しく、週一辺りに落ち着くと思われます。


ご容赦ください。m(_ _)m ペコリ

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