第73話 黒星、始動
交易街ブルタークはエイルーン王国内でも指折りに大きな街だ。
四方に設けられた門からは引っ切り無しに商人や旅人が通行し、商人街ではバーニメル半島の東部にある殆どの物品が手に入ると言っても過言ではない程、多くの店で賑わっていた。
そんな栄えた町にも影はある。外壁北西部に貧しい者たちが集まって自然とできたスラム街だ。
そこには街の中で宿を取ったり、家を借りたりする余裕の無い貧民たちが慎ましく生活を送っていた。身寄りのない幼子や満足に働けない者、脛に傷を持つ逃亡者など、普通の生活から弾かれた者たちの巣窟だ。
そのスラム街にあるボロ屋に三人の男たちが待機していた。B級冒険者≪
「……来たぞ」
暫くすると、三人の前に一人の女がやってくる。狼族の獣人であるナタルもまた≪黒星≫メンバーの一人であった。
「例の
男がナタルに尋ねた。
「噂通り、白髪の少年だった。それに東部からこの街に来た時期も大体一致する」
冒険者パーティ≪黒星≫の正体は、帝国からの間諜であった。
彼らの傘下に置かれている部隊、≪漆黒の蛇≫、≪黒山の霧≫、≪黒竜の牙≫が何れも連絡が取れない事態に気が付いた。
最後に“蛇”とコンタクトを取った時、彼らは“霧”と“牙”の失踪原因を探っており、その第一容疑者が白髪の少年冒険者だと聞いていたのを男たちは思い出した。
まさかC級冒険者の中でも上位の実力であるパトリックたち≪漆黒の蛇≫が少年冒険者相手に後れを取るとは思わず、その一件は“蛇”に丸投げしていたのだ。
それが蓋を開けてみればパトリックとも連絡が取れず、挙句の果てに彼らに譲渡したマジックアイテムも丸ごと行方不明という大失態を犯してしまった。
そこで遂に≪黒星≫自らが動く事になった。
まずはその“白髪の少年冒険者”を特定するべく、彼らはパーティメンバーである狼族のナタルとエルフ族であるオッドに調査を命じた。
ナタルはギルドの冒険者を中心に“白髪の少年冒険者”の調査をさせ、オッドは単身で東部のカプレットに向かわせた。“霧”と“牙”の足取りを今一度精査させる為である。
人族の男三人はというと、酒を飲みながらただ二人の報告を待っていただけだ。
だが、それについてナタルは何一つ文句を言わない。それが何時もの事であったからだ。
「じゃあ、そいつらで決まりなんじゃねーのか?」
「ちょっと痛めつけて吐かせりゃぁ、簡単に口を割るだろうさ」
男たちは酔っている所為か、呑気なのか剣呑なのか判断に迷う会話を繰り広げていた。
(そう簡単な相手には見えなかったがな……)
ナタルは相手を格下だと決めつけている人族の男たちに呆れていたが、敢えて助言などは送らなかった。
その方が彼女には都合が良かったからだ。
ガラハド帝国は人族至上主義の国家で、他人種にはとにかく風当たりが強い。帝国に獣人族は居ないことも無いが、人族以外の国民は極僅かであり、厳しい迫害を受けていた。
その為≪黒星≫のような表向きの間諜たちは、偽装工作として敢えて人族以外のメンバーを選ぶ傾向にある。
その選ばれた者が狼族のナタルとエルフ族のオッドだ。
ナタルともう一人の青年、エルフ族オッドは無理やり帝国に従わされているメンバーだ。二人とも家族を人質に取られている為、止む無く帝国に協力しているのだ。
(精々あの少年を侮っていろ! もし、チャンスがあれば……っ!)
最近、何故か裏の暗部たちも別件で忙しいのか、監視の目が緩んでいるのを彼女は【察知】スキルで勘付いていた。今回の一件は帝国を欺き、家族を救出する絶好の機会なのだ。
ナタルは昼間から酒を飲み、≪白鹿の旅人≫を襲う算段を立てている男たちに冷ややかな視線を向け続けていた。
今回のダンジョン探索で得た物と、日本人コミュニティで手に入れた食品を一通り売り払い、俺たちは大量の軍資金を手に入れた。
準備の整った俺たちは、まず宮内家も含めた全員で北方民族自治区にある大芝森プラザコミュニティへ赴いた。
エアロカーだとあっという間で、近くの森に着陸して拠点へと向かう。
佐瀬たちには留守番を任せ、俺と宮内家だけで拠点に近づくと見張りの人たちは驚いていたが、その中に見知った一家の姿を見つけると、直ぐに代表である工藤総会長へ取り次いでくれた。
「おお、宮内さんに矢野君! 思ったより早く来てくれたようだね」
「お久しぶりです、工藤さん。お約束の硬貨をある程度は用意できました」
ここへ来た目的は、彼らに王国で使われている硬貨を融通する為だ。ただし、ただで施すつもりはない。コミュニティ内にある物資の購入という形で交換する予定だ。
「それで、どの程度の額を用意できたのかね?」
「最大で金貨35枚分は交換できます」
金貨35枚と言っても、それがどの程度の価値があるのか彼らには全く分からないだろう。俺はざっくりとこの半島で扱われている硬貨について説明をした。
ここバーニメル半島の大半は“ガーディー通貨”と呼ばれる硬貨が流通されている。
この通貨の発祥はかつて半島の西部にあった大国、ガーデ王国で扱われていた硬貨だ。もうその国は滅びて、今は大分領土を減らした後継国、ガーデ公国が残っているだけだが、かつて栄華を極めたその大国の通貨は、半島内に住む庶民たちにはすっかり馴染んでしまっていた。
何度か新たな通貨を広めようと努力した国もあったようだが悉く失敗し、現状半島内ではガーディー通貨一強状態だ。
ただし金や銀の含有量は少ないようで、中央や他の大陸からの商人相手だと、少し相場が下がってしまうのが難点だ。
硬貨の種類は安い順で、銅貨、銀貨、金貨、白金貨で、白金貨には金だけでなく、ミスリルも若干含まれている。ただし白金貨だけは少々特殊な硬貨なので、平民にはまず縁の無い代物だ。庶民は大抵、銅貨や銀貨だけで生活を送っている。
銅貨10枚で銀貨1枚、銀貨100枚で金貨1枚、金貨100枚で白金貨1枚の価値がある。
「成程、銅貨と銀貨はどれくらいの価値があるのかの?」
「銅貨1枚あれば軽食くらいなら取れますし、大体の食材も購入が可能です。銀貨1枚あれば、そこそこの宿にも泊まれますよ」
「ううむ、銅貨1枚で100円、銀貨で1,000円といった感じかな?」
「一概にそうとは言えないですが……最初はそんな認識で問題無いです」
日本とこの世界とではモノの価値観が全く違う。人件費や宿泊費は思った以上に安いが、趣向品や医療費は驚くほど高額だ。
(新品の服なんか買おうとしたら、きっと驚くだろうなぁ)
ともあれこれ以上の情報に関しては彼ら自身で実際に街を観て、肌で感じて貰った方が良いだろう。何でもかんでも教えて世話をするのも少し違う気がする。
そこからは少し時間が掛かった。俺の用意した硬貨は大量にあるのだが、拠点内でお金になりそうな代物を集めて貰うのに時間を要した。
「ううむ、食料はある程度備蓄しておきたいし、それ以外となると……」
「ゴミ以外なら何でもいいですよ? 今回に関しては硬貨の価値も度外視で購入しますから」
俺としては彼らを助ける為に良かれと思って硬貨を用意した。流石に無一文で越境して街に繰り出すのは面倒だろうと思ったからだ。
この取引で儲ける気は微塵もなく、硬貨を用意した報酬としてある程度誠意のある物なら、実際の価値が1/10以下だろうが文句は言わない。
結局、飽和気味の食材を少々と、今のところ使い道の無い日本の雑貨や壊れた電子機器などをガーディー通貨で購入した。実際の価値は……どうだろう? 壊れていても電子機器ならもしかしたら金貨を出す物好きがいるやもしれないが、俺は用意した金貨35枚を全て工藤氏に手渡した。
最後に俺はこのコミュニティに住んでいる方々の名簿と、探している家族のリストを受け取った。もし仮にどこかのコミュニティで名簿にある人物を探している人を見掛けたり、逆に捜索リストの人物に出会ったら、居場所を教えてあげられるし、幼い子と離れ離れになっているようなら、エアロカーで送ってあげてもいい。
以上でここでの用は完全に終わり、大芝森プラザの人たちと別れを済ませた俺たちは、森の中で待っている他のメンバーと合流すると、再び鹿江町を目指した。今回一番の目的は宮内一家の移住を手伝う為である。
もう何度か飛行を重ねている所為か、前回よりも大分早く東の森を超える事が出来た。
鹿江町付近にエアロカーを着陸させ、八人揃って徒歩で町へと向かう。
「矢野君たちには大変お世話になった! ありがとう!」
「ありがとうございます」
宮内一家とはここでお別れだ。宮内夫妻に頭を下げられながら、俺たちは感謝の言葉を受け取った。
「シグネちゃん、またね! 私もっと強くなるから!」
「ボクもボーケンシャになる!」
長女の聖香と長男の聖太は俺たちの影響か、すっかり冒険者業に憧れを抱いてしまった。これには夫妻も顔を顰めていたが、俺たちが口を出す話ではない。
一応冒険者は危険だと何度も言って聞かせてはいるが、本気で目指す気ならダリウスさんを始めとした町の人たちに面倒を見て貰うのが最善だろう。この町の人たちは何気に闘力が高めなので、その点は安心できる。
折角なので俺たちはリンクス夫妻にも軽く挨拶を済ませると、今度は鹿江大学文科系サークルコミュニティへと向かった。中野に頼まれた食材の買い出しや、買取結果の報告である。
幸いな事に彼女はすぐに捉まった。
「え!? もう売ってくれたの? しかも結構高額じゃない!!」
「ああ、是非また売って欲しいって商人さん、喜んでいたぞ」
俺は中野から預かっていた食材で得たお金と、頼まれていた香辛料を手渡した。
「もし予定が空いているなら、四人までなら街まで乗せていくぞ? ただしマジックバッグの存在を知っている奴、限定でだが……」
俺たちの空飛ぶ乗り物エアロカーは鹿江大学コミュでも一部の人間にしか伝えていない。
別にエアロカー自体はここの学生全員に知られても問題無いのだが、それを収納する為のマジックバッグの存在だけは極力伏せておきたい。これだけは本当に洒落にならないレア度だからだ。
既にその存在を知っている花木、浜岡、中野、乃木の四人なら、ブルタークの街に泊りがけで案内するのも吝かではない。
「んー、とっても行きたいんだけど、今日はまだ仕事があるのよ! 今度! また今度声を掛けてよ!」
どうやら急なお誘いだったので今は難しいようだ。実はダリウスさんたちも誘ったのだが、同じく仕事で今は無理だと断られたのだ。
確かに急すぎたかもしれない。また今度折を見て希望者を募ってみよう。
帰りは俺たち四人だけでエアロカーに乗りブルタークへと戻った。
日が暮れるまでまだまだ時間があるので、街で買い物をした。俺はドワーフの工房に注文していたノームの魔剣用の新しい鞘を受け取りに、他の三人は服を見に出かけていった。
俺が工房を訪ねると親方は不在だったが、弟子であるサイ族の青年が鞘を持ってきてくれた。
「はい、ご注文の品だよ。一応剣を納めて確認してもらえるかい?」
「ああ。おお!? 凄い、ピッタリだ! 流石だな!」
前の鞘を使い回していたが少しサイズが合っていなかったので、新たに注文したのだ。俺は何度も魔剣を抜き差しして、新たな鞘の感触を確かめた。
「問題ないようだね。追加の費用は掛からなかったから、前金だけで十分だよ」
「ありがとう! 親方にもよろしく伝えておいてくれ!」
俺はサイ族の青年に礼を言うと、商人街の方を目指した。恐らくそちらに佐瀬たちもいる筈だ。
そう思った矢先————
『イッシン、聞こえる?』
————丁度、佐瀬の方から
『ああ、どうした?』
念話が届いたという事は何か緊急な案件だろうか?
『それが変な冒険者たちに話しかけられて……今、留美が対応しているの』
『なんだ、またナンパか?』
佐瀬たちは容姿が整っている所為か、よく街の男たちに声を掛けられる。今でこそブルタークに滞在している冒険者たちは、佐瀬たちの恐ろしさを知って無茶な声掛けは減ったのだが、それでも新顔なんかには相変わらずナンパされるのだ。
今回もそんな口かと考えたが、それなら佐瀬が【ライトニング】で黙らせる筈だ。
何やら事情があるようだ。
『どうも違うみたい。シグネが言うには、連中の何人かは鑑定できないって言うのよ』
『……何? 人数と鑑定で覗ける奴の数値は?』
【解析】スキルで鑑定できないとは……俺は何か嫌な予感がした。
『絡んでるのは三人組の男だね。あと一人、前にイッシン
佐瀬に代わりシグネから念話で情報が届いた。
(闘力2,000か! それに女狼さんは確か闘力3,000以上だったか?)
結構な強さだ。他の鑑定できないメンバーも相応な実力者だと思った方が良さそうだ。
『今どこにいる?』
先にこの質問をしておけば良かったと思いながらも、俺は彼女たちの居場所を尋ねた。
『商人街の北側、この前果物を購入した店の近くよ。こいつら噂で聞いたのか“雷の魔法を見せて欲しい”、“街の外で見せてくれ”としつこいのよ! しかも殆どの会話が真っ赤な嘘!』
マジックアイテム≪審議の指輪≫を発動させたのか、佐瀬は彼らの話が虚言である事を見抜いていた。
『分かった。絶対に応じるな。なるべく時間を稼いでくれ! 俺も直ぐ向かう!』
俺は彼女たちの居場所を頭の中で思い浮かべると、職人街から北東へ向かった。
『矢野君! こいつら、私の【感知】で敵意を感じる! あと、少し離れた建物の上から二人、こっちに敵意を向けている者が潜んでいるよ!』
『——っ!? 分かった!』
想像以上に不味い事態のようだ。俺は舌打ちしながら慎重に彼女たちの居る方角へ駆け抜けた。
どうやら向こうはやる気満々のようだ。外に連れ出そうとしている事から、明るい内に街中で襲うとは思えないが、一刻も早く向かった方が賢明だろう。
マジックバッグはタイミング良く俺が所持しているので、そこから≪隠れ身の外套≫を取り出し、周囲に人の目がない事を確認すると透明化の能力を発動させる。
商人街へ踏み込むと、まずは近くにある建物の上に向かい跳躍した。闘力4,000超えの俺の身体能力は伊達ではなく、一回のジャンプで屋根の上に飛び乗ると、佐瀬が教えてくれたポイント付近に向かった。
(居た! あいつらか!)
屋根の上に不審者二名を発見した。それぞれ道を挟んで両サイドの屋上から下を監視している。その視線の先には三人組の男たちと会話をしている佐瀬たちの姿があった。間違いなく関係者だろう。
『俺も今着いた。屋根にいる不審者二人も視認した』
『で、どうすんの? ここでやる気?』
それは些か血の気が多すぎるでしょう、佐瀬さんよ。
『いや、少し時間をくれ。まずは屋根上の二人を制圧する』
こいつらが何者で、どういった目的があるかは知らないが、冒険者相手に隠れながら敵意をぶつけている時点で碌な相手ではないだろう。
(【ライトニング】で気絶させるか、それとも……)
殺してマジックアイテムに死体を収納するのが一番足の付かない選択だ。ただ、それだと相手の正体が分からず終いになるが、馬鹿正直に問い質すとなると奇襲ができなくなる。
安全か、情報か…………
(…………ここは折衷案だな)
俺は一番やり易そうな近くにいる屋根上の男に接近すると、背後から口を塞ぎ至近距離で【ライトニング】をかました。
「————んぐっ!?」
短い悲鳴が漏れたと思うと、男はそのまま脱力して動かなくなった。どうやら上手い感じで気絶させられたようだ。
もう一人、反対の屋根にいる男に気付かれる間に、俺は気絶させた男を攫うと、裏路地で持ち物を漁った。
(身分証は……持っていないな。これは、短剣に針? それと縄に……何かの薬か?)
薬品だと思われる物は、粉上のと液体状の二種類があり、瓶に入った液体の中身はあからさまに毒々しい色合いをしていた。
俺は気絶させた男に、まずは粉上の薬を強引に飲ませると、急に呻き声を上げ吐血しながら息を引き取った。間違いなく劇薬の類だ。
(はい、ギルティー!)
流石にこいつらは強制排除でも構わないだろう。
俺は死体をマジックバッグに収納すると、こっそり裏路地から回り込んで、反対側にいる男へ接近した。
今度は気絶なんて温い事は言わず、そのまま喉を短剣で掻っ捌いた。やがて動かなくなった男の死体を同じくマジックバッグに収納させる。
(最悪、何かの間違いで無罪だったら、後で生き返らせてやるよ)
俺は”多分そうはならないだろうな”と思いながらも、邪魔者のいなくなった屋根の上から佐瀬たちのやり取りを見守るとした。
『上の二人は片付いた!』
『…………っ! 分かった。この後は?』
俺の言葉の意味をどう受け取ったのか、佐瀬は少し躊躇いがちにこちらへ尋ねた。
(さて、こうなったら敢えて外に釣られて様子を見るべきか……)
俺が頭を悩ませながら下の様子を伺っていると、三人の男たちから少し離れた位置にいる狼女がこちらを見ている事に気が付いた。透明状態にも関わらずにである。
(やべ!? 完全に目線が合った!!)
そういえば彼女は【察知】スキルを持っていた事を失念していた。同じスキルを持っていた名波の事を思い起こす限り、恐らくさっきのやり取りにも勘付いていた筈だ。
(完全に馬鹿をやってしまった!?)
だが、意外な事に彼女はこちらを暫く見つめていると、再び佐瀬たちの方へ視線を戻した。
(な、何だ? 気付いていない? いや、そんな訳あるか!)
理由までは分からないが、恐らく彼女は俺を見逃したのだ。
(屋根の男たちと下の連中は関係が無いのか?)
俺は頭を混乱させながらも、佐瀬たちの様子を見守っていた。
――女神アリスと地球の代表者たちによるQ&A情報――
Q:我々地球人が向こうの世界で子供を産んだら、その赤子にもスキルを与えてくださるのでしょうか?
A:いいえ、あくまで地球で生まれた赤子にのみランダムでスキルを与えます。あちらの世界で生まれた子については一切不干渉です
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