第65話 大芝森プラザコミュニティ
軽く走り続けて30分くらい経つと健太郎から悲鳴に近い声が上がった。
「い、一心君……ちょっと、待ってぇ! そろそろ……無理ぃ!」
「それじゃあ歩きに変えましょう」
俺は既に走るのを止めた健太郎にゆっくり歩調を合わすと、【ヒール】を掛けた。
「はぁ、はぁ、あ、ありがとう。少し……楽になったよ」
俺の【ヒール】は怪我なら一瞬で治すが、疲労は少ししか回復しない。気休め程度だ。それでも大分マシになったのか、健太郎は背負っている自前のリュックから水筒を取り出して水分補給をする。
汗を拭える範囲で拭き取ると、息を整えてから俺に話しかけた。
「き、君は全く息を切らしていないんだな。改めて実力差を感じさせられたよ」
「俺も最初は健太郎さんと似たようなもんでしたよ。こればかりは回数を熟さないとですね」
訓練と実戦、その両方を重ねる毎にステータスは上昇する。前の世界とは違い、ここではスキルやアイテムでステータスの鑑定も可能だ。目に見えて自分の身体が強靭になっていくのを実感できるのは、モチベーション維持にも最高だ。
ふと、横に生い茂っている草陰から物音がした。これは明らかに風とは違う、生き物が近づいている物音だ。
「健太郎さん、左に注意してください。何か来ます」
「——っ!?」
以前の俺ならもっと早くに気付けたろうが、最近名波のスキルに頼りっぱなしだった弊害か、少し警戒が疎かになっていたようだ。反省、反省。
慌てて槍を構える健太郎と俺の目の前に現れたのは、二頭の猿のような小柄の魔物だ。名前をフッチという、森でよく見かけるEランクの魔物だ。
街道付近で見るのは珍しい魔物だが、丁度良さげな練習相手が現れたなと俺は笑みを浮かべた。
「健太郎さん。こいつらは頑張れば貴方一人でも十分倒せる相手です。厳しそうなら一匹は引き受けますが……」
「いや、やらせてくれ! 魔物を倒してもステータスは上昇するんだろう?」
本人はやる気なので彼に任せる事にした。
「——そりゃあ!」
健太郎はフッチたちに近づくと、掛け声と共に左端の一匹目掛けて槍を突き出した。ただ考え無しに放たれた槍はあっけなく躱される。フッチは小柄な分、俊敏さを売りとする魔物なのだ。
もう片方のフッチが健太郎へと飛びかかる。その様子をキチンと視界の端に捉えていたのか、健太郎は慌てて槍を引くと、柄の部分でフッチの攻撃を防御した。
「く、このぉ!」
飛び掛かったフッチを振り払い、一旦距離を取って仕切り直しとする。
思った以上に厄介な手練れだと感じた健太郎は、再びフッチに接近すると、今度はコンパクトに槍を連続で突いた。
俺は少し離れた距離から健太郎の戦闘を見守っていた。
(うん、ちゃんと対応できている。これなら大丈夫そうだな)
健太郎のステータスでEランク相手だと、タイマンならまだしも、複数同時には厳しいだろうと思ったが、想像以上に動けていた。少しスパルタ過ぎかとも思ったが、彼と行動を共にする時間は限られているので、多少粗っぽくてもこれが最良なのだと自分に言い聞かせた。それに……
(多少の怪我なら治せるしね)
その点、俺と行動を共にする者は恵まれた環境下にある。最悪、死んでしまっても復活できるのだから。
「ぐっ、そこ!」
フッチの爪で腕を引っかかれながらも、健太郎はようやく一匹の胴に槍を突き刺した。だが、もう一匹続けて攻撃しようとしたが、槍が仕留めたフッチに刺さったままで中々抜けない。
仕方なく健太郎は飛び掛かるフッチをグーで殴り飛ばした。小型の魔物だからこそ出来る対処方法だ。
その間に健太郎が槍を引き抜くと、吹き飛ばされたフッチは不利を察したのかその場から逃げ出そうとした。
(そうはさせない!)
俺は瞬時に回り込むと、剣を抜いてフッチの進行方向を塞いだ。ダンジョン産の魔物と違い、野生のそれは必ずしも最後まで襲い掛かってくるとは限らないのだ。
「そいっ!」
足を止めたフッチは格好の的で、健太郎は躊躇することなく背後から串刺しにした。少し可哀そうだが、魔物の大半は人を襲う存在だ。このフッチも当然討伐を推奨されているので、見逃す理由はどこにもない。
「……ふぅ」
「お疲れ様です」
俺は健太郎を称えながら、【ヒール】と【キュア】を掛けた。傷口から黴菌が入ったら危険だからな。
「最後は逃げられそうだったから、自分一人の力ではないけれど、少し自信を持てたよ」
確かに俺が居なかったら一匹逃がしていたが、それでも撃退はできたので及第点だろう。
「あれは何て魔物なんだい?」
「フッチという討伐難易度Eランクの魔物です」
俺が教えてあげると健太郎は驚いていた。
「そうか。私でもEランクを二匹相手に戦えるのか……!」
確かに今回の彼は大健闘したが、ここは釘を刺しておく必要がある。
「一応補足しておきますと、フッチは本来、森を棲み処にする魔物です。今の闘力でもし森中で遭遇したら、複数相手なら絶対に挑まないで逃げてください」
フッチは本来、木々からの高低差を利用した群れでの狩りが得意な魔物だ。今の健太郎でも二匹くらいなら戦えるだろうが、その際はもっと傷が増えていただろう。
今回森の外での戦闘だったので丁度いいと判断したが、まともな状態でのEランクだと複数相手はまだ彼には早い。
健太郎もさっきの猿たちが木々の合間から襲い掛かる姿を想像できたのか、顔を引きつらせた。
「確かに、それはおっかなそうだ。まだ一人で森の中に入りたいとは思わないな」
「それが気付けるだけでも他の見習い冒険者より一歩前進ですよ。勇ましいのと蛮勇は別物ですからね」
「全くだ。肝に銘じておこう」
次に俺は魔物の解体について簡単にレクチャーした。
俺もそこまで上手い方ではないが、魔石と肉くらいなら剥ぎ取れる。毛皮も立派な素材だが、フッチは小柄故、刃物で戦うと僅かしか売り物にならないので、今回は無視して焼いて処分した。
それからも俺たちは適度にランニングと戦闘を繰り返した。その度に健太郎は腕を磨いていき、俺も少しだけ索敵の勘を取り戻しつつあった。
そして1日目の夜、そろそろ夜営の準備をしようかと考えていると、幸運にもブルタークへ向かう道中だという隊商と出くわした。しかも護衛の冒険者は連れておらず、自前の男手だけのようだ。
俺はリーダーの商人に自分がC級の冒険者であり、夜営を共にさせてくれないかと提案すると、彼らは快く迎え入れてくれた。向こうとしても
食事も一緒にと勧められたので、俺と健太郎は遠慮なく彼らと同席させてもらう。健太郎にとって異世界の商人との会話は新鮮で、色々尋ねながら話しに華を咲かせていた。流石に元ジャーナリストとあってか話術が実に巧みだ。
俺は隊商の男たちと交代で夜の見張りに就いた。流石に健太郎はまだG級の見習いなので、俺とセットでの見張りとさせて貰った。
「いやぁ、実に興味深い体験だ。もっと早くに街へ向かえば良かった」
健太郎の言葉に俺は苦笑いを浮かべる。もしそうなっていたら、俺たちが初めてブルタークに着いた頃には、逆に彼から色々な情報を教えてもらう立場になっていたのだろうか。
翌日、商人たちと別れると俺たちは引き続き街道沿いに進んだ。
だが少し進むと健太郎は街道脇の方へ進路を変えた。
「ここから道を外れる」
それから2時間以上、草の生えた場所を進むと、なかなかに大きな川が見えてきた。
「あそこだ! あの辺りは浅瀬で、飛び石もあるから対岸に渡れるんだよ」
「この川は……っ!」
俺は頭の中に浮かんだ地図を確認して、ある一つの懸念が浮かんだ。
(この川ってもしかして……国境線じゃないのか!?)
ここエイルーン王国は、西側は帝国に隣接しているが、北は北方民族自治区と呼ばれる、多数の民族が生活するエリアと接している。
王国と隣国、または自治区との境は、大体が川や崖、山といった分かりやすいもので区切られているケースが多い。
確か北の国境線は小川だと聞いていたが、まさか宮内一家が越境してこちらに来ていたとは完全に想定外であった。
その事を健太郎に話すと、彼も驚いていた。
「つまり、我々が住んでいた場所は王国ではなく自治区で、私たち一家は不法入国していた、と?」
「うーん、そういう事になるんですかねぇ?」
国を出入りする際には基本、関所を通過する義務があるらしい。そこでどういった対応をしているのかは俺も正確に把握していないが、多分オルクル川の関所よりかは厳重なのだろう。
無断で出入りするのはあまり良い行いとは言えなかった。
「……この件も含めてコミュニティに警告しよう。この辺りは既に活動範囲内だしね」
この小川はコミュニティにとっても重要な水源の一つで、一日に何度かは誰かしら姿を見せるらしい。今は誰も居ないようだが————ん?
そんな会話をしていると、対岸の奥から人の姿が見え始めた。どうやらタイミング良く拠点から人がやって来たらしい。
「彼らは顔馴染みだ。私から話しかけるから、一心君はそこで待っていてくれ」
ここは健太郎に任せて俺は離れた場所で待機した。
健太郎が姿を見せた四人組に声を掛けると、彼らは驚いていた。一瞬だけ顔を顰めるも、顔見知りとあってか、その後は普通に会話を続けた。
やがて俺の話題にでも移ったのかこちらへ視線を向けると、彼らは再び驚いていたが、話の方は付いたのか健太郎が戻ってきた。
「待たせたね。とりあえず彼らの用が済んだら一緒に拠点へ戻る事にしたから、もう少し待っていてくれ」
彼らは小川で食器類を洗いに来ていたらしく、それが終わるとこちらへ手招きをした。
健太郎に続いて俺も対岸に渡ると、四人の男女に挨拶をした。
「初めまして。矢野一心と言います」
「驚いた。話には聞いていたけれど、本当に日本人なんだな」
俺の容姿は白髪なので、少し日本人からかけ離れた見た目だが、それでも俺の名前と財布に入っていた運転免許証を見せると信じてくれたようだ。一応持ってきておいて正解だった。
彼らは年齢も性別もまちまちで、何でもここのコミュニティは仕事をローテーションで回しているらしい。今日は偶々彼らが食器洗いの当番だったそうだ。
「しかし拠点を出て行った宮内さんたちを心配していたけど、息子さんの病気も治って本当に良かった」
「その節は、周囲の反対を押し切って勝手をし、申し訳ない」
「いや、俺も娘が同じ状況なら同じ真似をしただろうしな。流石に責められないさ」
少なくともこの場にいる四人は宮内一家の行いに同情的ではあるようだが、日本人はよく本音を隠す性分なので、これだけでは何とも言えない。まぁ、表立って糾弾されるよりかは何倍もマシだろうか。
暫く会話を続けると、拠点が見えてきた。ここは林の中に広がっている広大なスペースに設けられた拠点だそうだ。
大芝森プラザコミュニティ
元々は東京都港区にある大芝森プラザという大型マンションの住民たちで形成されたコミュニティだ。
高さ15階、戸数150以上とかなり大きいマンションで下層部分にはちょっとしたショッピングモールも設けられていた。
その為か、ここのコミュニティはマンション住民だけでなく、周辺に住む人やモール内の従業員なんかも参加しており、かなり大規模な日本人集団だ。
マンション住民の全員が参加している訳ではないが、それでも総勢人数300人超えと、俺が今まで見てきた拠点の中では最大規模の人数だ。
それもあってか拠点内も大分賑わっている。若干職人などの人手が不足しがちだそうだが、この辺りは魔物も少なく、作物を育てるのにも適しているので、食い扶持にはそこまで困っていない状況だそうだ。
俺が拠点に入ると、やはり見かけない白髪の少年が気になるのか注目の的であった。
やがて1件の大きな木造家屋に案内された。
「ここが“総会”本部だよ。まぁ、ここの拠点を運営している代表者集団の議会場って感じだね」
事前に先行してくれた人が話を通してくれたらしく、中の部屋には既に何人かが着席していた。
「宮内さん、久しぶりだね」
真っ先に声を掛けたのは一番年配の老人であった。
「ええ、ご無沙汰です。この度は色々とご迷惑を……」
「いや、過ぎた事を責めても始まらん。それよりお連れの子は……」
「初めまして、矢野一心と言います」
俺がお辞儀をすると老人も頭を軽く下げた。
「私は工藤元春と言います。一応、総会長という肩書があるのだが……まぁ、司会進行役とでも思って頂ければよい」
ご老人は笑って自己紹介をした。どうやら思ったより朗らかな人格のようだ。
「早く君の話を聞きたいが、二度手間になってしまうからね。今、人を集めているから少し待って貰いたい」
「分かりました」
何分急な来訪なので、先方の都合もあるだろう。どうやら俺たちの話を総会のメンバー全員で聞きたいそうなので、揃うまで暫く待つ事にした。
それでも30分もしない内に全員が揃ったようで、まずは総会長を務める工藤氏から今回の話し合いについて簡単な説明がなされた。どうやら本当に司会進行を務めるようだ。
その後、指名された健太郎が街で俺たちと出会って、ここに戻ってきた経緯を話していく。
そしてここからが本題、健太郎が俺から聞いた、この地域の説明と、世界の一般常識について情報を発信していった。
ここからは質問を挟んでの説明となる。基本的には健太郎が受け答えするが、彼に答えられない部分が出たら俺にバトンタッチとなる。
俺も何でも知っている訳ではないが、偶に必要だと思った箇所には補足を付け加えていく。一度は鹿江大学サークルのコミュで経験したやり取りだ。何だかんだで俺も説明する事に慣れてきたのかもしれない。
後半からは俺に直接尋ねる人が増えた。
「つまり、エイルーン王国はこの先戦火に見舞われる可能性がある、という事かな?」
「ええ、その認識で合ってます。大体収穫時期を終えた11月辺りから開戦ってパターンが多い様ですけど、この辺りは雪も降らないので、冬季の間はどこで起こってもおかしくないそうですね」
「……逆に言えば、今の時期は戦争が起こりにくい、ということか」
確かに一度街の様子を見るのなら、今の時期がベストなのかもしれない。逆に戦争が起こりやすい冬季に無断で国境線を超えようものなら、帝国の密偵と疑われても言い逃れができない。
「街で自宅を購入する事は可能なのかな?」
別の中年男性が質問をした。
「街中の空いている物件は全て、領主お抱えの商会が所有しているそうです。今では借りる事は出来ても、購入は色々と難しいそうですね。街の周辺なら買える土地もあるそうですけど、外壁がないので魔物や野盗の心配も僅かにですがあります。それと当然税金も取られます」
「ううむ、街中は賃貸しかないのか……」
正確には物件の購入は伝手が必要なのと、かなりの大金が必要らしい。それでも順番待ちの状況だそうだ。
「仕事はどうなの? 女性でも働ける職場は多いのかしら?」
別の中年女性が尋ねた。
「あるにはありますが、接客業が殆どで、専門職は紹介とか伝手が必要なようです。ただ、少し言いにくいのですが……若干ジェンダー意識が古いので、セクハラ紛いの行為が黙認されがちな社会です。女性が一人で出歩くなら、ある程度自衛手段も必要でしょう」
「まぁ!? そんな街に置いてきて、宮内さんの奥様やお子さんは平気なんですの?」
「ええ、今は一心君のパーティメンバーが付いてくれています。彼女らも若い女性ですが、C級冒険者でもあります。流石にそんな彼女たちに手を出せる男はいないでしょう」
まぁ、C級冒険者とは知らずに手を出す愚か者は多いが、そういった輩には相応の報いが下されている。佐瀬が≪雷帝≫と恐れられる原因の一つだ。
「話を聞く限り、我々が街で生活を送るのは難しい気がするのだが……」
「うーん、覚悟がない人に移住はお勧めしませんが、実際現地には若い女性や子供なんかも普通に生活を送っています。慣れてしまえばそうでもないのですが、日本ほどの治安は望めないというだけです」
これでもブルタークはかなりマシな部類だ。少し歩けば領兵の姿を見かけるし、周辺地域の魔物も弱く、盗賊の数も少ない。あの街での生活が難しいようなら、このままコミュニティ内で暮らした方が彼らにとっては幸せなのかもしれない。
「暮らすのは難しくとも、交流するのはアリなんじゃないか? 我々の物資も余裕がある訳ではないだろう?」
生きる分にはそこまで切迫していないが、それでも細々とした生活用品や香辛料は目減りしていく一方だ。出来れば街の商店で買い物をしたいという意見を持つ者が大多数を占めているようだ。
意外な事に、外への接触を毛嫌いしている人が少なかった。
どうやら最初は未知の相手に警戒していたようだが、宮内一家が先陣を切った形で相手の素性も見えてきて、自分たちも接して見たくなった、という心理状況らしい。
なんとも都合のいい話だが、当時の俺も“接触は慎重に”派だったので、少しだけ気持ちも分かる。
だが、これだけは言っておかないとならない。
「さっきも言った通り、どうやらここは王国の外らしいので、もし仮にブルタークと交易を始めるのでしたら、きちんと関所を通過する事を推奨します」
「ああ、そういう話だったね。私たちも、そんなリスクを冒すつもりは無い。ただ、どうしても準備金は要るし、通行料が……参ったなぁ……」
そこは当然俺にも考えがある。
「よければご用意しますよ? ただし無償というのはお互い気が引けると思うので、そちらで余っているモノを王国で使用されている通貨で購入しますよ」
「成程、それは良い考えだ!」
俺としても日本の食べ物や雑貨が手に入るし、あちらも現地の通貨を手に入れられる。両方にとってお得な話だ。
今回はマジックバッグを持ってきていないので、次回また来た時に纏まったガーディー通貨を用意する旨を伝えて、今回の総会はお開きとなった。
今夜は宮内一家が住んでいた木造家屋で一泊することになった。
――女神アリスと地球の代表者たちによるQ&A情報――
Q:石油は採れるのでしょうか?
A:先程も同じ事を聞きましたよ!? ※この代表者はこれで質問権無し
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