第56話 試験通知
「さてドロップ品だが、どうする?」
ビッグジョーやウィンドシャークが落とした魔石や素材、それと大きな宝箱が一つ現れた。とりあえず開けてみると、中には巨大な盾が入っていた。
ヘルマンの“どうする?”という問いは、ここで山分けするのか、それともギルドの買取に持ち運んできっちり金額を査定して貰ってから分けるか、という意味だ。
大半は後者だ。そりゃあ査定してもらった方が金額もキチンと知れて公平に分けられるだろう。
ただ困った事に、この村にある出張所では宝箱から出てきた大盾を鑑定できる者がいないのだ。
俺たちだけならマジックバッグで街まで運ぶ事も簡単だが、その存在を明かすつもりはない。そもそも彼らは街へ戻らず、開拓村で補給をしてから再びダンジョンへ挑戦する気のようだ。
『イッシン
佐瀬が気を利かせ【テレパス】を発動していたようで、シグネが念話で鑑定結果を教えてくれた。
どうやらこの大盾は衝撃を吸収する効果があるらしく、僅かながらアダマンタイトも混じっている合金製だそうだ。
「俺としてはその盾、欲しいんだけどなぁ」
大盾使いのラードンが呟くと、ヘルマンが嗜めるように彼へ語り掛けた。
「これはあくまで共闘して得た物だ。それに俺たちは何度か40階層のボスに挑戦している。優先権は彼らの方にあるだろう」
同じ階層のボスは何度でも挑戦できるが、回数を重ねていくとアイテムのドロップ率が下がるのは有名な話だ。
つまり今回の宝箱は俺たち初挑戦組のお陰である可能性が高いのだ。
「そうよ。それに今回はあのクラゲのドロップ品も取れた事だし、そこそこの収入も見込めるから、盾は街で買い換えたらどうかしら?」
そう口にした女槍使いアンナの傍にある荷袋に視線を向けると、そこには何やら大きくて透明な素材がチラリと見えた。あれは、まさか……
「すみません、それって……」
「え? ああ、これのこと? 35階層の地底湖エリアで倒した甲冑クラゲの傘ね。錬金術の器材に使われるとかで、そこそこ良い値で買い取って貰えるのよ」
なんてことだ。あれこそ俺が求めていた、窓ガラスの代わりになるもう一つの素材だ。
「地底湖!? そんなエリアがあったんですか?」
「ああ、君たちは行かなかったのか? 35階の大道から外れた先に、ここみたいな水棲の魔物が出る区画があるんだよ。そこで甲冑クラゲも稀に沸くのさ」
寄り道せずに降りてきたので全く知らなかった情報だ。どうやら脇道に逸れると地底湖エリアがあったようだ。
甲冑クラゲとはやたら硬いCランクの魔物らしいが、俺も見た事は無い。そのクラゲは流石に飛ぶような真似はせず、ダンジョン内の魔物は必ず向こうから襲ってくるので、陸に近づいたところを仕留めればいいだけなので楽に倒せるそうだ。
『すまん、三人とも! あれが欲しい! 大盾を交渉材料に使わせて貰ってもいいか?』
すかさず俺は念話でおねだりをする。
『確か乗り物の窓代わりになる素材なのよね? いいんじゃない?』
『あんな大きな盾、私らじゃあ扱えないしね』
『勿論いいよ!』
三人の許可を貰ったので、俺は甲冑クラゲの傘と大盾を交換できないか尋ねると、彼らは快く承諾してくれた。その他の素材は目ぼしい物しかなく、そのまま均等に分ける形で決着がついた。
俺たちは揃って40階層の転移陣で村に戻ると、出張所には副ギルド長であるレッカラ女史がいた。どうやら支部での仕事にも片が付き、ようやく出向してきたようだ。
「あら? 貴方たち≪千古の頂≫と一緒に探索していたの?」
「いえ、途中で偶然出会ったんですよ」
「彼らのお陰で私たちも助かった」
軽く事情を話すと、ヘルマンたちは出張所の買取に素材を出していた。
俺たちはこのまま街に帰るので、買取はせずにこのまま彼らとは別れた。遠目でラパ村長がこちらを忌々しそうに見ていたが、流石に副ギルド長がいる手前、横暴な態度はとれないようだ。くっくっく、ざまぁみろ!
まだ充分日は高いので、俺たちはそのまま徒歩でブルタークの街へと向かった。
「流石に今回は疲れたわね」
「でも、かなり強くなったよ!」
「そうだね。私も弓スキルを手に入れたし、成果は十分かな?」
女子三人が楽しそうに会話をしているが、その話題は魔物の種類や倒し方、スキルの性能など、彼女らの容姿にはとても似つかわしくない内容であった。
(異世界生活、充実しているなぁ……)
そういう俺も今の生活に満足していた。
しばらく進むと、道の脇に簡素な馬車が停まっていた。車輪付近の土を手で掘り返したり車体を押している者の姿から察するに、どうやら窪みに嵌まって立ち往生してしまったようだ。
(これがゲームだと、ここで助ければお礼を貰えるイベントか? いや、裏をかいて盗賊の襲撃イベントの可能性も…………)
くだらない事を考えていたが、名波が無反応という事は、少なくとも現時点で彼らはこちらに悪意を持っていないという証明だ。
どうも、あのいけ好かない村長の顔を見た所為か、軽い人間不信に陥っているようだ。いけない、いけない……
困ってそうなので一応声を掛けておいた。
「何かトラブルですか? 人手、要ります?」
「ん? おお! 君たちは冒険者かね? よければ馬車を押すのを手伝ってはもらえないか? 少ないが報酬も払うから!」
俺が声を掛けたのは、この集団のリーダーだと思われる年配の男だ。
彼一人だけ作業を手伝わず不安そうに様子を伺っていたからだ。見た目からして商人だろうか?
「車輪を持ち上げればいいんですね? ちょっとどいてください」
俺は車輪辺りで土堀をしている青年に声を掛けてどかした。その際、彼の首元に異様な物が見えた。
(首輪? ……奴隷か!?)
話には聞いていたが、実際に見るのは俺も初めてだ。なにせ東の地域は貧しいところが多く、奴隷を雇うだけの余裕ある商人は少なかったからだ。
よく見ると、馬車の御者や車体を押している者にも首輪が付けられていた。年齢はまちまちだが、どれも男性だ。
「……いきます」
とりあえず今は作業に集中しようと、俺は嵌まっている車輪を掴むと、ゆっくり持ち上げた。
「おお!?」
「す、凄い……っ!」
「まさか、一人で!?」
闘力1,200超えは伊達ではない。単純な力だけでも俺は常人の何十倍もあるのだ。
車輪を持ち上げると馬車はゆっくり前に進んだ。俺は車輪に巻き込まれないよう手を離す。ようやく抜け出せた馬車に安堵した様子の商人風中年男は、笑みを浮かべながらこちらへとやってきた。
「いやぁ、お見事だ! 助かったよ! ありがとう! それで報酬だが——」
「——いえ、これくらいなら結構です」
「いやいや! 無報酬で冒険者を働かせたとあっては商人の風上にも置けないよ! マイク、悪いが私の財布を取って来ておくれ」
「はい、旦那様」
マイクと呼ばれた奴隷の青年は馬車の方に向かうと、命令通りに財布を彼に手渡した。
「恐縮です。あなたは商人なんですか? そこに積んである野菜は……」
「ああ、私は主に食材などを扱う木っ端商人でね。この野菜や果物は開拓村に持って行く商品さ」
ここでお互い簡単に自己紹介をする。
商人の名はカークと言うそうで、メインは食品だが、その他の品々も細々と取り扱っている小規模な商会の店主だそうだ。
俺たちがD級冒険者だと名乗るとカークはとても驚いていた。やはりというか、見た目からはとても想像できなかったらしい。
「若いのに凄いな! 君たちは何というパーティ名なのかね? 今度依頼があれば、ぜひ指名したい!」
「すみません。パーティ名はまだ無いです。それと俺たちは討伐がメインなんで、護衛依頼は受けないんですよ」
俺が答えると彼は残念そうにしていたが、そこは商魂逞しい商人の性か、一枚の紙を取り出し、俺に手渡してきた。
「そのリストはうちでも買取強化している素材だよ。 ギルドよりも高い筈だから、良ければうちの買取も利用して欲しい」
彼はそう告げると、御者の奴隷に指示を出し、開拓村の方へと出立した。
「イッシン、あの首輪を付けていた人たちって……」
「ああ、奴隷だろうな。俺も初めて見たよ」
佐瀬の問いに俺は答えた。
「でも、あんまり険悪そうではなかったね?」
シグネの疑問に名波も同意した。
「そうだね。主従関係は良好そうに見えたけど、実際はどうなんだろう?」
この世界の大半の国家が奴隷制を敷いている。このエイルーン王国も当然奴隷制度が存在した。
ただ話を聞く限りでは一方的に人権を無視するような制度ではなく、この国では犯罪奴隷と借金奴隷の二種類しか存在しないそうだ。しかも、どちらも本人の許可を得て契約するという法律まである。奴隷狩りなんて真似は極刑だそうだ。
犯罪奴隷は厳しい労働や長い懲役期間の代わりに、本人も納得した上で奴隷の身へと落とす。
借金奴隷も生活苦で支払えない者が、納得した上で奴隷契約をするそうだ。ちなみに借金を踏み倒し続けると犯罪なので、結局行きつく先は牢屋か犯罪奴隷かの二択だ。
借金の額や罪の重さで奴隷契約の期間や内容も異なり、奴隷は例外なく首輪を着用する事が義務付けられている。その代わり税金は支払わなくて済むという僅かな利点もあるが、当然デメリットも存在する。
奴隷は性行為が一切禁止なのだ。
奴隷同士は勿論、主人や他人からでも同様だ。仮に貴族が奴隷に手を掛けて性行為をした場合も犯罪として罰せられる。あまりにも酷い場合だと、強制的に去勢されるそうだ。
この法律ができた理由は色々とあるらしいのだが、この国ではそれがルールなのだとケイヤが教えてくれた。
(ま、奴隷が子を産んでも、不幸が連鎖するだけだからな……)
こればかりは致し方ない。
そんな話を続けていると、ようやくブルタークの外壁が見えてきた。
「しかし、いつ見ても凄い光景ね。もう何枚か写真でも撮っておこうかしら」
佐瀬と名波は元々写真部なので、こちらに転移する際カメラも持ってきていた。そろそろ予備も含めバッテリーが危ないそうだが、この光景には惹かれるものがあるのだろう。
(俺も写メで撮っておこう)
俺のスマホはボロボロだが、多少のバッテリーは残っているし、カメラ機能も無事なままだ。
俺はスマホの電源を入れてブルタークの街を写そうとした、その時——
「あ、またピリっとした!」
——佐瀬が北の方角を振り向いてそう呟いていた。どうやらあの謎の感覚を察知したらしい。
ピロン♪
「ん? 何だ?」
俺のスマホから音が聞こえ、そちらへ視線を向けると、何やら通知が届いていた。
「え? 今のって通知音!?」
名波が驚いた様子でこちらを見ていた。佐瀬にシグネも俺のスマホ画面に注目をする。
「“試験通知:魔導サーバーの接続確認”……何だ、この通知……?」
「ちょっと待って! なんでスマホの通知が届くの!? ここ、異世界よ!?」
佐瀬の疑問は尤もだ。俺もネットの仕組みを詳しく知らないが、この世界には電波塔もなければ基地局も無いし、そもそもデータセンター? のようなものは地球に置いてけぼりの筈だ。
そんな状態でスマホに通知など送れるものなのだろうか?
「あ、これ見て! イッシン兄のスマホ、電波が立ってる!」
「ホントだ! しかも3本!」
まさかの感度良好だ。
(しかし、電波か……電気? ……そうか!? それか!!)
「皆のスマホはどうだ?」
俺が尋ねると、佐瀬と名波がそれぞれスマホの電源をオンにした。シグネは残念ながらとっくの昔にバッテリー切れで見る事ができないらしい。
「あ、私のも電波きてる!」
「こっちも! しかも同じ通知が届いたわ!」
「もしかして、佐瀬が感じていた不思議なピリって感覚。それって電波じゃないのか?」
「「——っ!?」」
「きっとそうだよ!」
まさかの展開に俺たちは声を荒げた。
しかし、それも束の間、数分もしない内に再び圏外へと変わってしまった。
「ああ!? もうおしまい!?」
「くぅ、SNSとか確認すればよかった!」
二人が悔しそうにしていた。
俺は唯一の手掛かりとなりうる通知に視線が釘付けだった。
――――――――――――――――
試験通知:魔導サーバーの接続確認
これは新たな接続サービスの試験通知となります
お近くに通知の届かない方がいらっしゃいましたら、以下のリンク先を参照に
受信設定の変更をするよう、周囲へのお声掛けにご協力ください
↓設定変更方法は以下の通り
〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇
今後は緊急時の情報発信としても運用されますので、何卒皆様のご協力お願い致します
新日本国政府 国土交通省
――――――――――――――――
「
俺は困惑の声を上げるのであった。
帰りの道中に色々あったが、俺たちは無事ブルタークの街へと着き、ギルドで素材の買取も済ませた。
今回マジックアイテムは≪望見のブローチ≫一つだけだったが、魔石やドロップ品の数が多いのと、それらを落とした魔物がCランク以上とあってか、かなりの額が期待できた。
「全部で金貨37枚、銀貨15枚です。如何致しますか?」
「じゃあ、これとそれ……後これをキャンセルで、その他お願いします」
俺たちは予め目星をつけていた魔物の素材だけをキャンセルし、その他は全て売る事にした。職員の方には手間を掛けさせて申し訳ないが、相場確認の為一応全てを査定に出させてもらった。
必要分の素材を抜いても金貨36枚、銀貨13枚とかなりの収入だ。これには女性陣もにっこりだ。
「それと今回の魔石や素材提出により、サヤカ様、ルミ様、シグネ様の三名にもCランクの昇級権が与えられます。如何いたしますか?」
職員の後ろにいるハワード支部長がサムズアップしていた。どうやらさっさとCランクに上がれという合図だろう。
「……分かりました。昇級試験の手続きをお願いします」
「かしこまりました。近日中には予定を立てますので、申し訳ありませんが日程が決まるまでは毎日ギルドに顔を出して頂けませんか?」
「了解です」
ギルドで雑事を終えた俺たちは、ようやく≪翠楽停≫へと戻る事ができた。久しぶりのお風呂で汗を流し、食事を終えて一息ついた俺たちは今後について話し合った。
「新日本国政府……これって政府を中心に集団転移の募集をしていた人たちのコミュニティよね?」
佐瀬の言葉に俺は頷いた。
「多分そうだろう。悪戯の線は薄いと思うし、政府官僚や一部の自衛隊なんかも参加しているあのコミュニティだろう」
異世界転移の当日、日本政府は国民たちに呼びかけ、代々木公園で大規模な集団転移を試みていた。別にこれは日本だけでなく、各国も似たような募集をしていると、転移直前のニュースなどで知っていた。
それは既得権益を守りたいと思う政治家たちの思惑と、今の平和な暮らしをなるべく維持したいと願う多くの国民たちとの利害が一致した一つの形だろう。
確かに俺もその考え方は悪くないと思っている。
日本の政治家たちには色々言いたい事もあるが、実際国という大きな組織を運営してきた実績はある。まぁ、ほとんど官僚や下働きの公務員たちのお陰だろうが、自衛隊に警視庁からも集合が掛かっていた筈だ。これは相当頼りになる。
どんな所かも分からない異世界に転移するとあっては縋りたくなる気持ちは十二分に理解できる。俺の両親がいる実家ももっと近くだったら“国のコミュニティに参加しろ!”とアドバイスしたいくらいだ。
日本最大とも称されるコミュニティだ。拠点作りに関しては、きっと俺たちなんかよりもスタートダッシュに成功しているのだろう。
「ただ、あの総理はねぇ……」
佐瀬が深い溜息をついた。
「ジャパンの総理はそんなにダメダメなの?」
シグネが首をコテンと横に傾げた。
「あははぁ、シグネちゃんは近づかない方がいいかもねぇ……」
小山小太郎 内閣総理大臣
女神アリスからの啓示があるまでは、ごく普通の歴代と大して変わらない総理といったのが俺の評価であった。
ただ、その後がいただけなかった。
女神アリスは地球の危機と異世界転移の事を告げると、各国代表者に向けてQ&Aの機会を設けた。
各国首脳人が知恵を絞ってあれこれ情報を引き出している中、女神から名指しされた日本代表である彼の質問がこれだ。
“10才未満の女の子を嫁に貰うことはできますか?”
この質問には日本国民だけではなく、世界中からもパッシングを受けた。
貴重な質問の機会をくだらない私情に使い、女神すら呆れさせた小山総理は瞬く間にこう呼ばれる。
ロリコン総理、と……
「むぅ、私は14才だよ!」
何故かおかしなところで名波に抗議するシグネであった。
「でも、あのロリコン総理、その後辞任したんでしょう?」
「ああ、超法規的なスピード辞任が可決されたってな。今の政権は……変わっていなければ蛭間総務大臣が引き継いだ筈だ」
そっちはそっちで金にがめつく不遜な態度から、国民に毛嫌いされている政治家であった。
それでも日本政府が主導するコミュニティには、前夜から多くの者が集まっていたと聞いている。きっとロリコン発言さえなければ更に多くの者が参加していただろう。
「うーん、あんまり気が進まないけど、一度様子は見てみたいなぁ」
「うん、私も行ってみたい。多分そこに私の両親がいる筈だから……」
なんと名波の実家は都内らしく、彼女の両親は政府のコミュニティに参加すると転移前に連絡があったそうだ。
「それじゃあ一度様子を見に行きましょうよ!」
「でも、どこにあるかも分からないし、それに昇級試験もあるから」
名波としては今回の一件で日本政府が存続している事は把握できたので、それで満足しているようだ。
「場所は北じゃないかな? ピリッと感じるのは、いつも北の方角だから」
「北、か……」
ここブルタークから北となると、ずっと東に村がある以外は大きな街は無く、それ以上先だと国外になってしまう。
北方民族自治区と呼ばれる、国ではなく様々な部族が混在する北の地が広がっていた。自治区より更に北はバーニメル大山脈でそれ以上の北上は難しく、更に山向こうにある北の土地、大陸中央部と呼ばれる地へ行くには、船で回り込むしかないそうだ。
ここバーニメル半島はメルキア大陸の最南端で、巨大な山脈で隔離された陸の孤島なのだ。あの電波がどのくらい強力なのかは不明だが、流石に山脈を超えてはいないとみた。つまり彼ら新日本政府がいるとしたら——
「——多分、北方民族自治区のどこかだろうな。そこは森や未開の地が多いと聞いている」
なんとなく場所は絞れそうだが、結局足が無いと捜索も難しいので、この件に関しては製作途中の乗り物が完成してからという事で一旦保留となった。
まずはさっさとC級に昇格してしまおう。
――女神アリスと地球の代表者たちによるQ&A情報――
Q:あちらの世界に飛行機はあるのでしょうか?
A:地球のような科学力で飛ぶものはありません
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