『めざしはかたくちいわしをたべるか』

『めざしはかたくちいわしをたべるか』

　　『入院前のくだらない小話です。』

　めざしさんは、人類によって改造された、サイボーグである。

　大体は、五体一組で広い海をさまよい、そうぐうしたカタクチイワシさんなどを捕らえ、めざしに改造するのだ！

　集団防衛をする、カタクチイワシ南西方向部隊、『おやしお』は、ある日、ついに『めざし軍団サイボーグ』に出くわしてしまった。

おやしおシポク副長

　『隊長、めざし軍団です。』

おやしお隊長

　『回避せよ。』

シポク副長

　『すでに、発見されました。』

めざし軍団長

　『あー、あー、きみたちは、すでにわが領域に確保されている。あきらめて、めざしになれ。さからっても、無駄であるめざし。』

隊長

　『くそ。』

軍曹

　『あんな、めざしになんか、なるものか。戦うのみ。』

シポク副長

　『艦長、めざしは、焼いて食べるものです。』

艦長

　『そうか、海中グリルにおびき寄せて、焼いて食ってしまおう。』

　めざしさんは、食われてしまった。ともぐいかもしれないが、人類はちょっと意味が違うが、日常的にともぐい、やってるらしいとも。

　　　　　　　　　　　　　　　　おわり