第四章まとめ 登場人物
ここでは、第四章で新たに名前が登場した人物のみを紹介します。
※ネタバレはありません。
※飛ばしてもらっても大丈夫です。
【トルトゥーガ子爵領】
◯チコマロ
トルトゥーガで暮らすわんぱくボウズ。物心ついてすぐ、傭兵仕事によって父ちゃんを亡くしてしまったが、母ちゃんと強く生きる少年。
のちにスモウ大好きっ子になる。
◯エド
元奴隷の少年。ラベリント伯爵領で酷い扱いを受けていたが、同じ境遇の子供たちのなかでも年長者ということもあり、しっかり者だ。
アセーロたちにアンマをしていくうちに、興味を持ち、マッサージ師を志す。
【パスカミーノ子爵領】
◯パスカミーノ子爵
すごく真っ当な領主。
実はトルトゥーガ領のお隣さんだ。それでもここまで触れられる機会がなかったほどに、農業を主体とした地味な領地経営をしている。
腰の低い人物だが、領民からの声があれば恐れられるトルトゥーガにも物申せる気概もある。
が、目立たないので今後の出番はほぼないだろう。
【ラベリント領】
◯ラベリント伯爵
迷宮伯と呼ばれることが多い成金貴族。
元は田舎の山を一つ所有していただけの地主だが、ダンジョンが見つかり、そこから得られる物の献上を繰り返して伯爵まで登りつめた男。
あまり評判は良くない。だからか余計に手段を選ばず、富を得ようとムチャをしてしまう。
どんな末路がどんなものかは本編にて。
◯アンデットの王
すべてヒスイの推測だが、凄腕の魔道士が禁忌に触れてアンデッド化した魔物。リッチーの高位に当たるのではないか。
その実力は、ヒスイが長い詠唱の末に放った古代の魔法を無言で再現してみせるほど。
また肉体的なチカラもアセーロを圧倒し、なにより物理・魔力に関わらず、攻撃がほぼ通らない。これには秘密があるようだが、それを暴くまでもなく、ベリルの起点により撃退。
なにやら転生者と因縁があるようだが、この先、本人の口から語られることはないだろう。
【ダークエルフのコミューン】
◯コハクとメノウ
トルトゥーガのアンテナショップで売り子を勤める二人。どちらかと言えば用心棒の役割が大きいのだが、両者とも乗り気で働いている。
しかし強者ゆえ、接客業に適正は少なく苦労も絶えない様子。店を仕切る跡取りの嫁クロームァの言いつけを守ろうとする生真面目さを持ち合わせている。が、種族の特性なのか、ベリルの特異な魔法に執着するなど困った面も垣間見えたり。
個人個人が桁外れな魔法の使い手であるダークエルフのコミューンを、ヒスイに変わって取り仕切ってもいる。
稀に裏のお仕事も受けているのだが、殺伐とした話なので本編中で語られることはないだろう。
【教会】
◯神官長
王都の教会にいた好々爺な神官。実はお偉いさんだった。
今後、ベリルがやらかすあれこれの窓口となる。それもこれもベリルを聖女だと信じているから。
老体に鞭打つことにならなければ良いのだが。
【その他】
◯モリエンド
水車職人の中年男性。ワル商人ことノウロが見つけてきた、魔導歯車の可能性に魅せられた一人だ。
主に水車の代わりとなる動力として魔導歯車を見ているが、その工夫のなかには現代を生きる我々がワクワクしてしまうような発想もあるかと。
トランスミッションの登場が待ち遠しい。
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