第五膜 零れた朝露、蜜の残り香編

五十四発目「三十年前の足跡」


 キスを終えた俺たち四人は、しばらく手を繋いで、昇ってくる太陽を見つめていた。


 美しさのあまり、息がとまりそうだった。

 ただ静かに、しんしんと、雲海の向こうから昇ってくる太陽。

 この世にこんなに美しい景色があるのかと、夢じゃないかと疑うほどに。


和奈かずなにも、見せてあげたいな」


 隣の直穂なおほがそう呟いた。

 俺の左手と直穂なおほの右手が、熱をもってつながりながら、並んで同じ空を見ていた。


「お母さんにも、お父さんにも見せてあげたい……」


直穂なおほ……」


 直穂なおほの声は、震えていた。

 俺はふっと横を向くと、直穂なおほは太陽を見つめたまま、目尻からぽろりと涙を零した。


直穂なおほ……」


「おかしいな……っ、いつもは口うるさくて、勉強しなさいしか言わない両親なのに……会いたいっ……寂しいよ……行宗ゆきむねぇっ……」


 ひくっ、ひくっと喉を詰まらせながら、直穂なおほは泣き出してしまった。


「おいおい、大丈夫か直穂なおほ?」


 フィリアが心配そうにこちらを向く。


行宗ゆきむねくん、慰めてやれ」


 誠也せいやさんが優しい目で俺にそう言った。

 慰める、と言ったって、

 俺が慰めても、直穂なおほが両親に会えるわけじゃない……

 でも……


 震える直穂なおほの肩を抱きしめ、頭に片手をポンと乗せた。


「うぁあぁあああっ! あぁああぁああっ!!!」


 直穂なおほせきを切ったようにわんわんと俺の胸で泣きじゃくった。

 美しい日の出を眺めて、ふと現実世界の両親のことを思い出したのだろうか?

 いつも俺より大人に見えている直穂なおほが、初めて年相応の女の子に見えた。


 俺は何も言えなかった。かける言葉が見つからなかった。

 ただ縋りつく胸を貸してやることしか出来なかった。


「ありがとうっ……行宗ゆきむねぇっ……ありがとっ……愛してるぅっ……!」


 直穂なおほは絞りだすように、俺を抱きしめ返した。

 少し戸惑った。

 好意を向けられるのは嬉しいけれど、俺は無力だ。

 直穂なおほのために、何も出来ないんだから……


 フィリアや誠也せいやさんも、直穂なおほがこんなに取り乱すのには驚いたらしく、面食らっていた。











「ありがと……服よごしちゃってごめん……」


 目を赤く腫らした直穂なおほが、水魔法で涙と鼻水まみれの俺の胸元を荒い、風魔法で乾かしてくれた。



直穂なおほ……すごいなお前、魔力操作の精度を短期間でそこまで高めるなんてっ! そろそろ基礎スキルの合成、応用スキルを教えてもいいかもな!」


 フィリアは直穂なおほの魔法をひと目見て、興奮する様子でそう言った。


「あの、フィリアさん。俺は?」


「お前はまだだ行宗ゆきむね。まずは一つの基礎スキルの火力を安定させねぇとな。合成して応用スキルなんて到底無理だ」


 俺はまだ、応用スキルを身につける段階にないらしい。


「そう落ち込むな行宗ゆきむねくん。行宗ゆきむねくんの剣戟けんげきは凄かった。【ステュムパーリデス】をほぼ一人で倒しきった。ありえんぞ!?」


 誠也せいやさんにそうフォローされる。


「そうだよ行宗ゆきむねっ! 私は行宗ゆきむねほど速くないから、アイツは行宗ゆきむねにしか倒せなかった。ありがとね!」


 直穂なおほから面と向かって例を言われると、俺も嬉しくて照れてしまった。


「でも一つ言わせて、行宗ゆきむねの技名

 "【雄凪仁おなに一閃いっせん】"、アレは無いよ、ダサすぎる。彼女として恥ずかしい」


 直穂なおほの一言に、俺は衝撃を受けた。


「えぇっ!? 俺の渾身のネーミングセンスだぞ!! オ◯ニーをもじって付けたんだ」


「そんなこと分かってるわよ。 なんでそうしたのっ?? 恥ずかしくないのっ??」


「恥ずかしい訳ないだろう! 俺はオ◯ニーに誇りを持っている!

 俺たちがオ◯ニーによって、何度命を救われたと思ってる!

 俺たちが今生きているのは、すべてオ◯ニーのお陰なんだぞっ!」


「まあそりゃそうだけどっ。 はぁもう良いわっ。そんなにオ◯ニーが好きなら好きにしなよっ、変態彼氏っ!」


 ………


 しばらく静寂が訪れた。

 そして。


「ぶふっ、あははっ!!! くくっ!」


 俺たちは同時に笑い出す。

 まったく、何を言い争っているのか。

 ああ、平和だ。幸せだ……


「なあ二人とも、猥談わいだんで盛り上がってるとこ悪いけど、そろそろ出発していいか?」


 フィリアがドン引きした様子でそう言って、

 俺たちは日の出を後にした。







 振り返ると、そこには大きな窪みがあった。

 クレバスというべきか。

 マグダーラ山脈の山頂は、火山口のような大きな凹みがあったのだ。

 俺たちは足元を確かめながら、蟻地獄のような雪の斜面を、凹みの中心へと降りていく。


「凄いな……ここがラストボス

MedicineメディシンAsura阿修羅】の根城か……」


 誠也せいやさんが呟いた。

 ラストボス、【メディシン・阿修羅】??

 聞き覚えのある響きに、俺と直穂なおほは顔を見合わせた。


「あぁ、30年前。ここで攻略連合軍が【メディシン阿修羅】を倒し、薬の大ダンジョン、マグダーラ山脈は攻略されたんだ」


 フィリアがそう言った。


「懐かしいな。私がまだ2才の頃か。絵本で読んだのを覚えている。 確かバーンブラッドもその部隊にいたんだよな」


 誠也せいやさんが懐かしそうに話す。


「あぁ、攻略隊二百人のうち生き残った10人。その中の一人が、当時15才、のちの"六人目の英雄"【バーン・ブラッド】だ」


 フィリアがそう繋ぐ。

 【バーン・ブラッド】

 どこかで聞いたことがあると思ったら、浅尾あさおさんをフィリアの診療所に連れて行った時か。

 確か【バーン・ブラッド】さんは、温泉型モンスター【天ぷらうどん】に殺されたと話していたな。


「15才か、信じられん……アイツほどの強さがあれば、フィリアをどんな敵からも守ってやれるだろうなぁ……羨ましい」


 誠也さんは十分強いと思うけどなぁ。賢者になれる俺が言えたことじゃないけど。

 それにしても【バーン・ブラッド】さん、どれほど強かったのだろうか?


 俺が今まで出会った中で一番強かった相手は、間違いなくラスボスの【スイーツ阿修羅】である。

 次に、マルハブシの毒が回って動きが鈍って来た状態の俺と、ほぼ互角の強さだった「シルヴァ様」。

 マナ騎士団と呼べれていた背の低い白い仮面である。

 三番目に来るのは【天ぷらうどん】か【スティムパーリデス】だが、水中では呼吸が使えなかったこともあり、厄介だったのは間違いなく【天ぷらうどん】だったな……


「さあ、ついたぜ中心部。このあたりの床に、転移魔法陣の入力装置があるはずだ。

 誠也せいや、雪を溶かしてくれ」


 フィリアの指示で、誠也せいやさんは火魔法で雪を溶かした。

 雪のすぐ下には床があり、円対称の複雑な魔法陣の模様が床一面に広がっていた。


「これは、このボス部屋ごと転移する転移魔法陣だ。 ボスを倒した勇者への報酬のある部屋、宝物庫へと転移してくれる」


「宝物庫!? 宝物があるの!?」


 フィリアの言葉に、直穂なおほは目を輝かせた。


「何年前に攻略されたと思ってるんだ。もう全部回収済みのスッカラカンだぜ。でも、面白いことが出来るぜ」


 フィリアはニヤリと笑い。しゃがみこんで魔法陣の模様の中心に手を当てた。

 

「じゃあ、転移するぞ……」


 俺たちはフィリアに頷いた。

 転移魔法陣が青白く光る。

 ボス部屋全体。半径100メートルぐらいが光に包まれて、朝陽のオレンジと干渉して幻想的なイルミネーションを作り出している。


「ねぇ、行宗ゆきむね……」


 直穂なおほが耳元で囁いてきた。


「洞窟の中でさ、ボス部屋と一緒にクラスメイトが消えたのって、これと同じように転移しちゃったからなのかもね」


「え……?」


 転移、転移、クラスメイトと逸れる……

 ああ、ボスを倒した後、直穂なおほと俺と和奈かずなが、三人洞窟に取り残された理由の話か。

 

「たぶんそうだと思う。クラスメイトは実際この世界のどこかに居て、指名手配されてるらしいからな……」


 直穂なおほの耳元にささやき返した。

 そして、視界は真っ白な光に満ちて、全身が灼かれるような感覚があった。

 でも、熱くない……


 俺は意識を手放した……










 ★★★









 

 フッと目が覚めた。

 そこは、真っ白な光に包まれた空間だった。

 四角い大きな部屋だ、床も壁も天井もすべて、柔らかい白い光で輝いていた。


「これが、大ダンジョン討伐の報酬、宝物庫だ。

 30年前攻略連合軍が、死闘の末に辿りついた場所……」


 フィリアが、俺と直穂なおほに説明をしてくれた。


「不思議……影がない……」


 となりの直穂なおほが、自身の足元をみながら声を漏らした。

 本当だ。確かに俺の足元を見ても、身体の影が消えていた。


「さぁ誠也せいやっ! アレ・・やるぞっ! 安心して立っていろ!」


「お、おいフィリア、本当に大丈歩なんだろうな?」


「安心しろ、もし怪我しても直してやる!」


「でも、痛いのは嫌だぞっ!?」


 フィリアと誠也せいやさんが何か言い合っている。

 何の話だろうか? と眺めていると。


 フィリアが、背中のバックの側面に付いた短剣を手に取った。

 その短剣の胸の前で抱えて、グッとしゃがみ込み。

 ダンッ!!! と地面を蹴って、誠也せいやさん目掛けて飛びかかる。


 フィリアはその短剣を振りかざし、誠也さんを斬りつけようと……


「おい、フィリア、信じてるからなっ……」


 恐怖に震えた声の誠也せいやさん。

 フィリアの握った短剣は、誠也せいやさんの太ももへと襲いかかって……


 ピタッ……


 ギリギリの所で、短剣が止まった。

 一時停止したと言うべきか。

 音も反動もなく、勢いよく振りおろされたフィリアの短剣がピタリと空中で静止したんだ。


「ほら、すげぇだろ!? この宝物庫の空間は、神様の力でまもられてるんだよ。

 宝物庫での報酬の奪い合いを避けるための、神様の数少ない配慮だって言われてる。

 物理攻撃も魔法攻撃も、絶対に人間同士に当たらないんだ」


 フィリアは興奮気味に説明した。

 つまり、なるほど。

 この空間は宝物庫、人同士が殺し合いを出来ないルールになっているという事。


「なんかゲームのシステムみたいだね。ねぇ、ちょっとコッチ向いて?」


 直穂なおほがポツリと呟いた。

 俺は声のする方へ振り向いた。


 ゴッ!!!!


「あれっ!? なんでっ??」


 動揺する直穂なおほの声と共に……

 俺は直穂なおほの右手拳で、強く顔面を殴打されていた。

 見事に鼻っ面を、ぶん殴られた。


「ゆ、ゆきむねっ!!?」


「ちなみに、軽めの攻撃からは守ってくれないからな。って、手遅れだったか」


 フィリアの声が聞こえる。

 ジーンと鼻先に衝撃が走る。

 俺の身体は後ろに倒れ込み、地面にゴツンと激突した。


行宗ゆきむねっ!! ごめん。びっくりさせようと思ったのっ! 大丈夫??」


 直穂なおほが、床に倒れた俺に泣きそうな顔で駆け寄ってくる。

 俺は後頭部に床で殴打して、衝撃が脳内を駆け巡り……


「あれ?? 痛くない……?」


 あまりの衝撃に、俺は声を漏らした。


「え? 痛く、ないの?」


 俺の顔を覗き込む直穂なおほ、可愛いなぁ。


「この部屋にいる間は、痛覚を感じないし、もし怪我しても自動で回復魔法をかけてくれる。

 ダンジョンの宝物庫は、世界で一番安全な場所だ」


 フィリアが解説をしてくれた。

 なるほどここは、ゲームの世界でいう安置か。

 絶対に攻撃されず、死なない場所。


「もういっそココに住みたいなぁ……世界一安全なんだろう?」


 誠也せいやさんがそう言った。


「ばか言うなよ誠也せいや。食糧はどうするんだよ。この宝物庫にはボス部屋からしか入れないんだぞ?

 それに、故郷で浅尾あさおさんや父さんも待ってる。先を急がないと」


「そうだったな。それで、この白い部屋からどうやってでるんだ?」


 誠也せいやさんがフィリアに尋ねる。


「そりゃ当然、もう一度転移魔法陣で転移するんだ」


 フィリアはそう言って、床に手を当てると、呼応するように青く光る転移魔法陣の模様が浮かび上がる。


「次はもう地上の外だ。転移するぞ」


 フィリアの合図とともに、空間が真っ白な光に包まれていく。

 

 ギュッ……


 尻もちをついたままの俺の前で、直穂なおほが申し訳なさそうな様子でしゃがみこんだ。


「ごめんなさい行宗ゆきむね、ふざけて殴っちゃって……」

 

 そういって頭を下げる直穂なおほ


「いや、びっくりしたけど、なんかスッキリしたよ。

 好きな女の子に思いっきり殴られるの、なんか新鮮で気持ちよかった」


「え? ど、ドM??」


 ドMだと誤解されてしまった。

 直穂なおほは眉を顰めて首をかしげた。


 空間を白い光が包み込む。


 ギュッと目を瞑り、目を開けると。


 目の前にひろがるのは、地上世界だった。





★★★




 目を開けるとそこは、まだ微かに薄暗い、夜明け前の森が広がっていた。

 俺たちはゆるやかな崖の上に立っていた。

 眼下には、なんてことのない、どこにでもありふれた森景色が広がっていた。


「これが、大ダンジョンを制覇した戦士たちが見る、最初の地上の景色か、

 なんというか、地味だな……」

 

 誠也せいやさんが呆気に取られた声で呟いた。


「当時は大勢の人が待ち構えていたらしいぜ。ほら見ろあそこ、記念碑が残ってる」


 フィリアが下を指さすと、そこには縦に長い石碑があった。


「まあマグダーラ山脈は人里から離れてるから、ダンジョンの攻略後調査が済んだら、どんどんと人が減っていったそうだ。

 それにこの辺りは不穏な事件も多くてな。

 名のある戦士たちの原因不明の死亡事件が重なったんだ。

 マグダーラ山脈周辺は、呪いの森とか死の森とも呼ばれてるんだ」


 後ろを振り返ると、すぐそこには高い高い崖があった。

 高い崖は斜め後方へ、鋭い角度で天へと伸びていた。

 ゴツゴツと岩肌を見せながら、雲の向こうへと、続いていた。


「凄いね。私達、あの上にいたんだね」


 直穂なおほが俺と同様に、後ろを振り向きながらそう呟いた。


「この崖の先に、あの親鳥の巣があるのかもな……わかんねぇけど。 元気にしてるといいな」


 フィリアも上を見上げながら、そう言った。

 

「あ……ねぇ見て行宗っ! 光が降りてくるっ!」


 直穂なおほの興奮した声に、俺は再び後ろを見上げた。


 すると、高い高い薄暗い崖に、上から明るいペンキが塗られていくように。

 日光の当たる面が、ぐんぐんと高度を下げて下へ下へと迫ってきていた。


「二回目の日の出だ……」


 みんなで、東の空を見た。

 遠くの山際から、太陽が顔を出して、周囲を明るく包み込んだ。


「す、すっごっ! まさか一日で、日の出を2回見れるなんてっ!」


 直穂なおほが興奮気味に頬を赤く染めた。


「そうか、高い山から降りてきたから、朝陽あさひが山頂に届いてから山のふもとに届くまで、時間差があるってことか!」


 誠也せいやさんも弾んだ声だ。


「オレも初めてみたぜ! 七年前にここに来た時は、地上の空は曇っていたからな!」


 フィリアがそう言った。

 それにしても、凄い経験だな。


「スマホがあればなぁ……写真に残しておきたいのに……」


 直穂なおほが瞳の奥に朝陽をうつす。


「そうだな。目に焼きつけないとな……」


 そう答える俺。

 そういえば、この世界に来てからスマホを見ていない。

 毎朝スマホでオカズを探し、VTuberの配信とアニメを見るルーティンも途絶えてしまった。

 まあそのかわり、俺の隣には直穂なおほという超絶美女彼女がいるので、性欲は満たされてはいるのだが。


 さて、早く浅尾あさおさんの元に帰らないとな。


「なあフィリアさん。ここからどうやってアルム村まで戻るんだ? 

一成かずなりさんが言うには、俺が貰った「ガロン王国一級通行許可証」って石版を、たしかシーベルトさんって人に見せれば、ガロン王国内どこへでも乗せていって貰えるらしいけど……」


「おいおい行宗ゆきむねっ、あんな危ない橋を2度も渡れるかよ…… 

 オレは獣族、誠也は王国軍からの脱走者、見つかったら終わりなんだぜ?」


 フィリアは顔を真っ青にしながらブンブンと首を振った。


「森の中をまっすぐ進めばいい。コンパスさえあれば私が案内できる。方向音痴のフィリアも安心してくれ」


「てめぇ誠也せいやっ! 誰が方向音痴だよっ!?」


「私と出会ったときの事を忘れたのかフィリア? お前はマグダーラ山脈を目指していたが、一周回って元の場所に……」


「うわぁぁ、言うな言うなっ! あれは仕方ないだろっ! コンパスが壊れたんだからっ!」


 フィリアは顔を真っ赤にして誠也さんを小突く。

 仲がいいな。この二人。

 隣を見ると、直穂なおほもくすくすと笑っていた。

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