蔓延る
思考を巡らせる。ひたすらに。自分の性質について考える。わからない。
皆は何を思いながら、日々を過ごすのだろうか。頭の中で何を考えているのだろうか。そんなことを、昨日21:00から考えている。口から出る言葉たちに信頼を置いていないので、皆自分と等しく実は暗いのでは。と考えている。
最近、積極的に思考することを覚えた。自分や周りの環境について。考えれば考えるほど、ネガティブな結果になる。つい先日は、自分は言葉を介して人に心をひらけないということに気がついてしまった。最悪だ。会社のアトリエに存在している犬に対し、こいつにはなんだか心を開けてしまうな…と感じた。特別なつかれているわけでもなく、なんならアレルギーなので近付いて欲しくもないのだが、なんだか心をひらけるような気がしていた。その理由について思考する。結果、犬は言葉を紡がないから、という理由からだった。言葉を紡がない存在は、自分にとって都合の良い解釈ができる。
今日、本を読みながら散歩をした。本を読んでいたにも関わらず、思考する。先日の自分を思い出し、恥ずかしくなる。なぜ、こんな人間であるのか、と思う。その度、一人で生きていくしかないのでは、とすら思う。良いことが起きても疑い、ネガティブな考えが頭のなかで彷徨う。相手に失礼なのではないか、とも思う。しかし、この自分の中だけでの哲学は、今後死ぬまで更新されることはない。
一人が好きだ。考え、文化に触れ、思いを馳せ、気ままに踊っていられるから。しかし、今日も思考する。シャワーを浴びながら、一人が好きな理由について思考する。完全に孤立し一人で生きていくのは嫌だなと思う。矛盾している。それでも一人が好きだと思うのは、結局周りに人がいるからだと思う。最初から一人であれば、そもそも一人という概念はない。周りと比較し、やっと一人だと認識するのだ。すなわち自分は、周りにたくさん人を置いておきながら一人でいるという選択が好きなのだ。
自分とよく似た人に出会った。これまでの人生で初めての感覚を抱いた。おそらく生まれ持った性質が同じなんだと思う。だが、話しているうちに自分と真反対の性質を持っていることに気がついた。その全ては、後天的なものであった。地盤が同じであるのに、過ごしてきた時間が違うことでこんなにも人は変わるのだ。最初は、自分と似ていて共感できる部分に惹かれたが、今は、見れなかったその人の今までの時間にすら惹かれいる。
良いこと @jinnai_85
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