第47話 解けぬ魔法
ユウヤがカチューシャのところに行くと、女性用の衣装を着させられた。ユウヤもウザそうにしながら、内心楽しげで修行は上手くやっている。
ユウヤは歌う時、一緒に変換の魔法からなおしてくれないか?と頼むが、断られてしまった。
「私もユウヤに協力したいけど、無理ね。……ちょっと話が変わるけど、いいかしら」
「全然、大丈夫だよ」
「なんか、解呪とかユウヤは知らなかったわけじゃん。その理由は公表はされてないからなの。金銭面、土地面などが要因だけど、一番関わってるのは複数治す場合は同一か近しい呪いでなければならないの」
「そりゃあ、制限はあるか。付き合ってくれてありがとね」
着替えて、迷宮に向かう途中にコウジナと出会った。コウジナが挨拶をしてくる。(……ふざけてみるか)そうユウヤは考え、こう言った。
「すいません、貴方は誰ですか?」
「あ、人違いでした。顔似てたんですけど、身長とか普通に違ってました。すみません!」
「あ」
ネタバラシをする間もなく、コウジナは走って去ってしまった。
「間違えて恥ずかしがらなかったし、シンプルに用事かな?」
そう考えていると、皆と合流し迷宮に潜る。
◆■◆■◆■
六層に潜っているとオークが現れて、道を塞がれてしまう。オークは魔法は使わないが、身体能力が高い。三メートルと身長が高く、見た目も豚顔に緑色の肌で凶悪そうだ。
オークがナタを持って攻撃をしてくる。攻撃を皆しゃがんで躱すが、下段、中段と複数回別の場所に攻撃が来る。しかし、エスタントアがカンキョウを使って、正面から攻撃を食い止めた。
「ぐぅっ!」
エスタントアが声を漏らした。
「今のうちだーっ!」
「異能、破滅、集まり爆ぜろ«天鎖浄火»」
クインが槍で深くまで突き刺し、ユウヤが剣で切りつけ、ニィナが魔法で燃やしていく。オークがナタから手を離す。そして、ユウヤを狙うが女性の状態での異様なほどの柔軟な肉体により、オークの攻撃は当たらない。
逆にユウヤが体を上手く扱って腕を斬り落とした。
「……この体、案外、便利だな。もっと、ストレッチ頑張るか」
生物に致命的な火だが、魔物は分からないのでカイマの毒牙でトドメをさした
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