第46話 各々の反応

 二体のゴブリンが現れる。


「グギャア」

「ギャア……」

「私がやるよ」


 ユウヤは身体能力がどうなったか調べるために前に出る。すぐにユウヤが斬り伏せた。どうやら、身体能力は下がっていないようだ。


「服、きっつ……」


 ユウヤが服がきついことについて、話すと早めに帰ることにした。

 魔物達はユウヤ以外が戦うことになった。


 宝箱を見かけても無視をする。


 とりあえず、迷宮から冒険者ギルドに行く。そしてユナ、ライミを探す。探しに行ってもすぐに分かるようなところを集合場所とした。皆、バラバラになる。キョロキョロ周囲を見渡していると、グルミが絡んでくる。


「よぉっ、ユウヤ、お前、変換の魔法にやられたっぽいな」

「分かるんだね」

「元々、中性的な見た目だからな。似合ってるぜ」

「全然嬉しくないわよ。……ユナとライミって奴を知らない?」

「知らん」


 グルミの言葉を聞くと、すぐにグルミから離れた。数分経つと、迷宮から帰ったユナと出会う。


「あ、こんにちは」

「いや、私、ユウヤだよ?」

「ユウヤ?」

「そう、変換の魔法で性別を変えられたからさ。薬とかそういう用品について聞きたくて」

「そういうの分かるんだね」

「配慮の仕方とかは分からないけど、知識としては知ってるからね」


 その後は、知識を教えてもらうと感謝を伝えて、仲間と合流。ユナと会ったことを言って、やることはなくなったので、皆と別れた。とりあえず、薬や用品、服を買うと、女性化したことを薬師のエルダに言いに向かう。


 ◆■◆■◆■


 ユウヤは薬師の店に着く。

 ユウヤは何があったか話すとエルダは「もう一回体の調査をして、薬がいるか調べるわ。やっぱり、生理用品は冒険者用を使う?」とあっさりな反応だった。


「はい、そうですね」


 魂茶を飲み調査した後、案の定新たな薬が処方された。女性化という珍しいことなので、慎重に高めの薬を使うこととなったのだ。


「1週間分、銀貨一枚じゃ」

「……うぅ、はい」


 ユウヤは薬をもらって家に向かう。


 ◆■◆■◆■


 出費に落ち込みながら家に帰ると、クレナが優しく出迎えてくれた。話をしていると、クレナからこんな質問が飛んでくる。


「女性化とかでなんらかのデメリットはあるの?」


 少し悩んで答えた。


「そんなないわよ。正直、完全に体が置き換わると、元の体に戻りにくい代わりに再生能力上がるらしいし(小説で情報のみ登場)」

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