第45話 TS②
「あんたら、普通に私に感謝しなさいよ? 皆、あの魔法受けずに済んだんだから」
「まぁ、有り難いけど、口調どうしたんだ?」
「ふざけてる?」
「この口調、なんか思考では普通にしてるのに言葉に変換するとこうなっちゃうのよ。私もシンプルにふざけてるとしか思わないわ」
話しているとエスタントアが見てくるので、ユウヤは「何よ」と反応してしまう。すると、エスタントアはこう言ってきた。
「いや、胸、あるなと思って」
「……今反応すること?」
「うん」
実際にユウヤは成人女性並だが、今のメンバーの中だと一番大きい。
「……そういえば、背とか高くなってませんか?」
「え?マジなの」
言われてみれば、ニィナと視点が変わらないくらいの高さになっていた。(案外、ゲームの方と違うもんなのかな? ゲームだと会話多少あった初回以降はうわ〜、としか話してないし)
「なんか、怖いなあの魔法」
「まぁ、性別変換以外もあるしね」
「……?」
「あぁ、知らないか」
初心者に対して、説明するような難しさをユウヤは感じた。そして、ユウヤは少し困りながらに答える。
「部分変換することが、あるんだよね。後、変な場所に胸が出来たり、変なところに……これは言わない方がいいけど。それに腕とかがぐちゃぐちゃになることもあるの」
「こわっ」
「……そういえば、女性になったけど、体調を整える薬とかどうしよう」
「そういうのは、雑貨店にでも行けば?」
ニィナがそう言ってくれた。
「金、どのくらいか分かる?」
「正直、効力薄い市販のは飲まずに魔法で済ませてるの。ごめんなさい本当に」
「エスタントアは分かる?」
「分からないに決まってるじゃん」
◆■◆■◆■
明日、もう少し文多くします
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