第42話 校長の頼み事4
鳥取に着いたらパトカーが一台停まっていて、名前を告げると案内しますとパトカーに乗せてくれた。
やはり鳥取砂丘かぁ、水木しげるロードが良かったなぁと思いながらダンジョンの階段を降りていくとモンスター。斬って斬って行くとレアモンスターで甲冑姿のスケルトンだ。
なかなか強かったが、所詮骨なのでしょうがないが、満足げに塵になっていった。なのある武将だったとか?刀は消えなかったので アイテムボックス に入れて置く。
半日かけて50階層にきたので扉を蹴り飛ばすと、またレッドドラゴンかよ!
『エンドオブハート』
塵になったのでドロップ品を拾いに行くと、魔石とスキルオーブ、ランダム
宝箱からは500万円とスキルオーブランダム。最近ランダムが多いな。
武将にジョブチェンジしてダンジョンコアに消去を命じて外に出る。
パトカーにまた空港まで送ってもらい長崎へ。
長崎に着くとパトカーが待っていたのですぐに名前を言って飛び乗る。
なぜかって?警察官が焦っているからだ。
現場に着くともうモンスターが出てきているので先に周りのモンスターに『挑発』をかけて倒していくのと同時にエリアヒールだ。
「怪我をしてる人を中に!」
「はい!」
消えていく傷に驚いているがまだ大物のガルーダが上にいる。
『挑発』やっぱり効かないかよ!
「『レイブレード』届け!」
『グァァアァア』
よし掠ったな!
こっちだ来い!きた、『レイブレード』
塵になっていくガルーダを横目にドロップ品を回収して中に突撃していく。
外はもう安全なので後は中を片付けるだけだ。ようやく50階層に辿り着くと扉を開ける。キングガルーダだ。
お互い睨み合うが先に動いたガルーダに肩を傷つけられたが。捕まえた!『エンドオブハート』塵になっていくドロップ品は魔石とマジックバック。宝箱には500万円とスキルオーブランダムが入っていた。
ようやく終わった。
外はもう真っ暗であるビジネスホテルに初めて泊まり朝イチで学校にいき校長の頭に紙を叩きつける!
「ふざけんなよ!どこまでいかせる気だ!」
「し、しょうがないじゃろ!シアを日本人にしたんじゃからその代わりじゃ!」
「それを言えば良いってことじゃ無いぞ!」
「だからあえて言わんかったじゃろうが!」
「こっちこそだから行ってやっだろうが!」
「「はぁ、はぁ、はぁ、」」
「まぁ座れ」
「おう」
「一応校長じゃぞ!」
「守られる方の生徒だぞ!」
「くっ!」
勝ったな。ほんとにこの校長は!
「ただ、これでいっときはなくなるだろうよ」
「は?これでいっとき?なにやってんすか?冒険者は?」
「みんな必死じゃよ。よくやっとると思っとる」
「ふざけんなよ!こっちだってギリギリのとこに行かされてるんだよ!」
「分かっとる!危なかったと聞いておる」
「じゃあ」
「それでもなんとかできるのがお主しかおらんからじゃ」
それで、納得しろってのが無理な話だ!俺はスーパーマンじゃ無いんだぞ!
「海外だってあるだろう!」
「海外まぁ大打撃だな」
「3年あってこんなもんかよ!」
「そうじゃ。わしだって情けなく思っとる」
扉が開いて鬼塚先生が入ってくる。
「職員室まで、響いてたからな!あまり校長を責めるな」
「責めるな?じゃあ俺は良いのか?」
「そうは言ってない」
「じゃあなんだよ?言ってみろよ?」
「止めろ、鬼塚先生も戻りなさい」
「っ!はい」
鬼塚先生は出ていく。
「悪かった!お前の強さを知らしめてしまったわしが悪い」
「当たり前だ!俺は一年あっちで死ぬ思いをしてきたのにやっと帰ってきてこれはあんまりだ」
「そうじゃったの、わしが間違ったおった。だが、本当に危機の時は助けてくれぬか?」
はぁ。最後はこうなるのか。
「嫌だ。俺は俺のために動く」
「な、なぜだ!国が危機なんだぞ!」
「自分だったらどうするんだ?」
「もちろん「やらないだろうな」な」
「口ではなんとでも言える」
「ワシにやれと」
「あぁ。全員だよ」
「死ぬに決まっておる」
「死ぬのは怖いか?」
「当たり前じゃ」
「俺もだ。じゃあな」
「皇!悪かった」
俺は扉を閉めた。
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