第36話 上級ダンジョンと吟遊詩人


 薬師もレベル99にしたら吟遊詩人が生えてきた?どう言う理屈なんだよ?


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

医師(手当て 医薬精通 医術熟練 診察 患部鑑定 外科・内科 無菌室 オペ 蘇生)

薬師(処方箋 治癒術 医薬精通 キュア 継続手当 毒処方 ヒール ハイヒール エリアヒール)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 ダブりが目立つけど蘇生なんてできるのか?

・蘇生ー死亡後五秒以内であれば蘇生可能

 無理だろこれ。


 それより今度は吟遊詩人かよ。

 上級ダンジョンだな。さっさと行って帰ってくるかな。

「どっかいくの?」

「上級ダンジョンに少しな」

「あ、あーし行きたい」

「あたしも!」

「んー、?んじゃ準備わできたら行くか?」

「「「わーい」」」


「女の子の準備は長い」

 車で待っているがなかなか出てこない。

「おっまたー!」

「まった?ごめんね」

「いくぞー!」

 元気だなぁ。


 上級ダンジョンならシアがいるから大丈夫だろう。

「とりゃ!」

「シアは魔法使いだろ?」

「だって上級は杖で叩いた方が楽なんだもん」

「あーしは耳を疑ったけど?」

「私も同じく」

「俺も吟遊詩人だから短剣しか装備できないからな」

「あー、ジョブってやつね」

「今幾つあんの?」

「30ちょい、かな?」

「わかってねーじゃん」

「いいの、その時に使えるから」

「シアがいるから別行動するか」

「はーい!」

「怪我だけはすんなよ!」


 俺は走ってダンジョンのなかのモンスターを蹴散らしてく、最後の50階層。ブラックスミスにしてと、扉を開けるとレアモンスターのアダマンタイトゴーレム。


 まあ、関係なく瞬殺できるからボコボコにしてやる。

 塵になってドロップしたのは魔石とアダマンタイトのインゴットだ。宝箱には五百万円とスキルオーブの手当て。

 吟遊詩人はまだ上がり切ってないのだ。

 もう一度だな。

 外に出てまた最速で50階層に到達する。

「はあ、はあ、はあ、」

 流石に二周目をダッシュすると疲れるな。

 吟遊詩人もレベル99に上がったし!

 ブラックスミスでぶち壊してやんよ!

扉を開けるとレアモンスターのヒヒイロカネゴーレム?!まぁいっしょだっての!

 塵になって行く、ドロップはヒヒイロカネのインゴットと魔石。宝箱には500万円とスキルオーブの瞬歩。

 持ってないスキルだったので俺が取得して外に出ると、3人とも車の前で待っていた。

「おっそい!」

「いや、三分くらいでしょ?」

「そんな待ってないよ」

「悪いな、で?どこまで行ったんだ?」

「え?攻略しちゃったよ?」

「シアがどんどん進んでいってさ」

「私達も置いてかれないように着いていったら50階層のボスだったんだよ」

「まぁ、しゃあないか、なんかいいの出たか?」

「じゃーん!マジックバックが二つも出たの!スキルオーブも瞬歩でよかったよ」

「へぇ、よかったじゃん。俺はインゴットばっかりだったよ」

「インゴット?」

「金属の塊だな」

「うわ、いらねー」

「だろ?でも、ブラックスミス持ってるからな」

「アクセとか作れるの?」

「残念、彫金師は持ってないんだよ」

「武器のみね」

「そう言うことだ」

 みんな車に乗って発進、家に着く頃には3人とも寝ていた。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

吟遊詩人(バトルボイス 戦歌 軍神のパイオン トルバドゥール 賢人のバラード 旅神のメヌエット バーストショット 地神のミンネ 光神のフィナーレ) 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る