第25話 九尾の狐


 休み二日で特級ダンジョン攻略できることがわかったので土日で攻略を試みる。

 鳥居を抜けた背後にダンジョンの入り口。

 次の日の三時ごろには100階層に到着して、扉を開けるとまた九尾の狐!

「今度こそちゃんと話をしようじゃないか!」

『五月蝿い』

 尻尾が蛇になってくるので片付ける。

「だからお前じゃ勝てないからとりあえず」

「いやじゃ!」

「ぬおおぉぉぉどっせい!!」

体当たりをしてきたのでうっちゃりをかます!

「ほんとにちゃんと話をしようぜ?」

『話すことなどないわ!』

 炎を吐き出すのでバリアで遮る。

「なあ、少しくらい話したっていいだろ?ここに来るまでで疲れるんだよ」

『ならそのまま逝けぇ!』

「このわからずや!」

『シャイニングブレード』

「なぁ。ほんとに話す気ないのか?」

『ないな』

「いや、話す気がないなら答えないものだ!さぁ、話をしようぜ!」

『惚けたことを』

「なんでここにいる?なぜ戦う必要がある?俺には戦う意志はない!」

『何故ここにいる?お前たち人間が封印したからに決まっておろう!』

「じゃぁ何故封印された?人を殺して回ったとか?理由があるだろ?」

『人を喰らっておったわ!生きるためじゃ!人だって牛や豚を食うではないか?』

「そうか、他の食べ物はどうだ?林檎とか?」

『は?人間が1番楽ではないか?そこら中にいて、食べてくださいと言わんばかりに無防備じゃ』

「はぁ、他の食べ物も美味しいのになぁ。そんな人に封じ込められたのにまだ食べたいのか?」

『あぁ!己をこんな所に縛り付けた人間を食い殺してやりたくてな!』

「もうそんな人間は死んでるだろ?」

『子孫でもいい、まぁ、誰でもいいのだけれどな!』

「救えねぇなぁ。それじゃあ救えないんだよ」

『あははは、救えなどと言って居らぬぞ!我が食い殺してやる』

「シャイニングブレード」

「エンドオブハート」

 九尾の狐は敗れて塵になる。

「少しは考えろよ?」

『主を食ってからな』


 ドロップは小太刀と魔導書。宝箱には一千万円とジョブオーブが入っていた。

 今回は付与術師か。


 どうにかならんもんかね。

 できればこのダンジョンを無くしてやりたくないな。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

皇 隼人スメラギ ハヤト 17歳

レベル1023

職業 剣士      レベル99

   拳士      レベル99

   シーフ     レベル99

   魔法使い    レベル99

   商人      レベル99

   アサシン    レベル99

   騎士      レベル99

   僧侶      レベル99

   魔法剣士    レベル99

   付与術師    レベル0

   ブラックスミス レベル99

   錬金術師    レベル99

   暗黒騎士    レベル99

   聖騎士     レベル99

   侍       レベル99

   忍者      レベル99

   歌舞伎者    レベル99

   ロイヤルガード レベル99

   メカニック   レベル99

   ギャンブラー  レベル99

   遊び人     レベル99

   すっぴん    レベル99

   狩人      レベル99

   竜騎士     レベル99

   ルーンナイト  レベル99

   聖者      レベル99

   賢者      レベル99

   勇者      レベル99

スキル ジョブシステム

 剣士 拳士 シーフ 魔法使い 商人

アサシン 騎士 僧侶 魔法剣士 ブラックスミス 暗黒騎士 聖騎士 侍 忍者 ロイヤルガード メカニック ギャンブラー 遊び人 すっぴん 狩人 聖者 賢者 勇者

竜騎士 ルーンナイト

歌舞伎者(キセル打ち 一太刀 絡繰 見得切り 鏑斬り 寸止め 乱舞 大乱舞 大見得切り)

錬金術師(倹約 秘訣 作業 加工 集中加工 インスピレーション 合成 マニピュレーション 秘密)

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 はぁ、本当に救えないのか?

 あいつは間違ってない、俺だって人間が餌であれば食っているはずだからだ。でも一度負けたら恐いはずなんだよ。それでも食うのはしょうがないのか?今度は油揚げでも持って行くか?


 次の日の学校にて、

「なぁ、千聖?狐ってなにたべるかしってる?」

「ネットで調べれば?」

「なっ!?」

「なによ?」

「雑食なんだってさ」

「狐でも飼ってるの?」

「好き嫌いの多い狐がいてね」

「ふーん」

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