第23話 九尾の狐と歌舞伎者
校長に付き合わされダンジョンバスツアーとなったが、生徒に舐められてる先生もいてとても嬉しそうだった。
校長の機嫌も良く特級ダンジョンは東京駅から徒歩五分ほどのとこにあることがわかった。
教室に入るとお疲れとみんなが出迎えてくれる。なんて暖かい奴らなんだ。
で、詳しく教えれば職権濫用だとかいいだすが、俺がいいといったのでそこは多めに見よう。これで助かった先生もいることだしな。
次の休みはシアと東京駅にきた、教えてもらった地図に書いてあったのは鳥居の裏に有るらしい。鳥居を潜り後ろを振り返るとダンジョンの入り口が開いていた。
ダンジョンに入って行くとそこはやはり上級と違い殺気が出まくりだわ。でもまだ一層俺たちの敵ではない。
30階層で小休憩をとって50、80と攻略していく。
ようやく100階層にきた頃には次の日の昼頃になっていた。だてにレベル上げをしているわけじゃないんだ。
「開けるぞ!」
そこには九尾の狐がいた。“コーン“となくと炎の渦が俺たちに襲いかかる。
バリアで防ぐと、
「しゃべれないのか?」
と聞いてみる。
「なんでぇ?私の部屋に無断で入ってきておいて」
「やっぱり喋れるんじゃないか!」
「おまえの話は聞いていない!」
今度は尻尾が蛇になって襲ってきた!
「争いに来たわけじゃない!」
「しらん!」
くっそ!やられっぱなしも癪に障る。
『シャイニングブレード』
「オラァっ」
尻尾の一本が切れた。
「よくもよくもやってくれたなぁ!」
「話を聞かないお前が悪い!」
「狭小な人間の何を聞く?あいにくやられるわけにはいかんでのぉ!」
9尾、いや8尾の狐は突進してくると火を纏ってくる。
『シャイニングブレード』
『桜花』
剣を鞘に戻すと狐は塵になっていく!
「なぜ話を聞かなかったんだ!」
『へっ!おめぇらのはなしなんか聞きたくもねえよ』
「くそっ!」
ドロップ品は刀と魔術書が2冊、宝箱には1000万円とジョブオーブがあった。ジョブは歌舞伎者。
「なんでしゃべらなかったんだよ!」
「隼人のせいじゃない」
「でも。くそー」
もう一度来ても同じだろうか?
「よし、今度もう一度来よう」
歌舞伎者がジョブに入り、魔術書は焔魔法と回復魔法だった。
俺たちはダンジョンコアに触ってから一層へと戻り外に出る。
もうすぐ三時か、腹減ったなと思いながらシアを見ると笑いながらお腹をさすっている。
「腹減ったな!」
「はい!」
次の日は朝報告のためにら校長室に来ていた。
「あれから初級ダンジョンだがハマってしまってね!」
自分の刀を磨いている。
「東京の特級ダンジョンに行ってきました」
「して、どうだった?」
「九尾の狐で話はできましたがこちらを恨んでるような感じで、全然話になりませんでしたのでたおしました」
「そうか、ではダンジョンは?」
「まだ壊してません。もう一度話してみようと思います」
「そうか!なら、ワシはなんも知らんかったということでな」
「まぁ、そうなりすね」
「「あははは」」
「強かったか?」
「まぁ、強かったですよ」
「お主はそこが見えんのぉ」
「浅すぎて見逃してるだけじゃないですか?」
「そうかものぅ?」
校長はわらっていたが、
「だが気をつけろよ。ダンジョンを利用しようとする輩があるらしい」
「分かりました」
「じゃあ学業を頑張るのじゃ」
「はい」
俺は教室に入るとシアが笑顔で迎えてくれる。
「九尾の狐のことを報告してきたよ」
「で?」
「俺に任せるってさ」
「そうですか」
歌舞伎者も上げないとな。
またレベル上げの日々だなぁ。
「楽しいですよダンジョンデート」
「そうか?あれはデートと言わないんじゃ」
「隼人と一緒ならどこでもデートです」
はぁ、可愛い嫁さんだなぁ。
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レベル1023
職業 剣士 レベル99
拳士 レベル99
シーフ レベル99
魔法使い レベル99
商人 レベル99
アサシン レベル99
騎士 レベル99
僧侶 レベル99
魔法剣士 レベル99
ブラックスミス レベル99
錬金術師 レベル0
暗黒騎士 レベル99
聖騎士 レベル99
侍 レベル99
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歌舞伎者 レベル0
ロイヤルガード レベル99
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遊び人 レベル99
すっぴん レベル99
狩人 レベル99
竜騎士 レベル99
ルーンナイト レベル99
聖者 レベル99
賢者 レベル99
勇者 レベル99
スキル ジョブシステム
剣士 拳士 シーフ 魔法使い 商人
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竜騎士(トゥルースラスト ライフサージ フルスラスト ランスチャージ ジャンプ ドゥームスパイク スパインダンブ バトルリタニー ドラゴンダイブ)
ルーンナイト(ルーンマスタリー エンチャントブレイド ソニックウェーブ ファントムスラスト ハンドレッドスピア イグニッションブレイク ルーンブレイド ルーンブレイク フルムーン)
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