“運命”が嫌いで仕方がない オメガバース
自主企画「お題小説 〜貴方の描く物語が読みたい〜」の⑤
https://kakuyomu.jp/user_events/16817330665582564733
自主企画「〇〇バース小説」
https://kakuyomu.jp/user_events/16817330667784496459
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不安で、不安で仕方ないんだ。
この忌々しい呪いの様なバーズがキミを奪うのではないのかと。
何も取り柄の無い平凡なβの自分にはキミを止められない。
まして運命の番だったら止めると言う言葉は存在しないだろう。
だって“運命”なのだから。
ただのΩよりも強力な力がキミに近づいた時、キミはその“運命”に手を伸ばすだろう。
キミは背を向けてそいつと遠い所に行ってしまうのでは?
或いは少し悲しい表情で見てくるかもしれない。
それとも蔑んだ目で見てくるかも?
だけど自分にとってキミが別の人の手を取るということが我慢出来ないんだ。
キミが愛してくれているのは分かっているけど、それでも信じられないんだ。
分かっている。分かっているけど、それでもッ……
キミを信じれない自分が嫌いでしょうがない。
そして、それを全て“運命”のせいにしてしまう自分が嫌いだ。
だけど結局この世界に不安要素があるのが悪い。
本当に“運命”が嫌いで仕方がないよ。
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