【トラック4】ステップ4 お嬢様との恋人耳かき♪
◆聞き手の部屋・トラック3の続き
※聞き手のセリフは補足的なイメージです
聞き手と乃愛は向かい合って座っている
//立ち位置:正面・普通
「(興奮したように)お兄さん。私、今日はとても成長している気がします」
「あーんもして……マッサージもして……」
「だんだんと男の人に慣れてきた気がします」
「これは、もう……とっておきのステップができるかもしれません」
聞き手「とっておき?」
「はい、私が恋人ができたらしたいことリストの中で、私が一番したかったもの……」
「そう、それは…………耳かきです!」
「少女マンガや恋愛ドラマによく出てくるじゃないですか。ヒロインが相手の男性を膝枕するシーン……」
「(妄想にふけりながら)愛する男性をまるで聖母のようにやさしく微笑んで見つめるヒロイン……ああ~、なんて尊いのでしょう。あれに、私、とっても憧れてたんです」
「これをしなければ、とても人生を終えられないと常々思っていました」
「なのに、私ったら、男の人が苦手で……一生愛する人を膝枕して、耳かきなんてできないと思っていました……」
「でも、お兄さんのおかげで、今なら耳かきができそうな気がします」
「実は、今日のために、新しい耳かきも用意してきたんです」
SE:がさごそとカバンを漁る音
「お待たせしました。では、始めましょうか」
聞き手「えっと」
「……お兄さん、どうしたんですか? もしかして、私が耳かきが本当にできるか心配なのですか?」
「大丈夫です。こんな日が来てもいいように、お父様相手にしっかりと練習をしましたから。お父様の太鼓判があります」
聞き手「そういうことじゃないんだけど……」
「それとも、お兄さん。やっぱり私に耳かきされたくないですか?」
聞き手「そんなことないけど」
「では、お兄さん、耳かきをしましょう」
「お兄さんの横に座りますね……」
SE:乃愛がベッドに座る
乃愛(左)・相手(右)
//立ち位置:正面 声の距離:近い)
「はい、準備ができました」
「それじゃあ、お兄さん、私の方に体を倒してくれますか?」
「私の太股に、ゆっくり頭を乗せちゃってください」
相手が乃愛の方に倒れて膝枕されている(相手は外に顔を向けている)
//立ち位置:右後ろ 声の距離:とても近い
「こ、これはやっぱり恥ずかしいですね。ドキドキしちゃいます」
「……お兄さん? なんでそんなに離れてるんですか?」
「大丈夫ですから、もっとこっちに来てください……」
「今日は私とお兄さんは恋人同士なんですから……」
聞き手「ちょっと心配」
「だ、大丈夫です。私が最高の耳かきでお兄さんを癒してみせます」
「だから、もっとこっちに来てください」
SE:もぞもぞと動く衣擦れの音(聞き手が乃愛に体を寄せる)
//立ち位置:右 声の距離:とても近い
「ふふ、ちゃんと来ましたね?」
「では、お耳の掃除をしますね……」
「(緊張した息を吐く)はぁ……なかなか緊張しますね……」
「あっ、もし痛かったら、ちゃんと言ってください」
「まずは右耳のまわりから……」
「……ふう……ん……ふう……(緊張した吐息10秒くらい)」
SE:乃愛の吐息に合わせて耳の周りを掃除する音(10秒くらい)
SE:次のセリフに合わせて耳の周りを掃除する音
「……いかがですか? 痛くありませんか?」
聞き手「とても気持ちいいよ」
「気持ちいい? よかった……。なら、もうちょっと続けますね……」
「慎重に……慎重に……」
「ん……んむ……んん……(集中した息遣い15秒くらい吐息)」
SE:乃愛の吐息に合わせて耳の周りを掃除する音(15秒くらい)
SE:次のセリフに合わせて耳の周りを掃除する音
「……ふう。やっぱり他の人に耳かきをするのは緊張しちゃいますね」
「不思議です。お兄さんじゃなければ、きっとこんなことできないのに……」
「どうしてお兄さんには、自然にできるんでしょう……?」
「ふふ、お兄さんは不思議な人ですね……」
「……では、今度はお耳の中を掃除しますね」
「ん……んむ……んん……(集中した息遣い15秒くらい吐息)」
SE:乃愛の吐息に合わせて耳の中を掃除する音(15秒くらい)
SE:次のセリフに合わせて耳の中を掃除する音
「耳かきをゆっくり……ゆっくり……」
「かりかり……かりかり……ふふふ」
「もう少し続けちゃいますね……」
「はあ……ん……ふう……(集中した息遣い15秒くらい吐息)」
SE:乃愛の吐息に合わせて耳の中を掃除する音(15秒くらい)
「ふう……なんとか、お耳の中の掃除が終わりました……」
「あっ、待ってください。最後は、このふわふわで仕上げちゃいますよ……」
「……ふぅ……んん……ふぅ……(15秒くらい集中する吐息)」
SE:乃愛の吐息に合わせて耳の周りを掃除する音(15秒くらい)
SE:次のセリフの邪魔にならない程度に音量を下げて梵天の音を入れる
「ひゃん」
「お兄さん、どうしましたか? 痛かったですか?」
「平気? くすぐったかっただけ?」
「びっくりしました……もう少しだからいい子にしててくださいね」
「……ふぅ……ん……ふぅ……(15秒くらい緊張する吐息)」
SE:乃愛の吐息に合わせて耳の周りを掃除する音(15秒くらい)
「では、最後に耳に息を吹きかけてゴミを飛ばしちゃいますよ~」
「(ゆっくりと長めに)ふうううぅ~~~……」
「はい、これで右耳が終わりですね」
「今度は反対のお耳を掃除するので、私の方に体を向けてくれますか?」
SE:衣擦れのような音(姿勢を入れ替える)
//立ち位置:左 声の距離:とても近い
相手は乃愛の方を向いている
「……うっ、これはなかなかまた恥ずかしいシチュエーションです」
「男女がこんなに密着するなんて……恋人同士でしかできませんね」
「すごくドキドキして、顔が熱くなってきちゃいます」
「でも、ドキドキしてても、嫌な感じは全然しません」
「これが恋人効果なのでしょうか?」
「ああ、ごめんなさい。では、いきますね……またお耳の周りから……」
「……ふう……はあ……ふう……(緊張した吐息15秒くらい)」
SE:乃愛の吐息に合わせて耳の周りを掃除する音(15秒くらい)
「……こっちも、こんな感じでいかがですか?」
「ふふ、だんだん慣れてきた感じがします」
「では、またお耳の中の掃除をしますね……」
「ん……んむ……んん……(少し集中した息遣い15秒くらい吐息)」
SE:乃愛の吐息に合わせて耳の中を掃除する音(15秒くらい)
SE:次のセリフに合わせて耳の周りを掃除する音
「奥の方から丁寧に……丁寧に……」
「わっ、ちょっと動かないでください……」
「ゆっくり……ゆっくり……」
「あっ、大きいのが取れました」
「お兄さん、耳かき、だんだん楽しくなってきました」
「ん……んむ……んん……(少し集中した息遣い15秒くらい吐息)」
SE:乃愛の吐息に合わせて耳の中を掃除する音(15秒くらい)
「はい、こっちも綺麗になりました……」
「では、またふわふわで仕上げちゃいますよ……」
「…………(15秒くらい吐息)」
SE:乃愛の吐息に合わせて、梵天で耳の中を掃除する音(15秒くらい)
「はぁ……私、今、とっても幸せです……♪」
「夢だった恋人との耳かきができるなんて……」
「いつか本当に恋人ができたら、もっと幸せな気分になれるんでしょうか?」
「でも、今はお兄さん以外の男の人と、こんな風に耳かきができるなんて、全然想像できないです……」
「……では、また最後に耳に息を吹きかけちゃいますね」
「(ゆっくりめに)ふうううぅ……」
「はい、終わりました……こっち向いてください」
SE:衣擦れの音(乃愛に膝枕してもらったまま顔を正面に向ける)
//立ち位置:正面 声の距離:とても近い
「……私の耳かき、いかがでした?」
聞き手「すごく気持ちよかったよ」
「とても気持ちよかった? 本当ですか? ありがとうございます」
「私もお兄さんのおかげで、少し自信が持てました」
「じゃあ、また耳かきを付き合ってくれますか?」
聞き手「えっと、それは……」
「や、やっぱりダメですか? 私の耳かき、気持ちよくなかったですか?」
聞き手「そんなことない。恥ずかしかっただけ」
「そんなことない? 恥ずかしかっただけ?」
「そ、そうなんですね。では、また練習に付き合ってくれますか?」
聞き手「うん、いいよ」
「ありがとうございます! じゃあ、またお兄さん、耳かきしましょうね」
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