第3話 ギャルがただただ耳かきして癒すだけ

//SE 扉が開く音

//SE 水道水が流れる音


真理愛の声の向き:左前 距離:少し遠い

「お風呂上がったんだね」


一拍置いて


「あたしはおにーさんが帰ってくる前にお風呂はいただいたから」


//SE スリッパの音:聞き手が真理愛の方へ近づく。

//SE 水道水の蛇口が閉まる音


真理愛の声の向き:右前 距離、普通

「疲れは取れた感じ?」


一拍置いて


「料理も美味しかったからって言ってくれるのは作った甲斐があったよ」


「それじゃあ、この後だけど」

「たまにはあたしが耳かきしてあげようか?」//小悪魔っぽく


一拍置いて


「恥ずかしいことはないでしょ」

「従兄妹同士なんだし」


「それにただの耳かきなんだし」


一拍置いて


「誕生日プレゼントをもらったし」

「今のあたしができることでお返ししたいんだ」


「それじゃいや?」

「……」//少し心配そうな吐息


一拍置いて


「そうそう」//うなずくように

「最初からオーケーしてくれてよかったのに」

「じゃあ、耳かきするから、こっち来て」


//SE ふとももを軽く叩く音


一拍置いて


//SE 聞き手のスリッパの音:距離変わらない


一拍置いて


//SE ソファに座る音


真理愛の声の向き:右 距離:近い


「さ、さっそく耳かきしよう」

「あたしの膝に頭乗せて」

「リラックスしてね」


一拍置いて


聞き手が真理愛の太ももに頭をのせる

//SE 髪がふとももにこすれる音


真理愛の声の向き:左 距離とても近い

「まずは左耳の外側を……」


//SE 左耳の浅い部分を掃除する音:約二十秒


「どう、痛くない?」//ちょっと心配そうに


一拍置いて


「ちょうどいい?」

「よかったー。じゃあ、続けるね」//安心したように


「耳の外側を、ゆっくりと」

「きゃっ、どうしたの?」//ちょっとびっくりしたように


「痛かった?」//心配そうに

「え、くすぐったかっただけ?」


「ならよかったー」//安心した様子で


「やっぱり、おにーさんは耳が敏感だね」

「前も耳かきした時、びくっ、てなってたし」


「その反応、かわいいよ。おにーさん」//少しからかうように


一拍置いて


「え、男にかわいいって言わないで、って」

「男の人ってかわいいって言われるの好きじゃないの?」


一拍置いて


「そんなものなんだー」


「あたしはかわいいってホントに思ったんだけどね」

「もちろん誉め言葉として」


「けど、男の人からすれば好きじゃないんだね」//納得したような感じで

「これからは気を付けるね」


//SE 左耳の浅い部分を掃除する音:約十秒

「……」吐息交じりに:約十秒


「ゆーっくりと、やさーしく」


//SE 耳の浅い部分を掃除する音:約十秒


「どう? 気持ちいい?」


一拍置いて


「よかった。それじゃあ今度は奥の方を掃除してくよ」


//SE 左耳の中を掃除する音:約二十秒

「……」吐息をこぼす:約二十秒


「おにーさんって耳きれいだよね」


「おにーさん自身が時々耳掃除するからもあるけど」

「耳掃除のしがいがないのもそれはそれで物足りない感じ」


//SE 左耳の中を掃除する音:約十秒

「……」吐息をこぼす:約十秒


「はい。最後にこのふわふわしたところで綺麗にするね」


//SE 梵天で左耳を掃除する音


「あ、びくってした」

「ぞわってしたの?」


「そうなんだ。じゃあ、もっとこしょこしょしちゃおうかな?」//悪戯っぽく


//SE 梵天で左耳を掃除する音


真理愛の声の向き:左耳 距離:とても近い

「こしょこしょ~。こしょこしょ~」囁き声、悪戯っぽく、ゆっくりとした口調で

約二十秒繰り返し


「どう? 気持ちいい?」囁き声、優しくゆっくりと


真理愛の声の向き:左 距離:とても近いから近い


「はい。左耳の掃除は終わったよ」

「次は右耳ね」

「体の向きを変えて」


//SE 寝たまま体の向きを反転させる音


真理愛の声の向き:右 距離:近い


「はい。それじゃあ、次は右耳の掃除をするね」

「最初に、外側から」


//SE 右耳の外側を掃除する音:約二十秒


真理愛の声の向き:右 距離:とても近い

「……」吐息をこぼす:約二十秒


「どう、右耳も気持ちいい?」


一拍置いて


「よかった。おにーさんもリラックスしてきてるね」

「返事がとろけだしてるよ」


「気持ちよくなってるんだから、そうなるんだよね」

「それはうれしいな」

「……」//嬉しそうな吐息


//SE 右耳を掃除する音:約十秒

「……」吐息の零れる声:約十秒


「右耳の外側も掃除できたよ。次は耳の中を掃除するからね」


//SE 右耳の中を掃除する音:約二十秒

「……」吐息の零れる声:約十秒


真理愛の声の向き:右 距離:とても近い

「どう、おにーさん。どんどんリラックスしてきてるね」

「もっとリラックスしてもいいんだよ」


//SE 右耳を中を掃除する音:約十秒

「……」吐息が零れる声:約十秒


真理愛の声の向き:右 距離とても近いから近い


「はい。最後にふわふわの部分できれいにするね」


//SE 梵天で右耳を掃除する音:約二十秒


真理愛の声の向き:右 距離:とても近い

「どう、こっちも気持ちいい?」


一拍置いて


「そう。気持ちいいんだね。よかった」


「……」吐息の零れる声:約十秒


「こしょこしょっと」


//SE 梵天で右耳を掃除する音

真理愛の声の向き:右 距離:とても近いから近い


「はい。右耳の掃除もおわりだよ」


//SE ふとともから頭が離れる音


「お疲れ様」

「どう? 少しはリラックスできた?」


一拍置いて


「よかったー。顔の表情もリラックスできてるみたいだし」


一拍置いて


「プレゼントのお返しには足りないかもだけど」

「おにーさんの体が少しでも楽になったならよかった」

「……」嬉しそうにほほ笑む声


「まだ機会があったら耳掃除してあげるね」//楽しそうに

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