第4話前回の事件の犯人
「えぇ〜、皆さん。犯人はこの中にいます」
黒井川警部は、
「います。って、どうやってあの部屋に入る事が出来たんですか?」
「それは、犯人自身が施錠したんです」
「犯人自身?」
「はい。今回は狂言殺人です」
「き、狂言殺人?」
「亡くなった、神宮社長は手袋をして部屋を荒らし、階下の駐車場に手袋を窓から投げ捨てたんです」
「大塚さん、これで外部からの侵入者に殺された様に偽装して、保険金で会社の立て直しを図ったと言うわけですか?」
大塚は、はぁ~とため息をつき、
「そうなりますね。免責事項をクリアすれば保険金はおりますが、全ての保険が自殺に保険金が下りるわけではありませんが、一定の思考が喪失状態なら、下りるわけでして」
美代子は落ち着いていて、
「主人がそこまで追い詰められていたなんて……」
正解は、狂言殺人。密室の殺人現場は神宮音彦の作り上げた、偽装された密室でした。
正解読んで、怒らないように。何せ、15分くらいで思い付いた事件なので。
正解者は、オカンさんでした。
大塚探偵ミステリー劇場 羽弦トリス @September-0919
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