ごきげんよう、マコトさん、ここにきて遂に自分の意志を通そうとしましたね。
ここまで記憶のない、自分のアイデンティティさえ揺らいでいる状態で、ケルス姫、シュティーナ1号&2号と都度振り回されてきましたけれど、疑問と疑念が深まるにつれて、こうなれば自分自身で考え見極め動くのが最善、そう判断したのでしょうか。
もしもそうならば、無意識のうちに徐々に勇者マコトの意思がじわじわと表層に侵食しつつあるのかも。そうなら良いのですが。
エルサさんが目の前にいて、現時点では一番自然な勇者マコトの知人、と思える言葉や行動をとっているのも一因かしら?
そして頼み事というのが、結晶剣を壊せとか魔物の女王を倒せ、そんな大きなことではなく仲間を助ける手伝いを、ですか。これも鵜呑みにできませんけど、現実的で信じたくなる依頼ですよね。
それにしてもシュティーナ1、何故エルサさんを避けさせたいのか?
シュティーナ2は問答無用で殺害したけれど、エルサさんは殺害できなかったのか? 記憶喪失を知らない(と装っている?)エルサがケルス姫サイドとするその理由。
これらはシュティーナ1の信頼度を下げる材料ではありませんが、深まる謎を整理する足がかかりにはなりそうですよね。
作者からの返信
ごきげんよう! いつも鋭い指摘や考察をして頂きまして、本当にありがとうございます! 思わずハッとするのは、おだ様の感想を読んでいると良くある事です(笑)
さて、マコトも色々振り回され過ぎて、何をするのが最善か、自分の頭で考えて行動するようになりました。流されるまま行動する事が、果たして正しいのかとという疑念から出た行動でした。
エルサの行動は善意の元、仲間の回復を願ってのものに見えますよね。
自分が巻き込んだ負い目、というのもあるのでしょうが、自分一人なら逃げ出せたとしても、それを良しとしなかった。
結晶剣とマコトを巡る戦いも、今のところ知らない様子です。とはいえ、ですよね……。
ただ、シュティーナ1がエルサを避ける指示を出して、殺さなかった理由というのは、そう難しいものではないのです……。
魔物の誘導や誘引を優先させていましたからね……。エルサは邪魔な存在ですが、両方を同時には出来ないタイミングだった、というだけだったのです。
本当なら、始末しておきたかったでしょうね……。
コメント失礼します。
エルサ姫登場!シュティーナさんやケルス姫とは距離を置いている人物のようです。
でも、マコト君は3人の中では話やすいひとみたいですね。
これからエルサ姫も加わって、物語がどんな展開になるのか、興味がつきません。
シュティーナさんは一体どんな人なのか?ケルス姫はマコト君の記憶を奪ってどうするつもりなのか、次回以降も楽しみにしています。
作者からの返信
コメントありがとうございます!
エルサはこれまで関わって来た人達の中では、最も中立的な立場というか、この事件に関わりの薄い人物です。
マコトとも、それなりに良い付き合いがあった様子ですね。
あぁいうカラっとした性格ですから、そのお陰もあって話やすいのかもしれません。
そして、ケルス姫の動向やその目的とは何なのか、是非続きを読み進めて頂きたいと思います!