2023 10 27

 脳出血で車は止めた方が良いと云われ廃車にして三年です。身体の方の麻痺は殆ど無いようになりましたが、多少フワフワした感じはあります。一合の酒を呑んだような感じです。友人には「タダで吞んだようでラッキーやないか」なんか云われるのですが、他人事や無いで!

 車が無くても何とかなります。廃車寸前で20年落ちですから、新車を買って10年は運転すると思ったのです。ですが、新車が300万、保険が一年で5万、税金、ガソリン代、車検代etc とかあるので、新車も入れて一年間で50万ほどになります。だいたい自分の家からチャリンコの範囲ですから、車でなくても行けるのです。一年で50万は大きい。

 今は、鈍川のせせらぎ温泉に月に二回に入ることを楽しみにやっているのです。路線バスで行くのですが、50分あります。景色が良いので気持ちよくしていたのですが、先日、路線バスがやって来ません。10分待ってもやって来ません。よくよく見ると、紙に貼っている文字が「9月をもって神子森(みこのもり)線は廃止になりました」とありました。アッチャー………

 路線バスもだんだん廃止になっている訳なんですな。

 バスも無くなったのでタクシーしかありません。しかし、タクシーの往復だったら1万円やし。せせらぎ温泉行は終わりかも……



DWさんの事(その3)

 後発の松下電器は販売ルートがない。国民政府にも共産党にも売ったそうです。本当は売ったらいけないことでしたが、販売先は国民政府が大口でした。しかし、日中戦争が悪化し、共産党も国民政府も撤退するのです。撤退と云っても、DWさんが云うには「いわゆる夜逃げや」。松下電器の上海支店もの閉鎖したのですが、本社の松下幸之助は「閉鎖はしても金はもろとかないかんやで。何にもなしで日本に帰ったらあかんで」と云う電報がありました。そんなこと言うても、国民政府は重慶にあるし、日本軍が空襲したりして、決死の覚悟じゃないと重慶には行けない。それでも、飛行機をチャーターしてまで重慶まで行くことにしたようです。

        つづく




 ホームページは終了です。ブログは、カクヨム小説の「ともぞうエッセイ」で続きます。



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