前のエピソード――2023 10 13

　ウクライナとロシアも戦争やってますが、またぞろ中東でドンパチが始まりました。今度は、イスラエルとハマスです。

　学生の頃、一般教養の世界史の講義がありました。教授はローマ、ギリシャ、中東の専門家でしたが、教授が若い頃に留学で、飛行機で、シンガポール、インドを経て、中東に行ったようです。先生が云うところ、インドから海ばかり、それから砂漠ばかりで、窓からの風景は全くです。他の客も寝ているか、本を読んでいるしかないのです。今は、映画とかドラマとかありますが、その頃はありませんでした様です。

　小さな子が「あれは何処？」と行った時、地平線の中に緑の点があり、それがみるみる広く緑の大地になったのです。そこがイスラエルでした。

　教授は、「神が約束した土地とか旧約聖書とか色々のありますが、要するに、あの緑の大地に住みたかっただけや。何千年もあの大地の争奪の歴史や」と云ってました。たぶん、これから何千年もあるのだと思います。

　ユダヤには失われた10部族がいるとありますが、その10部族の一つが日本だと云う話があります。ですが、日本人は中東にはもう帰らないと思います。面倒な事には顔を出さない。

DWさん(その2)

　松下電器の上海支店長になったのですが、販売ルートから始まりました。後発の電器メーカーですので苦労したのだと云ってました。その当時は、日本人、欧米人、中国人とかいて、毎日が夢の様だったと云ってました。いわゆる、映画の上海バンスキングの頃です。得体の知れない奴、日本の軍人、どこかのスパイ、共産党とか国民党とかも。周恩来も何回か会ったこともあると云ってました。

　DWさんは、その頃に嫁さんに出会ったそうです。客とダンサーのカップルです。妾の芸者の子供で父親は東大の教授だったようですが、最初は適当に騙された様にしていたようです。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　つづく