228話 みんなでおふろへ
【ハルちゃんのおふろ!!】
【育ってるハルちゃんのおふろ!!!】
【お胸があるハルちゃゃゃゃゃゃゃゃ】
【草】
【ノーネームちゃんのおふろ!!!】
【ハルちゃんのコピーっぽいってことはノーネームちゃんのおふろ=ハルちゃんのおふろだからつまりははだかが最ここここここ】
【えぇ……】
【一応言いたいことは言わせてくれるっぽいノーネームちゃん優しい!】
【草】
【ノーネームちゃん、音声は切らないでいてくれるもんな!】
【ノーネームちゃん! 信じてるぞノーネームちゃん!】
【俺たち親友だよな!】
【sound】
【only】
【草】
【良かったな! お風呂の音声配信はOKだってよ!】
【ノーネームちゃんごきげんね】
【当然だろ だって体があるんだぞ? つまり……】
【!?】
【●RECCCCCCC】
【草】
【ノーネームちゃん……俺たちを裏切るのか……?】
【いやまあ、これまでもハルちゃんのお風呂とか見てただろうし】
【メ、メスって確定してるからまだセーフ……】
【本当に?】
【なんらかの方法でハルちゃんから孕ませて産まれさせてもらったガチ勢だぞ?】
【もうだめだ……】
【草】
【ここにも濃厚な百合の気配がするわね】
【良い移住先ね】
【ひぇっ】
【変なのばっか来てない?】
【大丈夫、姉御とか始原に比べたらまだおとなしいから】
【単体で比べられる姉御……やっぱちょっとおかしいわ】
「……ほへー、すごい……」
だんだんと濃くなってた硫黄の匂い。
たどり着いた先は……うん。
「これ、普通の温泉だ……露天風呂の」
【あら良い温泉】
【石で囲われた湯船、立ち上がる湯気……】
【ちょっと俺も温泉行ってくる どうせ見れないし】
【ぶわっ】
【明らかに人工物だな】
【人の手は入ってるな】
【じゃあやっぱりこの子たちの集団が?】
【今は居ないだけかもな】
【冷静に考えたら子供たちだけじゃ生きていけないしな】
【いや、でも……水のフロアとかでこういうのって無いか?】
【あー】
【水フロアの水場って言われると確かにそれっぽい】
【ならダンジョンの生成って可能性もあるのか】
【この子たちの言葉が分かればなぁ】
【置いてある桶とかはさすがにドロップ品のアイテムを分解してるのみたいだし……本当、分かればなぁ】
『――――――』
『あるあ、のーむ』
『――、――』
「分かった、お風呂だね。 ……あ、カメラ」
そういえば配信してるかもしれなかったんだ……分からないけど。
あのダンジョンで生活してたときもこれのおかげで寂しくなかったし、今でも何となくつけておいて……観てるかもしれないるるさんとかえみさんにも無事を知らせたいけども。
「ここなら濡れないかな」
ことり。
絶妙な感じの岩があったから、その裏手に頭の上のカメラさんを。
仮に配信されてたとしてもモザイクくらいは掛かるはずだけど……なんか恥ずかしいじゃん?
例え男でも恥ずかしいものは恥ずかしいんだ。
特に今は女の子になってるし、おっぱいもちょっと育ってるし。
男ならおまた隠せば良いだけだけども、女の子だと上も下もで大変だもんね。
【ああああああ】
【ああああああ】
【なんで! どうして!!】
【ハルちゃんはいつもそうだ!】
【ちょっとくらい……ちょっとくらい……】
【うう……】
【毎晩お風呂前に外されてたろ、諦めろ】
【トイレでも必ず置いてってたからな、羞恥心はあるんだ】
【あれでも一応は女の子だからな、さすがにお風呂は配信しないよな】
【しかも今はJS~JKだしな】
【さすがのハルちゃんも、この辺だけはまともな感性】
【そこだけは女神とか天使でいて欲しかった……】
【下位種族の人間に見られても恥ずかしくない精神でいて欲しかった……】
【人間なんかに見られても聞かれても「だから?」って感じで平然としていて欲しかった……】
【俺たちのことをペット扱いして、ペットだから見られても平気って……】
【分かる】
【そうして美しい自然の美を俺たちの前ににににににに】
【草】
【ハルちゃん、結構そういう節あるから期待してたんだけどなぁ】
【人間のことに詳しい女神だぞ? 裸見せて俺たちの目が潰れることを心配してくれてるんだ】
【なるほど】
【でも俺、目が潰れても良いからハルちゃんの裸見たかった……】
【分かる】
【分かりすぎる】
【ハルちゃんの裸を見てそうなるなら本望……ああ、これがないないされる気持ち……】
【戻って来い】
【危険だから、マジで】
【草】
【ちょっと理解できて草】
【そこんとこどうなの? ノーネームちゃん】
【ダメ】
【ちぇー】
【草】
配信が続いてるとかは……さすがにもう、無いとは思う。
だって1ヶ月だよ?
それからさらに何日も経って……あんな不思議空間通った先のダンジョンだよ?
まず間違いなく配信は止まってる。
それはほぼ確実。
でも、ノーネームさんは居る。
姿は……なんか……うん、ずいぶんかわいくなっちゃったけど、こう……雰囲気的に本人っぽいし……。
だから、万が一。
いたずら好きな性格だから、こんな僕のことを面白がって配信を続けさせてる可能性は結構ある。
あのカメラも作動してるし。
電池、充電してないのに。
もしそうなら……僕がこうやって今でも一応は生きてるってるるさんたちに伝えられるけども、その他大勢の人たちにも観られてるってこと。
もちろんそれは嬉しい。
だって、僕の無事をみんなに伝えられるから。
だからこそ、お風呂とかは……ねぇ。
『ある?』
「あ、うん、僕も。 ………………………………」
『?』
……びっくりした。
びっくりしたってのは……うん。
性的にどうとかはないけども、他人の裸ってのはびっくりするもの。
誰だって温泉とかプールとか行ったら、異性だけじゃなくって同性の……性的嗜好の範囲から外れてる相手でも、やっぱ見ちゃうものでしょ?
どんだけおじさんとかおじいさんとかだろうと、人間ってのは人間そのものに興味があるように設定されている。
だからうげぇなものでもじっくり見ちゃうものなんだ。
けど今は……小学生くらいの女の子たちの裸が目の前にあって。
男とは違って、顔の真下に視線が吸い込まれる物体があって。
……カメラ、岩陰に置いといて良かったぁ……。
『あるー?』
「……うん、僕も脱ぐね」
しゅるり……ん?
この服……どうやって脱ぐんだろ。
◆◆◆
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