第8話 依頼と眷属ゲット!

僕たちはギルドで登録を済ませた後、門番がいるところまで戻ってきた


「門番さん」


「ん?おう、お前らか」


「うん。さっきはありがとう。無事に登録できた」


「そうか、よかった。それと今更だが俺はガルドだ」


「僕はシュート、こっちは妹のレイ」


「自己紹介どうも。これから依頼か?」


「うん、とりあえず常設依頼受けようかなって」


「なるほどな。戦いになれてるからって気をつけろよ」


「うん!ありがと」


――――――

――――

――


僕たちは、街に来て1日目でまた魔淵の森に戻ることになった


「まさか初日で戻ってくることになるとはね」


「そうだねぇ。適当にぶらついて、ゴブリンとスライムの盗伐と薬草の回収するか」


「お兄とは別々で行動する?」


「うーん、どうしようか」


「浅いところなら、もう一人でも危なくないでしょ。というか、私たちが転移された場所くらいまでは余裕だと思うよ」


「それもそうだし、別れて行動するか」


「うん!それじゃ、体感3時間くらいは、自由に行動しよ!」


「りょーかい。素材の回収は忘れないようにな」


「はーい」


――――――

――――

――


――シュートの視点


話はまとまってこれからは一人


なんだかんだ言ってこっちに来てからは初めてだな


それにゼルネスに来るまでにできなかったことが一つあるからそれも試してみたい


「おーここらへん、スライム多いなあ」


僕は目的のスライムを探す


「やっぱり全然ミスからないや。ここら辺のやつらは殲滅しちゃうか、《風竜巻》」


この風竜巻は結構便利


周り一帯にいる敵を一か所に集めながら、同時に敵を倒してくれるからね


「おっ」


もう少し離れたところにもスライム発見!


「見つけた」


さてさて、お目当てのスライムはいるかな~?


「あっ、いた!」


やっと発見した


ゼルネスに来るまでに倒した数を入れれば500くらいは見てきた気がする


スライムなんて、魔物からあふれた魔素から生まれるから森の中だと結構多いしね


~~~~~~~~~~~~

[名前] なし

[種族] スライム

[状態] なし

[レベル] 1/20

[HP] 15/15

[MP] 10/10

[スキル]

 〇ユニーク


 〇魔法系


 〇武術系


 〇種族別

  【物理攻撃耐性Lv2】【再生Lv1】【吸収Lv1】

 〇その他


[称号]


~~~~~~~~~~~~


そうこれ!


この【吸収】っていうスキル


これ、スライム中で激レアスキルらしい


これの効果は.....


【吸収】

取り込んだ相手のスキルや特性をコピーする。レベルが上がるごとにコピーする確率が上がる。Lv1では10%


こんな感じ


強いでしょ


だから、ちょっとだけ僕の魔力を開放して威圧して.....


「僕の眷属になってね」


そして、僕の魔力を流し込む


うんうん


できたみたい


~~~~~~~~~~~~

[名前] なし

[種族] スライム

[状態] なし

[レベル] 1/20

[HP] 15/15

[MP] 10/10

[スキル]

 〇ユニーク


 〇魔法系


 〇武術系


 〇種族別

  【物理攻撃耐性Lv2】【再生Lv1】【吸収Lv1】

 〇その他


[称号]《シュートの眷属》


~~~~~~~~~~~~


よし、これで目的は達成できたから、あとは適当に依頼こなしていこーっと


――レイの視点


お兄と別れてからは、魔物を見つけ次第ばんばん剣で切り付けて、そのままストレージへイン


私の血から作られた剣で切れば、そのまま、簡単にストレージへ入れることができるから結構便利


「うーん」


浅い


何が浅いって、森が浅すぎて、強い敵が出てこない


私は戦闘狂じゃないけど、戦うのはちょっと好き


.....戦闘狂じゃないからね?


だから、自分と互角かそれ以上の敵がいないか探してみてるけど、いない


お兄と私でたまに模擬戦はしてるけど、若干お兄のほうが強い


お兄って理論的な見た目しといて、結構感覚はなんだよね


だから、戦いとかになると結構強い


まあ、ずっとお兄のこと考えてるわけだけど、この気持ちは家族的なやつなのか、恋愛なのかはよくわからない


けど、ほかの男に靡くことは絶対にない


あ、もうこんな時間だ


そろそろお兄との集合時間だ


――――――

――――

――


「おっ、見えた」


「お兄、大丈夫だった?」


「もちろん」


「どれくらい狩った?」


「うーんと、スライムが87、ゴブリンが96、薬草が下級ポーションにして204本分。お兄は?」


「おーいいね。僕はスライムが158、ゴブリンが65、薬草が下級ポーションにして167本分、それと眷属が1匹」


「眷属?」


「うん、眷属のスライム」


「なんでスライム?」


「まあ、ストレージの中身いらないものとか魔物のしたいとか食べさせられるし、それに、レアスキル持ちだからね」


「あー、だから、やけにスライム狩ってたのか」


「そう、まあ、これから強くなる子だからね」


「名前は?」


「ライムってのは?」


「.....お兄、単純だね」


めっちゃいい名前だと思ったけどなぜかジト目向けられた


解せぬ.....

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