第3話 街へ出発!
「レイ、とりあえず近くの街へ行くか?」
「うん!ついでに遭遇した魔物借りながら今使えそうな地から試してみないとね。」
「そうだね。じゃ、AIちゃん近くの街に案内して。」
『是。現在地から最も近くも街は、多種族国家ファルニル帝国の辺境の街ゼルネスという街です。徒歩で2種間の距離にあります。』
「ゼルネスっていう街だってさ。力試しとか入れたら3週間くらいで着くってさ。思ったより、魔淵の森の奥深くにいるみたい。って言っても、魔淵の森全体で見たら中層あたりだけどね。」
「へぇー。ま、のんびり行こうよ。力ついてきたら、お兄と模擬戦してみたいし♪」
「意外と戦闘狂なんだね.....。ま、レイが楽しければいいか。」
「レッツゴー!」
――――――
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――
「出発してすぐだけど意外と何もないね.....」
「残念そうな顔すんなって。いずれ戦うことになるんだしさ。そのためにも、自分のスキル少しでも鍛えておかないとね。」
「そうだね。お兄は何使うの?」
「とりあえず、地獄門と冥界門はしばらく、使わないでおこうかな。」
「なんで?」
「今の全体魔力少ないし、その状態で使っても強いやつ召喚できないでしょ。だからしばらくは属性魔法だけにするよ。」
「ほほう。じゃあ私は魔法は後回しにしておくね。」
「らじゃ。.....おっ、あそこに川あるし、少し休憩するか。」
「うん!」
――――――
――――
――
「......お兄」
「なんだレイ?」
「お互い言わないようにしてたことあるんじゃない?」
「.....それを今言うのか?」
「だって、自分でこれ確認したらもう認めるしかないじゃん!」
「だよね.....」
そう、神ネクトに種族変更の転生をしてもらった。
そこはありがたいんだけど、なんと僕たちの体、小さくなったんだよね!
はあ、まさか、身長が140cm制度まで縮んだのだ。
もともとは、僕は170cm前半くらい、レイは160cm残半くらいだったのに、だ。
背が縮んだだけでなく、髪と目の色も変わった。
お互い黒目黒髪だったのが、僕は、白銀の髪に綺麗なアメジスト色も目をしていて、レイは、金髪に真っ赤な目をしていたのだ。
二人並んで歩けば、美男美女なのだ。幼いけど。
「お兄、この見た目さ、めちゃくちゃいいとは思うよ?だけど絶対絡まれるよね.....」
「そうだね.....。どうしようか。」
「うー-ん。」
「うー-ん。考えても思いつかないし、今何かできるわけでもないから、未来の僕たちに任せよう!うん、それが1番だね!」
「お兄.....、現実逃避したね.....。」
若干レイにあきれられてる気もするけど気にしないったら気にしない!
――――――
――――
――
しばらく歩いていると、ぱっと見て、ゴブリンとコボルト、そしてオーガの混合集落を見つけた。
「この、自分の魔力を薄く平らに引き延ばして敵を感知する方法結構便利だね。魔力の消費がちょっと大きいけど。」
「そうね。もう少ししたら、スキルでもゲットできるんじゃない?」
「だね。じゃあ、ここでちょっと休憩してから、あそこの集落に攻撃してみるか。」
「お兄は今何が使えるの?」
「とりあえず、ある程度は攻撃できるように、火,水,土,風,雷,氷の矢とボールは作れるようになったよ。」
「いいねー。魔法の基本といえば矢とボールだからねー。」
「そそ。だからそれをできるようにしてみた。あと、おかげで多少魔力が増えたし。で、レイは?」
「私も、属性の魔法にしようか考えたけど、先に血液操作うまくなっておきたいからね。」
「なるほど。」
「まだ完全じゃないけど、血を鋭く固めて魔力流して飛ばしたり、歪だけど剣の形にはできたよ。」
「おっ、それじゃ、無理しない範囲で雑魚処理しながら、レイが前衛、僕が後衛で行くか?」
「了解!じゃ.....」
「「戦闘開始!!」」
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