そろそろサビに行くと思います。
※Youtubeを別タブで開いてくださったからは是非聞きながらお読みください!
<歌詞>1番 サビ
悲しみ愛より深いのは だれ?
生まれくる風に吹かれ 泣いて
でも大丈夫
あなたはすぐに
わたしを忘れるから(歌詞ここまで)
ここまで聴くと、力強い女性像を思い浮かべる。笑顔で、お別れしよう、そんなに悲しまなくてもいいじゃない、どうせ私のことなんて忘れるんでしょ!
とさえ聞こえてきそうだ。
しかしよくよく聴くと、徐々に本当の気持ちが顔を出し始める。
<歌詞>
花を摘んでください
きれいな花を送ってね
この辺りはまだ1番の続きかと思いきや、Bメロのあたりで少しずつ印象が変わり始める。
<歌詞>
永遠だと言って
愛してるって言って(歌詞ここまで)
愛を求める気持ちと、相手を思ってそれを悟られないよう秘めようとする気持ち。
そんな感情のゆらぎのさなか、サビへ。
<歌詞>
壊れてしまうのは何故なのなんて
今は動けない足でいつか
でも大丈夫わたしはきっと
あなたを忘れるから
忘れるから
忘れるかな? (歌詞ここまで)
今は動けない足で、のあたりでもう動くことすらままならないことがわかる。
それでも「いつか」と未来への希望を願う。
そして1番では「あなたはわたしを」忘れる、だったのが、2番では「わたしはあなたを」忘れる、から大丈夫、と言うのだが、忘れるかな? のあたりで、自分の本当の気持ちが垣間見える。
<歌詞>
行かないでって言って
その声で言って
後ろ髪引いて
無理にでも抱いて (歌詞ここまで)
この言葉が相手に発せられたのかは定かではない。でももう本心は隠せない、本当はわたしだってまだここにいたい、行かないでって言って欲しい。
<歌詞>
悲しみ愛より深いのはだれ?
生まれくる風に吹かれ 泣いて
壊れてしまうのは何故? (歌詞ここまで)
このあたりで涙腺は崩壊する。
そして最後
<歌詞>
でも大丈夫 あなたはもう
わたしを忘れるから
忘れるから
忘れたかな? (歌ここまで)
「忘れて欲しい、忘れていいんだよ」
と言っておきながら本当は、忘れてほしくない——
湧き上がる思いに胸が切なくなる。
私がメロディがから感じた壮大な大自然、大きなうねりのような流れは、風ではなかった。人というものの命の流れ、壮大な時間、歴史の中で偶然出会った二人、そんな二人のうち一人だけ先にこの世を去ることになった。その瞬間に流れる一瞬の輝き、それを切り取ったのがこの歌だったのだ。
<次話:風化風葬への思い、Coccoさんへの感謝>
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