https://www.youtube.com/watch?v=qO3Bj9sqlPk

※officialではないのでリンク切れしていたら申し訳ありません……。

※ここからは是非別タブで再生ボタンを押してからお読みください。音声注意！

　壮大な自然、大地、大きなゆったりとした流れを感じさせるそのメロディは、自分の心がまるで空を飛んでいるような、そんな気にさえさせる。

　毎回この曲だけはつい聴いてしまうのだ。

　そして何回も聴いているとあることに気づく。

　この曲は一体何を歌っているのだろうか？

　運転をしながら聴いているので、歌詞をじっくり読んだ事がない。これだけの素敵な曲が実は人間の奥深くに潜む闇を照らし出し、抉りだす。イメージと全く違う曲だったらどうしよう、そんな不安を抱えながら歌詞を読んでみた。

　読んでみて私は泣いた。

　あふれでる涙を抑えることが出来なかった。

　この歳で歌詞を読んで泣くなんてことがあるとは思わなかった。

　その歌詞は、曲のイメージを下げるどころか、その価値を数倍にも膨らませる内容だった。

　そして分かった。あの曲の壮大なゆったりとした流れ、そして力強さ、そして訴えかけるような思い、その全ては歌詞とマッチしていた。言葉を知らずとも、その全てはもうすでに私の心に訴えかけ、届いていたのだ。

　Coccoさんの曲は抽象的な表現も多い。

　しかしこの曲、風化風葬は思ったよりストレートな曲だった。

　一言で言ってしまうと『死にゆく人の愛するひとへ向けた思い』の歌だった。

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