その7:少し眠くなってきたのう(添い寝すやすや)

※シーン情報補足:その6の続き。あなたは二つ並べた座布団の上に寝転がって、隣で同じように寝転がっている明菜の昔話を聞いていた。


//環境音C FI 夏の午後。風鈴(鉄器)の音が断続的に聞こえる。環境音Bより静か。かすかにエアコンの音(要検討)。


●位置:右 近距離

「わしの話はひとまずこれでおしまいだ」


「んー? ……ふへっへっ、鬼の娘の話を端折はしょりすぎたか?」


「まあ、それこそつまらぬ話なのでな……」


「そうさのう(大儀そうに)。また機会があれば少しずつ、話してやろう……ん、ふわぁ~あ~」//だんだんトーンダウンして最後にあくびする。


//少し間を置く。


「最近、とみに暑いであろう?」//眠そう。


「ゆえに、起きる時間を早くして境内けいだいの掃除も早くに済ませるようにしているのだが……どうにも慣れなくての、ふわぁ~う」//さらに眠そう。


「うむん……。もともと朝は弱くてな……」//さらにさらに眠そう。


「んん……ふう……(吸って吐く息遣い)——んん——はぁ……」//寝落ちしかけている。


「ん——いかん……この後、おぬしを……んー——外まで——送って……いか、ねば——ふうぅ……」//寝言のように言う。


「んん……——ふうぅ——ん……ん……」//寝落ち。


//環境音C FO(寝落ちするセリフに合わせてオフに)


<明菜はすやすやと眠ってしまう>


※シーン情報補足:明菜の寝息。規則正しく、寄せては返す波のようなリズムで続く。


「……、……、……、……」//寝息。


「……、……、……、……」//寝息。


「……、……、……、……」//寝息。


「……、……、……、……」//寝息。


「……、……、……、……」//寝息。


「……、……、……、……」//寝息。


「……、……、……、……」//寝息。


「……、……、……、……」//寝息。


「……、……、……、……」//寝息。


「……、……、……、……」//寝息。


※最後の寝息をFO




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